2014年末八画文化会館さまより
「コンクリート動物百景」を出させていただきました。
今回は動物のかたちをした遊具を中心に百体収録してあるわけですが、
本当のところ、コレだけではございません。
公園を巡っていると、コンクリートでできた遊具には
動物のほかにもたくさんあるのです。
むしろ、動物じゃないものの方が
見た目や構造など、おもしろいものがたくさんあるのです。
これまで見つけてきた動物型遊具も含め、
動物型じゃない遊具を一挙にご紹介いたしましょう。
どこかの出版社さん、公園遊具の写真集出さしてくれないかな~
≪まずはおさらい≫
●ぞう
動物型の遊具といえば代表格は、やはりゾウ。
このゾウは、わたしがもっとも好きな遊具で
細くて長い鼻、丸みをおびたカラダ、
白くふちどりされたまん丸の目が愛くるしいです。
さらに公園の周りには桜が植えられ、
ゾウにのぼると瀬戸内海が見えるというシチュエーションも最高。
こちらは「コンクリート動物百景」の表紙にもなっているあかぎ児童遊園のゾウ。
急勾配かつ狭い土地を有効活用。
日本ならではのナイスなアイデアで実現された二頭のゾウのすべり台です。
鼻の先がギュッとカーブを描く、最後に意外性を用意しているゾウ。
黒い耳がセンター分けのような風貌に見えるのも高得点。
角度によってはゾウに見えたり見なかったりするトリックアートのようなぞう。
ぞうのすべり台を発注したら
リアルなぞうが背負ってるすべり台が届いたのでは?と
発注ミスを疑わせる飛鳥山公園のぞう。
ぞうのすべり台といえば、
特徴である長い鼻をスロープにするのが当たり前
という常識をくつがえす驚愕の逸品。
かわいい顔はそのままで、後頭部にむりやりスロープをひっつけて
すべり台に変身させたアバンギャルドなぞう。
●くじら
動物型遊具で、ぞうに続き数が多いのはくじらです。
くじらは青や黒に塗られることが多い中
これは珍しい黄色のくじら。
くちがスロープになっているほか、尾っぽの部分もスロープになっていて
カラダ全体を遊具として活用されています。
こちらは逆にカラダを一切遊具として活用させず、尾っぽだけを階段に変化させ、
その向こうに付随させたスロープへ続くタイプ。
企画の段階でもっと練る必要があったのではないでしょうか。
こちらもカラダはそのままでクチにスロープをひっつけたタイプ。
モチーフをくじらにする理由が見つかりません。
ヤマンバメイクのような白いふちどりがキュートな遊具。
親に反抗したくなったとき、ここに隠れることで自分を見つめなおすことが可能。
こちらは遊具ではなく、くじらの形をした噴水。
水が出ていないときは背中が、近所の小学生のたまり場と化しています。
大きなコンクリート製の遊具は、思い出に残りやすい存在感があります。
●昆虫系
こどもたちに人気の昆虫も、遊具になる場合があります。
一番人気はやはり、カブトムシ。
かたちはよく似ていますが、よーく見くらべると違っています。
というのも、コンクリート製の公園遊具は図面があってもすべて手作りのため
見た目ほぼ同じでも、同じものはふたつとありません。
▲カブトムシの次に人気のてんとうむし。
▲究極の逸品!唯一無二の公園遊具、カマキリのすべり台!!
バッタの遊具をさらにリアルに触覚つけてウンテイにした逸品。
よく見ると気持ち悪いと思われがちな昆虫を
最大限かわいくして親しみやすくしたデザインもグッド。
トンボのハネの部分をスロープにした、いまだかつて見たこともない斬新なすべり台。
わたしの中のグッドデザイン賞受賞です。
●さかな
たまに見かけるさかな型の遊具。
大きな目と、リーゼントのような背びれが特徴的。
人気のため壊れてしまったのでしょう。
囚われてしまった遊具です。
ピンク一色で勝負したためでしょうか
生気を失ったようにも見えます。
▲アンコウのくちの中に隠れられる遊具。
▲アンコウにチョウチンをつけることで他のアンコウと差をつけた遊具。
●その他の動物型遊具
個性が光る、唯一無二の動物型遊具をご紹介します!
