※回転展望台手柄ポートは2018年3月25日をもって閉店しました。
姫路駅からバスで15分
手柄山中央公園にやってきました。
総合公園というだけあって
競技場や体育館、文化センターや広い庭が果てしなく拡がる園内。
頂上からは姫路市内を一望でき
遠くには真っ白に輝く姫路城も見える。
たまねぎ型をしたこちらは温室植物園。
サボテン、洋ラン、食虫植物を中心とした
120科、1500種、25000株を展示。
変わった形をしたこちらは昭和31年に建てられた
太平洋戦争の犠牲者を供養する慰霊塔。
園内には手柄山遊園という遊園地もある。
しかし現在、観覧車やジェットコースターなど大型遊具はすべて休止し、
ちびっこ向けの小さな乗り物とプールしか営業しておらず、
「行ったってつまんないよあんなとこ」とスタッフのおじさんにディスられる存在に。
ここ、手柄山公園は昭和41年に開催された姫路大博覧会のメイン会場ともなっていて
現在でも当時の建物をそのまま残してあるものも多く見られ、
水族館は博覧会開会中、海底探検館として利用されていて、
奥に見えるお城のような建物はロックガーデンと呼ばれ
博覧会では水が流れ落ちる壮大な仕掛けがあったんだそう。
中でも注目は、モノレールのりば。
博覧会開催中、かつて姫路駅からここ手柄山までモノレールが走っていた。
バスで15分の距離を行ったり来たりするだけのモノレールをわざわざ作るっていうスゴイ時代。
※姫路モノレールは昭和41年に開業するも、営業不振のため昭和49年に休止し、のちに廃止。
そのモノレールが実際に出入りしていた出入り口がココ。
駅そのまんま残っててくれています。
さらに駅の中には当時のまんまのレールの上に
実際に姫路駅との間を行き来していた当時のまんまのモノレールもいる!
雨風にさらされていないため、今でもめちゃくちゃキレイ!
モノレールの中にも入れるし、イスにも座れる。
看板もすべて当時のものなんだそう。
こりゃスゴイや!!
時が経ち、石になった家族もいる。
さて、今回ここに来た一番の目的はこれですよコレコレ!!
姫路中央公園でもっとも人気のある昭和の遺産
回転展望台、喫茶手柄ポートが
平成30年(2018年)3月25日をもって閉店・廃業するって!!!
姫路大博覧会の昭和41年に誕生してから52年間営業していた手柄ポート、
ついに、ついにこの日がやってきてしまいました。
レトロ好きの間では有名な手柄ポート
姫路大博覧会のテーマ塔として、ロサンゼルス国際空港旧管制塔をモデルに建設されたのだそう。
この美しい曲線美、ずっと眺めていたいでしょ?
どことなく未来感のあるフォルムは、夢のある博覧会の会場にピッタリ。
回転展望台へはエレベーターに乗って行ける。
わざわざここまで来たものの、やはり現地に行くまで営業してるかどうかの不安はつきもの。
大きく書かれた営業中の文字に、ホッと胸をなでおろす。
ご案内の横にはらせん階段が続き、階段でも行けるもよう。
せっかくだし、階段で行ってみよう!!
52年間の時間とホコリが堆積した階段を一段一段踏みしめながら上へ上へ。
やっと到着!!手柄ポート。
入り口ではいろとりどりの食品サンプルがお出迎え。
それほど広くない喫茶店のわりにメニューが充実。
食事もしっかりいただけるのがうれしい。
そしてついにキターーー!!!
ここが回転展望台、手柄ポートだー!!!
動く!!動く!!
本当に動いているよ!!!
