赤れんが郷土館のすぐそばにある
ねぶり流し館にやってきました。
ここは秋田市民俗芸能伝承館という堅苦しい名前がついてるだけあって
その名の通り秋田市の民俗行事や芸能の保存伝承、後継者育成、その練習と発表の場。
ここに行くときはぜひともこの
竿燈(かんとう)の実演時間を狙って行ってほしい!
実演期間は4月~10月までの土日祝日
時間は13時30分から40分程度。
ほかにも展示がたくさんあるので、始まるまでの間や終わってから時間があるときは、じっくり秋田市の民俗芸能を学んでいこう。
2階は秋田市に伝わる民俗芸能の紹介コーナー
秋田市の中だけでもいろんなかたちの民俗芸能があって、ここにあるのはそれらのほんの一部。
これは一番有名で秋田市イチオシの竿燈(かんとう)
芸能の多くはその舞を、夏に神社で奉納するタイプで、雨乞いや豊作、健康や疫病よけを祈願するもののよう。
こちらは珍しい、女性が主役で舞う羽川剣ばやし。
袴姿がかっこいいですね。
こちらは親子でしょうか。
顔がそっくりです。
一番奥の部屋では民俗芸能の紹介ビデオが放映中。
マネキンが紹介していた民俗芸能のVTRはもちろん、民謡も聞くことができて、とてもわかりやすい。
続いて3階へ。
随分オフィス感が増した展示室には
もちろん竿燈のことをくまなく解説するパネルや
秋田への思いを綴るホワイトボード
メインはコレ。
太鼓の達人システムで太鼓を叩く体験ができる!
これはいい思い出になりますね。
ついでに、ねぶり流し館の隣には
旧金子家住宅という古いお屋敷も残っていて、自由に見学できるので見ておこう。
金子家は江戸時代後期に質屋・古着商を営み、明治初期には呉服や織物の卸で財を成した豪商。
広い屋敷内には主屋と土蔵があり、店先のようすも再現。
使用人の部屋や女中の部屋など部屋数もあって、随分繁盛していた様子。
さて、竿燈の実演は1階のホールで。
ここでもちょうちんや梵天が並び、各地のおまつりを紹介。
一番場所をとって紹介してるのはもちろん、秋田市イチオシのおまつり、竿燈(かんとう)。
竿燈には4種類あって、一番大きなものは大若と呼ばれ、高校生以上が持つ。
小学校低学年が持つ小若でも高さ7メートル、15キロもあるってんだからすごいな~
近くでマネキンをよく見ると
え?竿燈をおでこに乗せてんの??
こっちでは小さい子供が肩に乗せてる!
あぶないあぶない!
やめなよ~
このマネキンはどこ乗せてんの!?
腰に乗せるってどうゆうこと??
ほんとに乗るの??
13時30分
いよいよ実演スタート
いつもまつりで活躍している本場の人たちによる本物の竿燈が見られるとあって、どこからともなく続々と観客が集まってきた。
一番大きい大若は高さ12メートル、提灯の数は46個。
50キロもあるという竿燈を、いとも簡単にひょひょいと持ち上げる。
手で、肩で、おでこで支える竿燈を
片手でスルスルと、上を見ながら場所移動。
片手で50キロだよ、すごすぎるでしょ。
出た~!!
腰に乗せてるよ~!!
誰だよ腰に乗せちゃおうっていい出したヤツは。
相当ヤンチャでしょ~
ではその様子を、動画でご覧ください。
持つ人が変わるたびに竹を継ぎたし、どんどん高くなる竿燈。
めちゃくちゃしなってる~!!
天井につきそうなくらい、みるみる高くなる竿燈。
さらに、観客のみなさんもやってみようのコーナー。
あれだけ簡単そうにやってたのに、やっぱりめちゃくちゃ難しい竿燈。
でも中にはバランスよく持てる人もいて、「はじめよっかな~」なんて声も。
竿燈まつりは毎年8月3日から6日まで
にぎやかなお囃子が響く中、竿燈が260本ものぼるんだとか。
これはおまつり当日も見に行きたいな~
秋田市民俗芸能伝承館 ねぶり流し館
住所: 秋田県秋田市大町1丁目3-30
TEL: 018-866-7091
観覧時間: 9:30~16:30
休館日: 年末年始
観覧料: おとな100円
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