いまにも飛び出しそうな舌をベローッと出しているカエル。
舌や手足を最大限に遊具として活用するほか
まわりにはおたまじゃくしから成長する過程を再現したベンチも用意。
人気度の低いカタツムリをデフォルメさせたすべり台。
しかしあのヌメリ感は遊具になっても消えず、いまだ人が集まらない様子。
顔はネズミっぽく見えますが、
おなかに袋があるのでこれは
カンガルーのすべり台です。
ただのすべり台に、パネルをひっつけることで
人気度を短絡的にアゲた一品。
巨大なドラゴンの遊具。
四方八方に伸びた手足や尾っぽ、
長くのびたカラダや、くちから吹いている
炎のようなものすべてを
遊具として活用したアイデア満載の逸品。
▲カメの遊具は背中が広い砂場になっている。
カニの遊具は脚が8本もあるわりに
スロープとしての機能を果たしているのはたったの1本のみ。
▲白だから汚れが目立つ、白鳥のすべり台。
▲にわとりのすべり台の周りにはタマゴ型のベンチも。
見る人によっていろんなものに見える
ロールシャッハテストのようなすべり台。
●タコ型すべり台
全国的に存在しているタコ型のすべり台。
もともとは頭のない、山型のすべり台「石の山」という遊具が始まりだとか。
そこに頭をつけてタコにしたのが、タコ型すべり台の始まり。
参考サイト:タコの山のすべり台
タコ型すべり台はじめ全国のコンクリート型遊具のほぼすべては
前田環境美術という会社が作っています。
現在はコンクリート製の遊具は経年劣化や危険がともなうため、
新しく生産はされておらず現在、存在するコンクリート型遊具はいずれなくなります。
※メンテナンスをちゃんとすれば何年でも利用できるそうです。
コンクリートの代わりにFRP(強化プラスチック)製が普及していますが
公園の主役になる重厚感や、記憶に残る存在感はコンクリート製ならではなのでは。
前田環境美術の集大成ともいうべき
日本一大きいタコ遊具がコチラ↓
4000万のタコ遊具!! 和布刈公園
●ベンチ・ライド・水飲み場系
動物がモチーフになったものは遊具だけにとどまらず
親が子を見守るベンチや、どうやって遊べばいいのか
悩まされるライドと呼ばれるものまで、いろんな姿かたちで公園内を盛り上げています。
▲顔面にお尻を乗せるタイプの、たぬき型ベンチ。
▲ラッコが石抱きの刑にあっているようなベンチ。
全国的に見かけるパンダ型のライド、
通称「シェーパンダ」
しかし実際のパンダがこんなポーズをしているところを
見たことがありません。
▲3体も並ぶと迫力さえ感じるシェーパンダ。
▲今後の自分たちのあり方でも話し合っているかのような、見事な配置。
「ぶうちゃん公園」という名前のわりには
広い公園の隅っこにブタが2匹だけ。
ブタ小屋のそばでうろつくブタ2匹の光景から
どうやって遊べばいいのか。
今までもっとも悩まされた遊具です。
こちらは「わんわん公園」と名付けられた
わんわんを指している犬ぞりの遊具。
おそらく南極物語のタロとジロをあらわしているのでしょうが。
詳しくはコチラをご覧ください↓
考察!!イヌぞり遊具の味わい方 新金岡団地
