日本のへそと称するこの街には
レトロ好きの間で話題のステキすぎる場所がある
というわけでやってきました。
こちらは豊川町という大きな交差点。
初めて来たまったく知らない土地なので、この場所の由緒のことはまったく知らないでやってきたわけですが、いくつか商店が並ぶ様子からここには古くからの街があるということがわかります。
商店の間の道を入っていくと、遠くの方まで商店が並んでいるのが見え、導かれるように奥へ奥へ
商店と住宅が入り混じる道沿い。
どこにもなにも書いてないけど、ここにはかつて商店街があったんだろうなあと推測。
かわいすぎるシゲナワの看板
人目を引くカッコイイ藤原歯科
さて、今回お目当ての場所はこのかつて商店街だった面影を残すエリアにひっそりと隠れていて、まずたまたまでも見つけることなんて到底不可能。
なので事前にしっかり場所をチェックしてから行くのがおすすめ。
目的地に到着しました。
え?どれ?どこ?
なんの変哲のない月並みな住宅街の風景に見えますが
このなにも書かれていない入り口を入ってみると
うわああああ!!
すごい!!!
外からはまったくわからなかったけど
中にこんなスバラシイ空間があるなんて!!!
この場所の由来は諸説あるようですが、名前は旭マーケットでグーグルマップに登録されています。
マーケットというわりには商店らしいものは見当たらず、居酒屋の看板が数軒と、何軒か住民が住んでいる様子。
通路はとても手入れが行き届いていてすごくキレイ。
壁やベランダをよく見ると新しい素材の箇所が多く、人の手が入っていることがよくわかる。
レトロ好き垂涎の木造アーケード。
思わず「私だけの大切な場所」とかいって秘密にしておきたくなるでしょう?
一部、崩壊してしまっている箇所も。
スタンドおきくは明かりが灯るのでしょうか。
旭美容店の窓の形や壁の色が美しい。
通路の真ん中あたりには共有スペースのような場所も。
共同トイレ
通路は並行してもう1本。
こちらの方がよりビンテージ感が強い雰囲気でしびれる。
こちらにもわずかにお店の看板が存在。
看板からどんな店なのかわからないノーヒント。
だからこそ想像は無限大。
#私だけの大切な場所
#ファインダー越しの私の世界
#ダレカニミセタイケシキ
反対側の入り口はこんな様子で、やっぱりこっちから来ても看板も目印もなにもない。
この景色からまさかあの美しいアーケードの世界が広がっているなんてまったく想像できないよね。
西脇市まで来たらついでにもう1か所寄ってほしいのがここ。
アピカホールのすぐそばにある、グーグルマップ上では寿マーケットと記された場所。
知らなきゃ絶対見逃すこの2つの入り口から中を覗いてみると
おおお~!!!
ここもまた旭マーケットに雰囲気がよく似てて最高!!
もう片方の通路も見てみると、こっちも引けを取らないステキな空間。
路地好きのみなさん、興奮するよねこれは!
木造の扉に木造のシャッターが並ぶ、木のぬくもりを存分に味わせる空間。
ここにいるだけで飯3杯いけちゃう!
鮮魚店だったことを表す看板も現存。
これがあるだけで当時の光景をがよりリアルに想像できるよね。
残しててくれてありがとうございます!
マーケットという名前でも、見た感じ居酒屋やスナックなど飲食店が多い様子。
ちょっとした食堂街って感じだったんでしょうか。
こちらは壁に貝殻がはめ込まれていて、デザイン性に優れたおしゃれな建物。
廃墟に置いてあるイスみたいな、配置にわざとらしさがない昭和の生活用品たち。
緑色の洗濯機なんて、いま逆に新しいな。
たばこがまだ200円台の自動販売機。
その上には薄っすら浮かび上がる亡霊のような島田紳助の広告も。
通路の途中には公衆便所でしょうか。
その2階部分が崩壊していて危険な状態に。
もう1本の通路にも、ほぼ同じ場所に公衆便所が。
こっちの2階は崩れてないけど、いつ同じ状態になってもおかしくない雰囲気。
そして2本の通路の突き当りはコの字型になっていて、2本の通路が繋がってるんですね。
外から見ただけでは、中にこんな光景が広がってるなんて絶対わからないよね。
案外みんなの近所にも、知らないだけでステキな世界が存在しているのかも。
旭マーケット
住所: 兵庫県西脇市西脇17
寿マーケット
住所: 兵庫県西脇市西脇903
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