遠くから見てもひときわ存在感のあるゴツイ建物は青森銀行の前身、
第五十九銀行の本店。
ちなみに五十九ってのは全国で五十九番目にできた国立銀行って意味で、ほかにも数字が入った銀行はいまでもときどき見かけるけど、あれはそうゆう意味なんですって。
この建物は明治37年(1904年)に建てられたもので、建築当時のまま残っている大変貴重なもの。
中に入るとまずは客だまりと窓口。
奥には広々とした営業室。
今は創業時の資料や昔の貨幣、紙幣などが展示。
2階へあがる曲がり階段は、大株主だけが使用するってだけあって上質な優雅さをもち、
ロビーを広く使えるなど工夫もこらした一級品。
2階にあがるとこちらは小会議室。
この部屋の天井がすごい。
金唐革紙(きんからかわがみ)と呼ばれ、和紙にスズ箔とうるしを使って、17の工程を手仕事で仕上げたという、平たくいうとめちゃくちゃ手間がかかったもの。
隣は公民館くらいの広さはありそうな大会議室。
この部屋の天井もさっきの金唐革紙。
これだけの広さの紙作るのには相当日にちかかったんでしょうけど、いかんせん天井にあるからよく見えないよ~
壁紙の分も作ってほしかったな~
さらにこちら、「漆喰(しっくい)の天井をご覧ください」とのヒントが書かれた第二応接室。
シンプルでオシャレな部屋に入り、上を見ると
これが漆喰の天井か~!!
降りる階段もこれまた上質で優雅なカーブを描き、見る人が見ればどこもかしこも唸る箇所ばかり。
続きましてこちらは旧弘前市立図書館。
明治39年(1906年)に建てられたもので、昭和6年まで市立図書館として使われていたもよう。
奥行はあまりなく、結構小さめな建物。
八角形の2つの塔と赤い屋根、緑のふちどりがかわいい!
1階は、旧市立図書館の形態を復元し、当時の関係資料も展示。
2階には、地方出版物や同人誌の紹介、ビデオによる文学碑めぐりのコーナーが展開。
旧弘前市立図書館のすぐ隣にあるのが
旧東奥義塾外人教師館(きゅうとうおうぎじゅくがいじんきょうしかん)。
こちらも平たくいうと、東奥義塾という青森で初めてできた私立の高校に招かれていた英語教師の宿舎。
英語教師の宿舎がこの豪華さよ。
どんだけもてなされていたのでしょうか。
アメリカのホームドラマにでも出てきそうなメルヘンな部屋の数々。
こんな、エアコンが効かないくらいだだっ広い部屋に住んでみたいな~
これは本当に当時からあったんでしょうか?
廊下にブランコがついてる!!
これは誰もが描く夢でしょう。
さらにここの裏手には
なにこれ!ミニチュアがたくさん並んでる!
どうやらこれらは弘前市にある、またはかつてあった有名な建物で
実物の10分の1の大きさで作られているみたい。
それぞれには説明書きもあってわかりやすい。
▲旧弘前市役所
▲旧弘前郵便局
建物だけじゃなく、人もいてよりリアリティのあるものも。
人と比べるとやたらデカイ、弘前のカブトムシも発見。
こちらは明治39年(1906年)に創業された菊池薬局。
壁にはアルフォートみたいな看板が大量に並び、細かい絵や文字まで完全再現。
実物は一枚板をくりぬいて金箔が貼ってあったのだそう。
こちらは「角み」呉服店。
3階建ての洋館はバルコニーや八角塔がある白亜の造りで、当時はあたりの商店を圧し、外装では市内店舗の洋風化を推進する役割を果たしていたらしい。
こちらはかくは宮川デパート。
弘前市の中心部に東北で初の本格的なデパートとして大正12年(1923年)にオープン。
弘前で随一の高さであった4階建ての洋館で、エレベーターと食堂があるのが珍しく、大盛況。
しかし昭和53年(1978年)、建物の老朽化のため閉店してしまったそうで、実物見てみたかったな~
ショーウインドウも再現されていて、作者のこだわりを感じる。
これらの建物のほとんどは残念ながら現存しておらず、実物を見ることができないものばかり。
でもこうやってカッコイイ建物がミニチュアでも残ってるのはありがたいな~
旧五十九銀行本店(青森銀行記念館)
住所: 青森県弘前市元長町26
旧弘前市立図書館
住所: 青森県弘前市下白銀町2-1
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