大きなクチを持つ動物たちは
クチからいろんなものを出したり入れたりされがち。
▲手足をピンと伸ばしていてかわいいゾウ。
▲アイドル級のキラキラした瞳が特徴のゾウ。
▲クチからと同時に、両手でつかんだ蛇口からも水を出す、立ちションスタイルのカエル。
飼われている動物の代表格であるイヌは
遊具やベンチのモチーフとしてはほぼ見かけない貴重な存在。
●ジャングルジム
ジャングルジムというと四角い形のものを想像しがちですが
そうじゃないパターンもあるのをご存知でしょうか。
芝生や木のみどりに同化してしまっている
みどり色のピエロのジャングルジム。
このタイプをもっともよく見かける
ウマのかたちのジャングルジム。
ちょうどイイ位置にゴミ箱があるのもポイント。
こちらは足元が車輪のかたちになっていて
躍動感のあるウマのジャングルジム。
クサリがついていて、手綱も再現されているところがスバラシイ。
≪動物以外の公園遊具≫
ココからは動物じゃないタイプの遊具をご紹介します。
●オニ
架空の生き物であるオニも遊具のモチーフとしては人気があります。
オニが出たぞー!! 舎人いきいき公園
こちらはまったく別の場所にあるほぼ同じオニの遊具。
しかしよく見ると、それぞれオニの顔が違っていて
手作りを証明しています。
▲3か所のオニ遊具のそばには必ず、このオニブランコもセットで設置されている。
こちらは個性的な顔をしているオニのすべり台。
わたしの大好きな遊具のひとつです。
住宅街に鬼ヶ島発見!! 鬼ヶ島公園
●ガリバー
童話に登場する巨人、ガリバーのカラダによじ登って遊ぶというのも、こどものひとつの夢。
▲このガリバーはもともとぶらじる丸という移民船の甲板にあったものだそう。
●電話
電話型の遊具があるだなんて想像できますか!?
それがコチラ。
正真正銘の電話型遊具!!
どうやって遊ぶのかといえばコチラ
電話の裏側からのぼって裏側から降りるという
ダイヤル部も、コード部さえもまったく使わない
アイデア先行タイプ。
しかもこの電話は人気があり
現在、4か所で同じタイプを確認しております。
さらにこちらはプッシュホン型すべり台。
これは特別なタイプで詳しくはコチラ↓
プッシュホン型すべり台あります!! 柏公園
こちらはたびたび見かける受話器のみのタイプ。
受話器にあいている穴に向かってしゃべると
地面の中でつながっているパイプをつたって
離れている受話器から声が聞こえるという遊具。
●乗り物
乗り物型の遊具はいろんなタイプがあり
どれもこれも夢を乗せている雰囲気があります。
▲鉄道の夢といえば新幹線
▲真っ黒な物体は宇宙船でしょうか。
▲ロケットや惑星、宇宙人までいるスペイシーな公園
▲取り壊し寸前で不時着感のある飛行機
▲モノレール型の歩道橋は先をすべり台にして、アトラクション仕様に。
●ロボット
ロボット型もたまにいますが、
色合いや顔立ちはもちろん、
腕を階段にするかスロープにするかで
個性を引き立たせています。
●花
花のかたちをすべり台にするなんて
夢があってスバラシイ!!