一周14分、意外と速い。
創業52年目、
BGMの有線をかき消すほどの音量で
キュウキュウキィキィきしみながら動く展望台。
がんばってます!!の感じがじわじわ伝わってきていとおしい。
それではここで、回転展望台が動く様子を、動画でご覧ください。
キッチンがあるエリアを通過するときは、人が通れないほどに狭くなる通路。
このエリアにいるときに注文の品ができあがっても、ちゃんと持ってきてくれるからありがたい。
レトロでかわいいキッチンの照明。
壁に貼りついた棚にはたくさんの食器と缶詰が並ぶ。
店内にも閉店を伝えるポスターが。
ああ、本当に、本当に閉店してしまうんだなあ。
ドリンクはもちろん、フードメニューもおいしいと評判の手柄ポート。
全メニュー制覇したいな~
▲わたしはビーフカレーを注文
▲友人はイタリアンスパゲッティーを。
食後のデザートにチョコレートパフェとプリンパフェ。
フレークや寒天でごまかさないで、底までしっかりとクリームで埋め尽くされていて最高!!
ほどよい甘さと持ち前の早食いで、あっという間に完食。
おいしかった~!!!
帰りはレトロなエレベーターを楽しむわたしたち。
この丸いボタンと丸い表示
独特のフォントで書かれた運転法などにキャッキャする。
そのあと3時間ほど園内を散策し、
西日が傾くころ、再びやってきました手柄ポート。
まさか、1日に2回も来れるなんて!!
さっき会ったスタッフの方に、また鉢合わせたわたしたち。
気まずい空気が流れる中、再び着席。
ここは何度来てもワクワクするな~!!
じゃあ今度はフルーツパフェとクリームソーダを!!
スタッフの方に「(アイスクリームばっか食べて)おなか大丈夫ですか?」と心配されるも
外の気温12度、肌寒い中でもあっという間に完食。
おいしかった~!!!
喫茶店は閉店してしまうものの、
この建物自体を壊すかどうかはわからないとのこと。
壊さないにしても、喫茶店の明かりが見えるのは今だけ。
回転展望台 喫茶手柄ポートは2018年3月25日で閉店してしまうよ!
レトロ好き、喫茶店好きは明かりがついているうちに必ず行っておくように!!
手柄山中央公園 回転展望台喫茶手柄ポート
住所: 兵庫県姫路市西延末440
営業時間: 10:00~17:00
定休日: 火曜日
★★★お知らせ★★★
商店街好きの私が今まで巡りに巡ってきた300カ所以上の商店街から、選りすぐりの50をまとめた本「商店街さんぽ ビンテージなまち並み50」(学芸出版社)が発売中です!
商店街とその周りの見どころや、楽しみ方を紹介しています。
路地好き、レトロ好きに大好評!!
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姫路駅からバスで15分
手柄山中央公園にやってきました。
総合公園というだけあって
競技場や体育館、文化センターや広い庭が果てしなく拡がる園内。
頂上からは姫路市内を一望でき
遠くには真っ白に輝く姫路城も見える。
たまねぎ型をしたこちらは温室植物園。
サボテン、洋ラン、食虫植物を中心とした
120科、1500種、25000株を展示。
変わった形をしたこちらは昭和31年に建てられた
太平洋戦争の犠牲者を供養する慰霊塔。
園内には手柄山遊園という遊園地もある。
しかし現在、観覧車やジェットコースターなど大型遊具はすべて休止し、
ちびっこ向けの小さな乗り物とプールしか営業しておらず、
「行ったってつまんないよあんなとこ」とスタッフのおじさんにディスられる存在に。
ここ、手柄山公園は昭和41年に開催された姫路大博覧会のメイン会場ともなっていて
現在でも当時の建物をそのまま残してあるものも多く見られ、
水族館は博覧会開会中、海底探検館として利用されていて、
奥に見えるお城のような建物はロックガーデンと呼ばれ
博覧会では水が流れ落ちる壮大な仕掛けがあったんだそう。
中でも注目は、モノレールのりば。
博覧会開催中、かつて姫路駅からここ手柄山までモノレールが走っていた。
バスで15分の距離を行ったり来たりするだけのモノレールをわざわざ作るっていうスゴイ時代。
※姫路モノレールは昭和41年に開業するも、営業不振のため昭和49年に休止し、のちに廃止。
そのモノレールが実際に出入りしていた出入り口がココ。
駅そのまんま残っててくれています。
さらに駅の中には当時のまんまのレールの上に
実際に姫路駅との間を行き来していた当時のまんまのモノレールもいる!
