名古屋市内に残る市場を紹介するコーナー。
過去には西区・北区、瑞穂区を紹介してきましたが
今回は港区・南区・緑区・天白区・熱田区・中区・中村区・中川区を一挙にめぐっていきましょう。
【港区】
≪築地公設市場≫
港区名港1-13-10
まずこちら、地下鉄築地口駅すぐ。
アツイ男たちの溜まり場、ボートピア名古屋の裏にある築地公設市場。
公設市場は市営住宅真砂荘の1階。
市場の開設は大正8年。その後昭和38年に改築されいまの姿に。
店内は今風のスーパーマーケットに近い雰囲気で入りやすく、商品棚や冷蔵ケースの並ぶセルフの売り場と集中レジがあるおなじみの光景。
入り口には市場の定番、フードコート的存在のうどん屋が入居していたものの、最近休業してしまったのでしょうか。
対面販売エリアでは何軒かあった面影を残しつつ、現在塩干屋さんのみ営業。
こうゆう個人のお店がズラッと並んでいるのが市場らしいよね。
市場の周りにはレトロな建物や歴史のありそうな個人商店、飲み屋にパチ屋まであり、活気のある街並み。
昭和の時代はもっと賑わってたんだろうな~
≪南陽公設市場≫
港区秋葉1-130-4
続きましてこちらはトリのマークがかわいい南陽公設市場。
市場の前には子供が遊んでいるようなモニュメントがあり、公設市場は街のシンボル的役割。
南陽公設市場をNANYO PUBLIC MARKETと書くことで一気におしゃれな風が吹く。
アーケードの下にはいくつか個人商店が入るかたちで並び
たこ焼きや床屋、自転車屋など数店舗が営業中。
パブリック感のある黒板
南陽公設の周りは団地や住宅、学校が取り囲み、
市場は、ここに来れば知ってる誰かに会えるコミュニティセンター。
住宅の南は造成地が広がり、野原の向こうにそびえる団地群は、砂漠に現れたオアシスのよう。
【南区】
≪フレッシュプラザナルハマ≫
南区鳴浜町5-6
こちらはすぐそばに大手スーパーマーケットチェーン、ヤマナカがあるにも関わらず、ひっきりなしにお客さんがやってくる、激安!と定評のあるフレッシュプラザナルハマ。
店内は小ぶりなスーパーマーケットといった感じで、すべてセルフスタイルで個人商店はナシ。
≪名南ショッピ≫
南区鳴浜町6-1
一方そこから徒歩数分、ヤマナカ、ナルハマの影に隠れるようにひっそりとたたずむ名南ショッピ。
名古屋公認の文字を堂々と掲げるわりには人影がないようですが
入り口には国産をアピールする肉屋からの熱いメッセージが踊り、営業中であることを確認。
数年前までいくつかお店が並んでいたことを思わせる店内では、一番奥で肉屋さんが営業中。
≪中央ショッピ≫
南区泉楽通3-57
こちらは名南ショッピと系列店かな?
道徳のそばにある中央ショッピ
店内には八百屋、肉屋、魚屋のほか、惣菜や漬物屋など対面販売の個人商店がひしめき、活気に満ちた市場そのもの。
名古屋では大変貴重な存在なのでは。
≪トスカ≫
南区内田橋2-26-22
内田橋にあるトスカは、セルフ販売のスーパーマーケット“モグフーズ”と、専門店が集まった形態。
現在は数店の専門店が営業中。
詳しくは→内田橋の喫茶店でクリームソーダ飲み比べ
【緑区】
≪大高公設市場≫
緑区森の里1-93
大高公設市場も、団地や住宅地に囲まれた市場で、なんでも揃うスーパーマーケットと、個人商店が集まったスタイル。
スーパーマーケットには豊富な商品が並び、活気があることをうかがわせる。
市場の中には中庭のようなパブリックスペースがあり、フリーマーケットやイベントでも開催されてそうな雰囲気。
≪中競市場≫
緑区大将ヶ根2-836-2
中京競馬場前駅から続く駅前商店街、誰にも気づかれないように気配を消す中競市場の跡。
残念ながら中はなにもなく閉業している様子。
GⅠもある競馬場のそばだというのに、閉まってる店が多い印象。
年中競馬が開催されればもっとこの街も栄えるのにな~
【天白区】
≪フレッシュヤゴト≫
天白区元八事2-28
こちらもセルフ販売がメインのフレッシュヤゴト。
一般的なスーパーマーケットと変わらない雰囲気で品数豊富。
広告も出し、賑わっている様子。
片隅にはここにもありました。
のちのフードコート、うどん屋さん。
【熱田区】
≪サパティークヒビノ≫
熱田区青池町3-105
こちらはかなりの広さを誇るサンパティークヒビノ。
店内はこちらもすべてセルフ販売。
道路沿いにはうどん屋さんならぬ、ラーメン屋さんが入居。
≪福寿市場≫
熱田区二番2-21-21
昔ながらの市場スタイルが今でも残る福寿市場。
入り口付近には広々と野菜果物が売られ、豆腐やこんにゃく、お菓子や調味料も揃う。
市場の右側には洋服や化粧品もあり、近所の主婦たちの談笑の場としても活用。
【中川区】
≪昭和橋ストア≫
中川区昭和橋通1-27
国道1号線沿いにそびえるビルの1階には昭和橋ストアが営業中。
かつては1階フロア全部がショッピングエリアだったものの、現在惣菜屋さんと魚屋さんが営業中。
≪下之一色魚市場≫
中川区下之一色町南ノ切新川堤防外21
こちらは今でも営業していると噂の下之一色の魚市場。
このあたり一帯、ステキな街並みが広がっているのでぜひ散策してみて。
詳しくは→かつての漁師町を歩く 下之一色
≪正色市場≫
中川区下之一色町北ノ切10
こちらも下之一色に残る市場、正色市場。
今でも八百屋さん、肉屋さん、花屋さんが営業中。
詳しくは→かつての漁師町を歩く 下之一色
【中村区】
≪稲葉地市場≫
中村区稲葉地本通2-29
こちら、大通り沿いに並ぶ店に紛れ、見過ごしてしまう存在感の稲葉地市場。
入り口には歴史のありそうな洋服屋さんと、新しく入ったようなマッサージのお店が入居。
壁には古い看板がバシバシ貼られ、間違い探しのように文字をひとつひとつ見ながら、今でもあるのかないのか確かめたくなるレベルのアンティーク揃い。
市場はL字型に広がり、ほかにも入り口を発見。
本当に営業しているの?と不安になりそうなテントは、趣があってすごくイイ。
市場の大部分は野菜と果物が占領し、広々と営業中。
天井からぶら下がる看板には、米穀、調味料、鶏肉玉子、豆腐など、スタメンのポジションが記されていて、賑わっていた頃をイメージしやすい。
【中区】
≪長岡市場≫
中区平和1-8-1
こちらは公認長岡市場。
入り口のテントには古着雑貨と書かれていて、つい最近まで営業していたような雰囲気。
長岡市場の文字は、壁に直書きしてあるのではなく、パネルが貼り付けてある。
長岡市場の周りを観察していると
感謝感謝感謝・・・と意識高い自販機に遭遇!
その隣の自販機には感謝感謝に加え
さらに感謝している知らないおじさんが!!
だれ!?
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