●きのこ
多くの公園で見られるきのこ型のベンチ。
その色やカタチは見つけるとワクワクします。
●おうち
公園にあるおうち型のベンチは
自分の家とは違う別荘のような異空間を体験できます。
おままごとの舞台としても大活躍。
●やさい・くだもの
バナナをモチーフにした珍しい遊具。
斬新過ぎるニュータイプ ばなな公園
ベンチのモチーフとして人気のやさいやくだもの。
その中でもっともすぐれてるのがココ↓
公園遊具の横綱はココ! 万場調整池
●お城
こどもたちの夢の館といえばやはり城でしょう。
おとなもこどももみんなが憧れます。
●スフィンクス
スフィンクスが遊具になると誰が思いついたのでしょう。
吉村作治教授が喜びそうです。
▲スフィンクスの隣にはピラミッド型の遊具も!!完璧です。
●楽器
トランペットの形の水飲み場です。
ほかにもハープや太鼓型があるようですが
発見できておりません。
いっそのこと、我が家の玄関先につけようかな。
●ブーツ
靴の街でもない山間部の公園に
ブーツの形のすべり台が存在します。
しかも2か所。
よく見ればつま先の角度やファスナーのかたちなどに違いが見られます。
●ピエロ
どこでどう遊べばいいのか
遊具になってもピエロはひとを惑わせます。
●アルファベット
アルファベットは鉄棒に変身。
英才教育に役立つでしょうか。
●赤べこ
ご当地名物「赤べこ」をモチーフにしたすべり台がある
赤べこ公園というのも存在。
こんな公園が全国に広がるとおもしろいですね。
かわいすぎるご当地公園 赤ベコ公園
●遊具にテーマのある公園いろいろ
おとぎ話をモチーフにした遊具のある公園をご紹介します。
メルヘンな公園遊具の世界 加賀市中央公園
民話×公園遊具 若狭総合公園
必見!!恐竜たちとおとぎのひろば 茶臼山恐竜公園
まだまだ写真はございますし
まだまだこれからも撮りにまいります。
変わった公園遊具の情報お持ちの方、ぜひご一報ください!!
そして出版関係などの方でご興味持たれた方
ぜひ一度ご連絡ください!!
ブログのFacebookページができました!
いいね!お願いします!!↓
BQ B-spot explore
読んでくださってありがとうございます!!
よろしければ「いいね」感覚で下のバナーを押していただけると
今日の運勢が3ポイントUP!!シェアしていただけると厄、払えます!!
ついでに街の珍スポットを見つけるアンテナも敏感になる!!いいこと尽くし!!
お手数ですがクリックよろしくお願いします!!
にほんブログ村
「コンクリート動物百景」を出させていただきました。
今回は動物のかたちをした遊具を中心に百体収録してあるわけですが、
本当のところ、コレだけではございません。
公園を巡っていると、コンクリートでできた遊具には
動物のほかにもたくさんあるのです。
むしろ、動物じゃないものの方が
見た目や構造など、おもしろいものがたくさんあるのです。
どこかの出版社さん、公園遊具の写真集出さしてくれないかな~ pic.twitter.com/UTgT4YEGgT
— あさみん (@papicocafe) 2016年6月21日
これまで見つけてきた動物型遊具も含め、
動物型じゃない遊具を一挙にご紹介いたしましょう。
どこかの出版社さん、公園遊具の写真集出さしてくれないかな~
≪まずはおさらい≫
●ぞう
動物型の遊具といえば代表格は、やはりゾウ。
このゾウは、わたしがもっとも好きな遊具で
細くて長い鼻、丸みをおびたカラダ、
白くふちどりされたまん丸の目が愛くるしいです。
さらに公園の周りには桜が植えられ、
ゾウにのぼると瀬戸内海が見えるというシチュエーションも最高。
こちらは「コンクリート動物百景」の表紙にもなっているあかぎ児童遊園のゾウ。
急勾配かつ狭い土地を有効活用。
日本ならではのナイスなアイデアで実現された二頭のゾウのすべり台です。
