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愛知県には明治時代の建築を集めた“明治村”があって、岐阜県には道の駅も兼ねていた“昭和村”があったんだけど、岐阜県にはもうひとつ、その間を狙った大正村ってのがあるのご存知??

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日本大正村は1989年、明智町の町おこしとして作られたテーマパークで、大正村といっても敷地内に建物があるわけじゃなく、ごく普通の住宅街の中にレトロな建物がポツポツ点在していて 、そこを回るって感じ。

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なので大正時代っぽい建物の隣には普通に現代的な家が建ってたり、田畑を見ながら一般道を歩いて建物を探し歩くといった街歩きスタイル。

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一部の資料館をのぞいて、それら古い建物は入場無料!
手軽にレトロな雰囲気を楽しめる穴場的スポットなんです。

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スタート地点である無料駐車場には、レトロを意識したおみやげ屋や公衆便所も設置して、気分をアゲる。

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こちらも大正ロマンを意識して昭和の時代に建てられた大正村のメイン施設、観光案内所。
食事やおみやげなど、あらゆる欲望を満たしてくれる。

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こちらは明治43年まで明知尋常高等小学校として使われていた建物を模して、平成2年に改築した建物。

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明治39年に明知町の役場として建てられたモダンな明知町役場。
昭和32年まで実際に役場として使われていたのだそう。

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館内は休憩所にもなっていて、ここでは大正時代を象徴する矢絣(やがすり)はかまのレンタルもやっていて、ハイカラさんになりきれるサービスも。

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2階では歴代村長の写真が数多く展示。

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2代目村長、司葉子の歓迎ぶり。

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大女優、司葉子の隣で3代目村長に就任した竹下景子の緊張ぶり。

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愛知・岐阜には明治村、昭和村、大正村と3つ揃ってるのをアピールしていたポスター。
※昭和村は閉園し、現在ぎふ清流里山公園としてリニューアルオープン。

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あれ?相田翔子だ!?どうやら司葉子の三男の嫁が相田翔子なんだって。
知らなかった~

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明知町で一番のにぎわいを見せていた商店街には、今でも現役で営業中の古いお店もいっぱい。
これはレトロ好きにはうれしい!

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絶賛営業中のスーパーマーケット的存在、またほん。

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古い歯医者さん。現在は別の場所で開業中。

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モダンな作りの十六銀行。

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明治8年に開局した、この地方でもっとも古い郵便局。

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中では郵便や電信の資料や、アンティークな電話、交換台が展示。

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隣にはレトロな雰囲気に合わせた、現在の郵便局が開局中。

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このあたりは長野と愛知を結んだ街道沿い。
ここでも、ほかの街だったらとっくに空家になってそうな古い商店も、奇跡的に営業してるのがすごい。

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素人には敷居の高い食料品店も営業中。

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道路にまで大きなカラオケの音が聞こえてくる喫茶アミー。

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中をのぞくと、外観とは違ったモダンな作りでオシャレ。

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こちらは昔の医院も無料開放中。

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中には当時の診察室も残されていて、お医者さんごっこもできる。

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生糸生産の盛んな頃は、旅人や馬子を相手に酒やうどんを売る店が並んでいたといううかれ横丁。

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側溝にまでせり出した建物と、渡り廊下が印象的。
かつては左側の芸妓置屋から着飾った芸妓さんたちが渡り廊下を通って、右側にある料亭の席へ通ったのだそう。

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料亭の建物の一部が、さっき見た喫茶アミー。
表と裏でつながってたんだ。

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元カフェーの建物。

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モダンとはかけ離れた茅葺屋根の古民家も移築保存。

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誰もいないのを想定して中をのぞいたら、右の方に人がいた!!なんで!?
どうやらボランティアの人がいろりに火を焚きながら、文化財を守ってるんだって。

≪入館料がいる建物3館≫

大正村にあるレトロな建物のほとんどは入館無料。
ただし入館料が必要な建物は現在3館あって、すべて入れるチケットは500円。
そうなんです、500円出せば全部見れるんです。
せっかくなのでもれなく見学していこう。

●大正ロマン館

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こちらは大正村を作るにあたってモダン風に作られた大正ロマン館。

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立派な洋館の前には、大正村初代村長の、高峰三枝子像と

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大正村初代議長と書かれた、力士姿の春日野清隆像。

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館内のラインナップはこの通り。
初代村長、議長の功績を展示した常設展のほか、現在は二代目村長、司葉子の写真、映画ポスターを展示中。

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館内は広々としていて、奥には高峰三枝子の愛用車も展示されている。

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左が現在の3代目村長、竹下景子、右が2代目村長、司葉子。

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ジュリーのような妖艶でおしゃれなこの方こそ、大正村初代村長、高峰三枝子。

●大正村資料館

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奥の木造4階建ての建物は銀行蔵という、農家から預かったり、買い取った繭を収納するための銀行の繭蔵。
滑車式の昇降機が備えられていたという当時としては珍しい建物。

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蔵の中には、いろんなジャンルの骨董品が展示してあって、とにかく物量がスゴイ。
これだけあっても、まだまだ展示できるスペースが余っているようで、これからも増えそうな予感。

●大正時代館

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こちらは実際に京都にあったカフェーを復元した喫茶店、天久。
大正時代館への入り口はこちらから。

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喫茶店の2階には大正時代の建築が模型となって展示。

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大正時代館のメインは、その隣にあるやたら現代的でキレイな建物。

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中では、大正時代の明知町の様子や、2階では大正天皇の生涯を展示。
どうぞごゆっくり、くつろぎながらご覧くださいとのことなので入ってみると

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真っ暗!!
省エネでしょうか??
電気をどこで点けるのかわからず、窓からわずかに入ってくる太陽光のみで見学。

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2階にあがるとさらに真っ暗!!
あらかじめ喫茶店の人に電気をつけてもらうと吉。

日本大正村

住所: 岐阜県恵那市明智町456
TEL: 0573-54-3944
営業時間: 9:00~17:00
定休日: 無休




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