雨風にさらされていないため、今でもめちゃくちゃキレイ!
モノレールの中にも入れるし、イスにも座れる。
看板もすべて当時のものなんだそう。
こりゃスゴイや!!
時が経ち、石になった家族もいる。
さて、今回ここに来た一番の目的はこれですよコレコレ!!
姫路中央公園でもっとも人気のある昭和の遺産
回転展望台、喫茶手柄ポートが
平成30年(2018年)3月25日をもって閉店・廃業するって!!!
姫路大博覧会の昭和41年に誕生してから52年間営業していた手柄ポート、
ついに、ついにこの日がやってきてしまいました。
レトロ好きの間では有名な手柄ポート
姫路大博覧会のテーマ塔として、ロサンゼルス国際空港旧管制塔をモデルに建設されたのだそう。
この美しい曲線美、ずっと眺めていたいでしょ?
どことなく未来感のあるフォルムは、夢のある博覧会の会場にピッタリ。
回転展望台へはエレベーターに乗って行ける。
わざわざここまで来たものの、やはり現地に行くまで営業してるかどうかの不安はつきもの。
大きく書かれた営業中の文字に、ホッと胸をなでおろす。
ご案内の横にはらせん階段が続き、階段でも行けるもよう。
せっかくだし、階段で行ってみよう!!
52年間の時間とホコリが堆積した階段を一段一段踏みしめながら上へ上へ。
やっと到着!!手柄ポート。
入り口ではいろとりどりの食品サンプルがお出迎え。
それほど広くない喫茶店のわりにメニューが充実。
食事もしっかりいただけるのがうれしい。
そしてついにキターーー!!!
ここが回転展望台、手柄ポートだー!!!
動く!!動く!!
本当に動いているよ!!!
一周14分、意外と速い。
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BGMの有線をかき消すほどの音量で
キュウキュウキィキィきしみながら動く展望台。
がんばってます!!の感じがじわじわ伝わってきていとおしい。
それではここで、回転展望台が動く様子を、動画でご覧ください。
キッチンがあるエリアを通過するときは、人が通れないほどに狭くなる通路。
このエリアにいるときに注文の品ができあがっても、ちゃんと持ってきてくれるからありがたい。
レトロでかわいいキッチンの照明。
壁に貼りついた棚にはたくさんの食器と缶詰が並ぶ。
店内にも閉店を伝えるポスターが。
ああ、本当に、本当に閉店してしまうんだなあ。
ドリンクはもちろん、フードメニューもおいしいと評判の手柄ポート。
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▲わたしはビーフカレーを注文
▲友人はイタリアンスパゲッティーを。
食後のデザートにチョコレートパフェとプリンパフェ。
フレークや寒天でごまかさないで、底までしっかりとクリームで埋め尽くされていて最高!!
ほどよい甘さと持ち前の早食いで、あっという間に完食。
おいしかった~!!!
帰りはレトロなエレベーターを楽しむわたしたち。
この丸いボタンと丸い表示
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そのあと3時間ほど園内を散策し、
西日が傾くころ、再びやってきました手柄ポート。
まさか、1日に2回も来れるなんて!!
さっき会ったスタッフの方に、また鉢合わせたわたしたち。
気まずい空気が流れる中、再び着席。
ここは何度来てもワクワクするな~!!
じゃあ今度はフルーツパフェとクリームソーダを!!
スタッフの方に「(アイスクリームばっか食べて)おなか大丈夫ですか?」と心配されるも
外の気温12度、肌寒い中でもあっという間に完食。
おいしかった~!!!
喫茶店は閉店してしまうものの、
この建物自体を壊すかどうかはわからないとのこと。
壊さないにしても、喫茶店の明かりが見えるのは今だけ。
回転展望台 喫茶手柄ポートは2018年3月25日で閉店してしまうよ!
レトロ好き、喫茶店好きは明かりがついているうちに必ず行っておくように!!
手柄山中央公園 回転展望台喫茶手柄ポート
住所: 兵庫県姫路市西延末440
営業時間: 10:00~17:00
定休日: 火曜日
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