鼻の先がギュッとカーブを描く、最後に意外性を用意しているゾウ。
黒い耳がセンター分けのような風貌に見えるのも高得点。
角度によってはゾウに見えたり見なかったりするトリックアートのようなぞう。
ぞうのすべり台を発注したら
リアルなぞうが背負ってるすべり台が届いたのでは?と
発注ミスを疑わせる飛鳥山公園のぞう。
ぞうのすべり台といえば、
特徴である長い鼻をスロープにするのが当たり前
という常識をくつがえす驚愕の逸品。
かわいい顔はそのままで、後頭部にむりやりスロープをひっつけて
すべり台に変身させたアバンギャルドなぞう。
●くじら
動物型遊具で、ぞうに続き数が多いのはくじらです。
くじらは青や黒に塗られることが多い中
これは珍しい黄色のくじら。
くちがスロープになっているほか、尾っぽの部分もスロープになっていて
カラダ全体を遊具として活用されています。
こちらは逆にカラダを一切遊具として活用させず、尾っぽだけを階段に変化させ、
その向こうに付随させたスロープへ続くタイプ。
企画の段階でもっと練る必要があったのではないでしょうか。
こちらもカラダはそのままでクチにスロープをひっつけたタイプ。
モチーフをくじらにする理由が見つかりません。
ヤマンバメイクのような白いふちどりがキュートな遊具。
親に反抗したくなったとき、ここに隠れることで自分を見つめなおすことが可能。
こちらは遊具ではなく、くじらの形をした噴水。
水が出ていないときは背中が、近所の小学生のたまり場と化しています。
大きなコンクリート製の遊具は、思い出に残りやすい存在感があります。
●昆虫系
こどもたちに人気の昆虫も、遊具になる場合があります。
一番人気はやはり、カブトムシ。
かたちはよく似ていますが、よーく見くらべると違っています。
というのも、コンクリート製の公園遊具は図面があってもすべて手作りのため
見た目ほぼ同じでも、同じものはふたつとありません。
▲カブトムシの次に人気のてんとうむし。
▲究極の逸品!唯一無二の公園遊具、カマキリのすべり台!!
バッタの遊具をさらにリアルに触覚つけてウンテイにした逸品。
よく見ると気持ち悪いと思われがちな昆虫を
最大限かわいくして親しみやすくしたデザインもグッド。
トンボのハネの部分をスロープにした、いまだかつて見たこともない斬新なすべり台。
わたしの中のグッドデザイン賞受賞です。
●さかな
たまに見かけるさかな型の遊具。
大きな目と、リーゼントのような背びれが特徴的。
人気のため壊れてしまったのでしょう。
囚われてしまった遊具です。
ピンク一色で勝負したためでしょうか
生気を失ったようにも見えます。
▲アンコウのくちの中に隠れられる遊具。
▲アンコウにチョウチンをつけることで他のアンコウと差をつけた遊具。
●その他の動物型遊具
個性が光る、唯一無二の動物型遊具をご紹介します!
いまにも飛び出しそうな舌をベローッと出しているカエル。
舌や手足を最大限に遊具として活用するほか
まわりにはおたまじゃくしから成長する過程を再現したベンチも用意。
人気度の低いカタツムリをデフォルメさせたすべり台。
しかしあのヌメリ感は遊具になっても消えず、いまだ人が集まらない様子。
顔はネズミっぽく見えますが、
おなかに袋があるのでこれは
カンガルーのすべり台です。
ただのすべり台に、パネルをひっつけることで
人気度を短絡的にアゲた一品。
巨大なドラゴンの遊具。
四方八方に伸びた手足や尾っぽ、
長くのびたカラダや、くちから吹いている
炎のようなものすべてを
遊具として活用したアイデア満載の逸品。
▲カメの遊具は背中が広い砂場になっている。
カニの遊具は脚が8本もあるわりに
スロープとしての機能を果たしているのはたったの1本のみ。
▲白だから汚れが目立つ、白鳥のすべり台。
▲にわとりのすべり台の周りにはタマゴ型のベンチも。
見る人によっていろんなものに見える
ロールシャッハテストのようなすべり台。
