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千葉県松戸市は松戸市立博物館にのこのことやってまいりました。
ここでは松戸市の歴史が手に取るように学べるらしいんですね。

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館内はこんな具合で
時代によって区切られ
たくさんの資料やレプリカでわかりやすく説明されております。

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まずは松戸のあけぼのから。
松戸っていうか日本全国、なんなら地球規模で
同じような歴史をたどってると思うんですが。

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▲あけぼの時代の松戸の様子。

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中学1年1学期で学ぶ範囲。
土器がガラスケースなし、むき出しの状態でさらされていて、妙にドキドキ。

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古墳から見つかった木棺の中から
身長172センチ、50歳を越える男性と
3歳くらいの幼児が埋葬されていたところを発見。
リアルに再現されていて今にも目を覚ましそう~

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時代が猛烈に進んで江戸時代の松戸の様子。
松戸は、江戸から水戸へと続く水戸道中の宿場町として栄えていたんだって。

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明治から昭和にかけて
いろんな町や村が合併し続けて
昭和18年、1943年、松戸市が誕生。
このとき松戸市の人口は4万人程度。

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昭和30年代中ごろより松戸市は
首都圏の住宅都市として、農村から住宅地へと急激に変化。
その先駆けが常盤平団地
工事や引っ越しの様子を動画で紹介。
団地の誕生がいかに画期的で
市民の憧れ、夢と希望、しあわせの象徴だったかをアピール。

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松戸市は、首都圏の大規模な住宅都市として整備され、
人口も大幅に増えに増え、平成17年には48万人にまで増加。
縁もゆかりもない初めて来た土地なのに
街が発展するってなんだかうれしいな~!!

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さて、人口が爆発的に増えたきっかけともなった
理想の団地、常盤平団地がこちら

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えええっ!!!
博物館の中に団地そのまま詰め込んじゃった!!

昭和の生活を再現する場面で
ひと部屋だけとか、生活用品だけ紹介することはあっても
団地まるごと作っちゃうなんて見たことないよね~!!

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団地そのもの、すべてを展示したい!!という
団地への愛が作らせたのでしょうか。
ベランダや窓も一部だけじゃなく
2階3階、見えない部分まで精巧に再現されています。

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入り口は1階のベランダから土足のまま侵入する泥棒スタイル。
なんとなくうしろめたいな~

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当時の最先端だったダイニングキッチン。

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▲冷蔵庫

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▲置かれている小物や調理器具も当時にあわせてレトロ

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▲金属製の箱は“ガンガン”と呼ばれ、四次元ポケットのごとく、いろんなものが入っていた。

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▲テーブルの上に置かれた器には、数の揃わないお菓子が潜んでいる。

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この家の見取り図。
昭和37年、都心に勤める
平凡ながらもしあわせに満ち満ちた一般サラリーマン家庭の家。
このような家に住む人々のことは「団地族」と呼ばれていた。

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家族が一家だんらんを楽しみ、くつろぐ部屋とされるリビング。

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現代の子供はなにかわからないというダイヤル式電話。

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▲かっこいいラジオ

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▲めちゃくちゃ場所をとるレコードプレーヤー

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足踏みミシンや、おもちゃのような掃除機、
ストーブ、鏡台が並ぶ寝室。

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▲わざわざ銭湯に行かなくても、家の中にお風呂がある!!

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▲トイレ文化の革命、水洗トイレ

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団地の外には生ごみを溜めておくダストシュートまで再現。

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ところで、松戸市は二十世紀梨誕生の地だってご存知??
二十世紀梨は、明治21(1888)年に、当時13歳の松戸覚之助少年が、
ゴミ捨て場に自然に生えていた小さな梨の木を移植して育てたところ、
10年目に結実して発見。
この梨はまったく新しく、
二十世紀を代表する品種になってほしいという期待を込めて、
明治37(1904)年に「二十世紀梨」と命名。

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二十世紀梨誕生の地はいま、二十世紀公園と名付けられ
誕生の地の住所はなんと
松戸市二十世紀が丘梨元町って名前なんだよ~!!
思い入れがスゴイ!!


松戸市立博物館

住所: 千葉県松戸市千駄堀671
TEL: 047-384-8181
営業時間: 9:30~17:00
定休日: 毎週月曜/第4金曜/12月28日~1月4日




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