浜から眺める岩礁
富山湾越しに見えるはずの立山連峰
奈良時代の歌人、大伴家持(おおとものやかもち)は、
この雨晴(あまはらし)の風景をこよなく愛し、
多くの歌を詠んだそうです。
画像検索すると美しい写真ばかり出てくるここ、雨晴(あまはらし)海岸ですが
今回は画像検索ではあまり見かけない、
どんぐもりバージョンをお届けします。
●土蔵造りが並ぶ山町筋へ
さて、雨晴海岸でおなじみの高岡市の中心地には
旧北陸道沿いの山町筋に、漆喰で塗りこめられた
大きな土蔵造りや洋風建築が並んでいるのでぜひ見てって。
土蔵造りの街並みができたのは1900年に起こった大火以降。
金持ちの商人たちがこのあたりに商家を建てるのが
当時のステイタスだったってことかな。
こちらは1914年建築の富山銀行本店。
大正時代の本格的な洋風建築としては富山県内唯一。
こじんまりながらとてもかわいいこちらは
1905年に建築された井波屋仏壇店。
アーチの窓に作られた鋳物製の唐草模様が特徴的。
▲まるで遺跡のようなモダンな意匠がかっこいい。
▲和風建築の壁にびっちりと癒着する洋風の壁
▲街に溶け込む土蔵づくりの街並み
こちらはこの山町筋でもっとも有名な
高岡の豪商、菅野家住宅。
大火直後の1900年中に再建したってんだから
金にモノいわせるちからがハンパない。
その隣にある古民家は、元呉服商をリノベートしたカフェ、山野茶屋。
ここでは、この山町筋一帯の活性化を目的とした
オリジナルグッズや企画販売、集客イベントをおこなってるんだそう。
こちらも高岡屈指の豪商、室崎家の家を再利用した
高岡市土蔵造りのまち資料館。
漆喰の壁や防火壁を備えた重厚な土蔵の造りから
贅を尽くした内装や庭、装飾品などを見せびらかしながら、
この街の形成や成り立ちについて紹介されています。
こちらは江戸時代から続く商家、金七金物店を利用した
職人が作った日用品を取り扱うショップ&ギャラリー、はんぶんこ。
●日本三大仏のひとつ?高岡大仏へ
日本三大仏ってなにかご存知??
誰もが思い当たるのは鎌倉の大仏、奈良の大仏、
そして3つ目を自称しているのがこちら
高岡大仏!
自称というのも実は
岐阜大仏と兵庫大仏とともに
日本三大仏の3番目を争ってるから。
みんなだったら、どの大仏を3番目にするうー??
●高岡駅前の繁華街へ
▲高層マンションのふもとにメルヘンなショッピングモールが隣接。
▲広くて明るいアーケード、御旅屋(おたや)通り商店街。
▲開店祝いにひしめく花輪
●必見!駅前絶景!アドニスビル
さあさあ高岡駅にやってまいりました。
高岡駅に来たら是が非でも見てもらいたいのがこちら
高岡駅北口バスロータリーの前にある
アドニスビル!!
よくぞ今まで残っててくれましたと感謝状を送りつけたくなるほどのかっこよさ!!
要塞のようにたたずむ存在感、
でっかいパチ屋の看板(ネオン管付き)、
いい具合に経年劣化したコンクリート、
一番左のアーチを描く大きな窓や、
その隣の多角形窓も最高でしょ。
屋上の看板をよく見ると
サウナ、パチンコ、喫茶店と
働くオトコたちを癒す、くつろぎの場所。
デッカイ看板が目を引くパチンコNo1
夜ともなればネオンがギラつき、高岡駅前を
行き交う人々を魅了していたのでしょう。
現在はシミュレーションゴルフバー、イーグルになっていた。
レンタル衣装と喫茶という異業種を一手に営む
喫茶アドニスは、いまも健在。
現在でも数店舗の飲食店が営業中のようだけど
アドニスビルがいつまであるのか、ヒヤヒヤ感はいなめない。
次また来るときも、まだここにありますように!!
菅野家住宅
住所: 富山県高岡市木舟町36
TEL: 0766-22-3078
利用時間: 9:30~16:00
定休日: 火曜日、8/13〜17、年末年始、厳冬期(1月〜2月)
入場料: おとな200円
高岡大仏
住所: 富山県高岡市大手町11-29
TEL: 0766-23-9156
時間: 参拝自由
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