●タコ型すべり台
全国的に存在しているタコ型のすべり台。
もともとは頭のない、山型のすべり台「石の山」という遊具が始まりだとか。
そこに頭をつけてタコにしたのが、タコ型すべり台の始まり。
参考サイト:タコの山のすべり台
タコ型すべり台はじめ全国のコンクリート型遊具のほぼすべては
前田環境美術という会社が作っています。
現在はコンクリート製の遊具は経年劣化や危険がともなうため、
新しく生産はされておらず現在、存在するコンクリート型遊具はいずれなくなります。
※メンテナンスをちゃんとすれば何年でも利用できるそうです。
コンクリートの代わりにFRP(強化プラスチック)製が普及していますが
公園の主役になる重厚感や、記憶に残る存在感はコンクリート製ならではなのでは。
前田環境美術の集大成ともいうべき
日本一大きいタコ遊具がコチラ↓
4000万のタコ遊具!! 和布刈公園
●ベンチ・ライド・水飲み場系
動物がモチーフになったものは遊具だけにとどまらず
親が子を見守るベンチや、どうやって遊べばいいのか
悩まされるライドと呼ばれるものまで、いろんな姿かたちで公園内を盛り上げています。
▲顔面にお尻を乗せるタイプの、たぬき型ベンチ。
▲ラッコが石抱きの刑にあっているようなベンチ。
全国的に見かけるパンダ型のライド、
通称「シェーパンダ」
しかし実際のパンダがこんなポーズをしているところを
見たことがありません。
▲3体も並ぶと迫力さえ感じるシェーパンダ。
▲今後の自分たちのあり方でも話し合っているかのような、見事な配置。
「ぶうちゃん公園」という名前のわりには
広い公園の隅っこにブタが2匹だけ。
ブタ小屋のそばでうろつくブタ2匹の光景から
どうやって遊べばいいのか。
今までもっとも悩まされた遊具です。
こちらは「わんわん公園」と名付けられた
わんわんを指している犬ぞりの遊具。
おそらく南極物語のタロとジロをあらわしているのでしょうが。
詳しくはコチラをご覧ください↓
考察!!イヌぞり遊具の味わい方 新金岡団地
大きなクチを持つ動物たちは
クチからいろんなものを出したり入れたりされがち。
▲手足をピンと伸ばしていてかわいいゾウ。
▲アイドル級のキラキラした瞳が特徴のゾウ。
▲クチからと同時に、両手でつかんだ蛇口からも水を出す、立ちションスタイルのカエル。
飼われている動物の代表格であるイヌは
遊具やベンチのモチーフとしてはほぼ見かけない貴重な存在。
●ジャングルジム
ジャングルジムというと四角い形のものを想像しがちですが
そうじゃないパターンもあるのをご存知でしょうか。
芝生や木のみどりに同化してしまっている
みどり色のピエロのジャングルジム。
このタイプをもっともよく見かける
ウマのかたちのジャングルジム。
ちょうどイイ位置にゴミ箱があるのもポイント。
こちらは足元が車輪のかたちになっていて
躍動感のあるウマのジャングルジム。
クサリがついていて、手綱も再現されているところがスバラシイ。
≪動物以外の公園遊具≫
ココからは動物じゃないタイプの遊具をご紹介します。
●オニ
架空の生き物であるオニも遊具のモチーフとしては人気があります。
オニが出たぞー!! 舎人いきいき公園
こちらはまったく別の場所にあるほぼ同じオニの遊具。
しかしよく見ると、それぞれオニの顔が違っていて
手作りを証明しています。
▲3か所のオニ遊具のそばには必ず、このオニブランコもセットで設置されている。
こちらは個性的な顔をしているオニのすべり台。
わたしの大好きな遊具のひとつです。
住宅街に鬼ヶ島発見!! 鬼ヶ島公園
●ガリバー
童話に登場する巨人、ガリバーのカラダによじ登って遊ぶというのも、こどものひとつの夢。
▲このガリバーはもともとぶらじる丸という移民船の甲板にあったものだそう。
●電話
電話型の遊具があるだなんて想像できますか!?
それがコチラ。
正真正銘の電話型遊具!!
