名古屋駅から徒歩15分
名古屋でもっとも古い商店街であり
名古屋には2つしかないアーケード商店街のひとつ
円頓寺商店街にやってきました。
円頓寺商店街の交差点には最近
名古屋といえば三英傑!ということで
徳川家康、織田信長、豊臣秀吉の像ができたんですが
こちらは両手で銃を持つ物騒な織田信長。
こちらは虫歯ポーズで小顔アピールをしている徳川家康。
これは、合戦の恐怖でうんこを漏らし、
そのみじめな姿を絵師に描かせた「しかみ像」
を400年以上経った今
リアルな立体像になり、大きな交差点に座らされ
こうして写真を撮られ、ネットを通じて全世界にさらされるなんて
思ってもみなかったことでしょう。
さらに交差点には三英傑のついでに
名古屋には縁もゆかりもない水戸黄門も登場。
理由は作者の「好きだから」のひと声で。
円頓寺商店街は道幅も広く
天井も高くて明るい、全天候型アーケード。
夏の七夕まつりはじめ、いろんな祭りやイベントが開催。
周辺には企業も多く、子供からお年寄り、
主婦層からサラリーマンまで多くの人におなじみの場所。
▲レトロなスーパーマーケット、丸一ストアー
▲年中クリスマス気分の家
▲2階からキティちゃんがのぞく歯医者
▲昔ながらの菓子処えびすやと、床屋のような外観のはね海老
▲円頓寺商店街のそばには、飲み屋の集まる銀座街も。
▲悪いヤツらが集まってそうなロックバー、テラゾ
かつて、あの有名な
「汚いけどうまい店」で紹介された
レトロ好きにも人気だった純喫茶、西アサヒ
閉店したのち、よせばいいのに改装し、小綺麗になってリニューアルオープン。
“汚い”のひとつ、“外から見たら中がまったく見えない大きな窓ガラス”以外
レトロな魅力はなんにもなくなってしまいました。
店内は、若者から外国人まで気軽に入りやすい明るくシャレた雰囲気に。
昼はカフェ、夜はバルと、アッパークラスが喜びそうなテイストに変身。
さらに2階では民宿も営んでいて、3000円から宿泊可能。
▲各席にはコンセントも配備。時代の波に乗りに乗る西アサヒは、円頓寺の成功者。
▲純喫茶のころからの名物、ふわふわたまごサンドも復活。
これが純喫茶だったころ獲得した賞状とトロフィー。
評価されていた“汚い”部分はいま跡形もありません。
円頓寺商店街の北、
名古屋高速が入り乱れる交差点が明道町。
このあたりにはかつて、駄菓子と玩具の卸問屋が大量に集中していて
昭和23年には100軒の卸問屋が集まる「中京菓子玩具卸市場」も誕生。
全国から人々が買い付けにきていて、相当賑わっていたんだそう。
中京菓子玩具卸市場は平成15年まであったっていうから見てみたかったな~!!
とはいえ今でも少なからず問屋さんは存在しているので
今のうちにしっかり見ておこう。
こちらは明道町交差点の北東、住所は幅下2丁目。
古い建物は残っているものの営業していないお店も多く、
空いた土地を埋めるようにマンションが建っていく状態。
▲のちの、機関車トーマス。機関車やえもんが描かれている川村商店さん。
なにがどうなってるのか、よくぞいままで保っててくださいましたと
感謝と畏敬の念を抱く一帯。
大通りの方から見るとこちらが
明道町の名所、中央菓子卸市場です。
どうですか?この外観。
見事でしょう??
うっすらと見える中央菓子卸市場の文字。
右側には落花生の文字も見えます。
すりガラスにしがみつくスピーカーからは
どんな音が出ていたのでしょうか。
このスバラシイ外観で今でも
絶賛営業中!!なのが奇跡!!!
次から次へとお客さんが吸い込まれていくので
遠慮なく気軽に入ってみよう。
市場の中では数軒の問屋さんが営業中。
通路の両脇にびっしり並んだ駄菓子は基本、
箱売り、袋売りがメインで、単品はほとんどない状態。
一般客のわたしたちでも買える!
ので、大好きだったあの駄菓子をこの機会に大人買いしちゃおう!!
小さいころ大好きだったヨーグルは、今食べると全然おいしく感じない不思議な食べ物。
こどもを産めるほど成熟してしまった証拠です。
上を見上げるとまあ美しい!!!
ステンドグラスのような色とりどりの天井。
差し込む光に照らされる市場は教会のように厳かな雰囲気。
慰安会、旅行、こども会など
人が集まるたびに袋詰めにされた駄菓子が配られていた時代も。
中でも気になる“嫁入り”とは昔
花嫁が実家を出る時に親族が屋根や2階から駄菓子を大量に撒き、
それを近所の人が拾いに来る、菓子撒きという風習。
生まれも育ちもずっと名古屋のわたしでさえも
やっているところを見たことも聞いたこともない昔話の世界。
伝統を重んじる良家なら、今でもやっているかもしれません。
中央菓子卸市場の隣には
目立たないくらいひっそりと鳥居が存在。
細い路地を入っていくと、小さな狛犬もおすわり。
奥に先に進むと、通路にへばりつくように現れる隅田神社。
菓子問屋街の中で人々を見守っています。
▲店先にたたずむ明道町の嫁
名古屋の嫁入りはとにかく派手で金がかかると有名でしたが
それもまた、ただの昔話。
大型トラックに嫁入り道具を積んでいるところなんて見たことありません。
名古屋嬢を嫁にもらっても
安心してください。金、かかりませんよ。
▲建物もカッコイイ菓子問屋。
▲今でも営業中の今泉人形。
こちらは明道町交差点の北西、住所は新道2丁目。
このあたりにはまだまだ絶賛営業中のお店がチラホラあるので覗いてみよう。
大きく嫁入り菓子と書かれた桜井商店さん。
店先には、イベントお子様用や夢のある子供用と
いろんなお菓子の詰め合わせが並んでいて
手を伸ばすことに躊躇するおとなでさえも、ワクワクする品揃え。
▲店内も駄菓子がギッシリ!!
▲これが!寿マークの入った嫁入り菓子!!
▲盛大に嫁入り菓子をばらまきたいなあ~!!!
向かいの菓子問屋たつやさん。
こちらも旅行用、嫁入用、イベント用と大量の駄菓子が並び、
バレンタインやひなまつりなど、季節にあわせた商品も多い。
▲中には見たことあるようなニセキャラが描かれたものも。
▲奥行のある広い問屋さん、松田商店さん。
▲玩具問屋の杉山商店さん。
玩具から生活雑貨まで品揃え豊富な堀商店さん。
わたしはここで幻の逸品
ずっと探し続けていた点取り占いを発見!!
震えながら手に取り、店員さんに聞くと
デッドストックですといわれ800円で即購入。
いい買い物したなあとホクホク顔で帰宅。
もったいなくていまだにひとつも開けてません。
さらに調子に乗ってもう1つ
イラストのかわいさに惹かれてこちらの商品も購入
くじ引きの景品セットとのことだけど
わたしがセットごと大人買い
こうゆうとき、おとなになれてよかったなと実感しますね。
この、本物に似せた明らかなパチモン感がかわいいでしょ。
パッケージはそれぞれ違うんだけど
中身は全部同じ味のベビースターラーメンみたいなやつだって。
結構な数入ってるけど、全部食べ切るのに何日かかるかな~
円頓寺商店街
住所: 愛知県名古屋市西区那古野1-13-1
中央菓子卸問屋
住所: 愛知県名古屋市西区幅下2-20-18
★★★お知らせ★★★
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