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2013年に訪れて以来、6年ぶりにやってきました。
四国八十八カ所巡り、51番札所である石手寺です。

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石手寺は八十八カ所のうちのひとつに加入している由緒あるお寺で、重要な国宝や長い歴史もあるわけなんだけど、そうゆうマジメな部分は横に置いといて、B級好きにとって大事なことは
“どこになにがあるか?”
それだけなんだよね。

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これはなに?なんであるの?とかいうのはもっとあとで知ればいいことなので、とりあえずここでは、石手寺になにがあるのか?なにを見るべきか?見どころをご紹介します。

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石手寺で見るべき3つのポイント
①境内に溢れる!いろんな像
②懐中電灯必須!地底マントラ
③木像がいっぱい!奥の院

の3本立てです。

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早速石手寺の入り口から始まるいろんなタイプの像の中で注目なのが、なんだこれ??
龍の上に天女みたいな女性が乗っている像。

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右手にはボウリングの玉のようなボールを持ち、左手は人差し指を空に突出し、「トゥース」のポーズ。

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龍はウロコやヒゲなど細かい部分まで丁寧に作り込まれている力作。
これって寺になんか関係あるの?なんでここにあるの?誰が作ったの?
ね?考え始めたら深すぎて混乱するでしょう?細かいことは気にしないのが肝心。

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おみやげ屋さんの前にも同じタッチの天女みたいな像。
境内に溢れる像の中でもひときわ様子がおかしいのがこのタイプ。

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通路の両側には参拝グッズも取りそろえ、たとえ忘れてきたとしてもここでひと通り揃う。

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店番をしているのはネコ。

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国宝の仁王門。

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仁王門をくぐるといよいよ格式ある厳かな雰囲気。
そんな雰囲気に飲み込まれないように、おのおの自分なりの、石手寺の“珍”を探そう。

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霊場八十八カ所の砂を並べ、それらを順番に撫でることで、四国中に散らばる八十八カ所を巡ったことにしちゃう「お砂撫で」。
横着なわたしにピッタリのシステム。

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B級好きはその名前の響きにドキッとする宝物館も、中には本当のお宝が展示されている。

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木に隠れるようにあった!!
またあの作風の像だ!!

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木と同化してわかりにくいけど、こっちにはひょうきん懺悔室にいた神様みたいな像がいるよ!
※ひょうきん懺悔室とは、かつてフジテレビ系列で放送されていたバラエティ番組「オレたちひょうきん族」のコーナーのひとつ。

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こっちにも竹の中に像が隠れているのがおわかりいただけるだろうか?

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2013年に撮った同じ場所。
像が隠れないようにちゃんと管理してほしいもんだよね。

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境内に溢れる像は、素材も作風も神様の国もバラバラで、統一感なし。
とにかくありがたそうなものはなんでも受け入れちゃう体質。

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色使いがサイケな絵。

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ぬりえの題材として出てきても、なかなかこの色でキメないのでは?ってくらい自由な配色。
それなのに色の合わせ方に違和感を感じないカラーコーディネートは見事。

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境内に次々誕生するパワースポット。

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見どころ2つ目は地底マントラ。

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入り口には韓国済州島の守護神、トルハルバンがウエルカム。

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地底マントラとは、真っ暗な暗闇の中央に仏像が並んでいる洞窟のこと。
ところどころ明かりはついているものの、ほぼほぼ真っ暗なので懐中電灯があると吉。

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途中ちょっと広い空間には大きな仏像が立ち、頭上からはパーティーでもあったかのような装飾がぶら下がる。

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洞窟は入り口のあたりで二手に分かれていて、こっちには仏像と壁画が通路沿いに並ぶ。

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突き当りは暗闇になっていて、フラッシュ焚いて撮れた写真がこちら。

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洞窟を抜けると3つ目の見どころ、奥の院。
入り口で出迎えているのはエンマ大王のよう。

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ここも2013年に行ったときには“Wilcome・・・”と外国人向けの看板があったのになくなってました。
おもしろいものはどんどんなくなっていく、珍スポットは時間との闘いですね。

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奥へ進むと現れたのは、ドカンとそびえるゴールデンマントラ!!
中は納骨堂になっていて入れないもよう。

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その周りにはくさりで保護されている、1本の木から作られた大量の五百羅漢。

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ここも、2013年に行ったときには塗装がハゲてて中にも入れたんだよね。

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そのときの中の様子がこちら。
天井からは光が差し込み、すごくいい雰囲気!!

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現在は外に置かれている五百羅漢たちが以前はこのゴールデンマントラの中にいて、こうして中央を見つめるような形で配置。

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この光景がなんとも幻想的で美しく、最高の空間だったんだけどな~
またこの状態に戻してくれないかな~

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天井からはシャンデリアのような装飾が吊られていて、それもまた美しい~

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久しぶりに来たけどやはり“珍だ!珍だ!”と言われている影響でしょうか、以前と比べてこの手の像が減ってしまった印象。
マジメで正しいものばかりがもてはやされる時代なので、ちょっとでもズレてると言われたら撤去されてしまうんですね。

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以前はこうゆうのもあったのに、探しても一向に見つからず。
おもしろいものはどんどんなくなる一方。
気になったらいち早く行っておくように!


石手寺

住所: 愛媛県松山市石手2丁目9-21
TEL: 089-977-0870
参拝時間: 8:00~17:00




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