どうやって遊ぶのかといえばコチラ
電話の裏側からのぼって裏側から降りるという
ダイヤル部も、コード部さえもまったく使わない
アイデア先行タイプ。
しかもこの電話は人気があり
現在、4か所で同じタイプを確認しております。
さらにこちらはプッシュホン型すべり台。
これは特別なタイプで詳しくはコチラ↓
プッシュホン型すべり台あります!! 柏公園
こちらはたびたび見かける受話器のみのタイプ。
受話器にあいている穴に向かってしゃべると
地面の中でつながっているパイプをつたって
離れている受話器から声が聞こえるという遊具。
●乗り物
乗り物型の遊具はいろんなタイプがあり
どれもこれも夢を乗せている雰囲気があります。
▲鉄道の夢といえば新幹線
▲真っ黒な物体は宇宙船でしょうか。
▲ロケットや惑星、宇宙人までいるスペイシーな公園
▲取り壊し寸前で不時着感のある飛行機
▲モノレール型の歩道橋は先をすべり台にして、アトラクション仕様に。
●ロボット
ロボット型もたまにいますが、
色合いや顔立ちはもちろん、
腕を階段にするかスロープにするかで
個性を引き立たせています。
●花
花のかたちをすべり台にするなんて
夢があってスバラシイ!!
●きのこ
多くの公園で見られるきのこ型のベンチ。
その色やカタチは見つけるとワクワクします。
●おうち
公園にあるおうち型のベンチは
自分の家とは違う別荘のような異空間を体験できます。
おままごとの舞台としても大活躍。
●やさい・くだもの
バナナをモチーフにした珍しい遊具。
斬新過ぎるニュータイプ ばなな公園
ベンチのモチーフとして人気のやさいやくだもの。
その中でもっともすぐれてるのがココ↓
公園遊具の横綱はココ! 万場調整池
●お城
こどもたちの夢の館といえばやはり城でしょう。
おとなもこどももみんなが憧れます。
●スフィンクス
スフィンクスが遊具になると誰が思いついたのでしょう。
吉村作治教授が喜びそうです。
▲スフィンクスの隣にはピラミッド型の遊具も!!完璧です。
●楽器
トランペットの形の水飲み場です。
ほかにもハープや太鼓型があるようですが
発見できておりません。
いっそのこと、我が家の玄関先につけようかな。
●ブーツ
靴の街でもない山間部の公園に
ブーツの形のすべり台が存在します。
しかも2か所。
よく見ればつま先の角度やファスナーのかたちなどに違いが見られます。
●ピエロ
どこでどう遊べばいいのか
遊具になってもピエロはひとを惑わせます。
●アルファベット
アルファベットは鉄棒に変身。
英才教育に役立つでしょうか。
●赤べこ
ご当地名物「赤べこ」をモチーフにしたすべり台がある
赤べこ公園というのも存在。
こんな公園が全国に広がるとおもしろいですね。
かわいすぎるご当地公園 赤ベコ公園
●遊具にテーマのある公園いろいろ
おとぎ話をモチーフにした遊具のある公園をご紹介します。
メルヘンな公園遊具の世界 加賀市中央公園
民話×公園遊具 若狭総合公園
必見!!恐竜たちとおとぎのひろば 茶臼山恐竜公園
まだまだ写真はございますし
まだまだこれからも撮りにまいります。
変わった公園遊具の情報お持ちの方、ぜひご一報ください!!
そして出版関係などの方でご興味持たれた方
ぜひ一度ご連絡ください!!
ブログのFacebookページができました!
いいね!お願いします!!↓
BQ B-spot explore
読んでくださってありがとうございます!!
よろしければ「いいね」感覚で下のバナーを押していただけると
今日の運勢が3ポイントUP!!シェアしていただけると厄、払えます!!
ついでに街の珍スポットを見つけるアンテナも敏感になる!!いいこと尽くし!!
お手数ですがクリックよろしくお願いします!!
にほんブログ村