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全国のアーケード商店街を巡ってきましたが、商店街というものはたいてい、駅前や繁華街、街道沿いや参道など
“人が集まる場所”に自然発生する
ということを実感してまいりました。
がしかし、兵庫県相生市にある本町商店街は、駅から随分離れた住宅地に突然現れるタイプで、なんでここにあるんだろう??と摩訶不思議。
城跡が近くにあるから城下町だったとか?
はたまた海が近いので港町でしょうか??

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早速ググッてみたところ、本町商店街は、海岸沿いにあった播磨造船所(現在のIHI)に通勤する人たちのために作られた、社宅街の中心になる通りに商店を作ったのが始まりなんだって。
このように、一社の企業の事業所や工場が街の産業の大部分を占め、その企業で働く労働者とその家族が住んでいることで、企業の盛衰が都市の盛衰に直結するような都市を、企業城下町といいます。
うまく説明できないけど、なんだかワクワクしますね。

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さて、目的地周辺に近づくと、カラフルな照明が道の両脇に並び、商店街っぽさをビンビンにキャッチ!

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カラフルな照明をたどって行くと

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あったあった~!!
これが本町商店街だ~!!

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本町商店街が誕生したのは大正時代。
現在のアーケードが完成したのは1961年。
当時は相生一の繁華街だったようですが造船所がなくなると人口が減り、いまは見通しのいい広々とした商店街に。

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2017年、大正時代から数えて100周年を迎えた本町商店街。
ちなみにこの日は2019年ですが、110周年目まではこのままで乗り切れそうです。

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照明は電球が丸見え状態ですが、かつては丸いガラスのカバーがハマッていたのでしょう。
煌々と輝くシャンデリア、見てみたかったな~

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商店街のメンバーを紹介する店の看板は、片側が赤、もう片側は青に統一。

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昔から続く老舗が立ち並び、その入り口は開いてたり閉まっていたり。

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掘り出し物を探したくなるミステリアスな魅力で誘う商店たち。

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個性的な看板や文字、装飾テントを眺めるのが、商店街の醍醐味。

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いかにも古そうなものを発見するとテンションあがるよね。

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全国の商店街でたびたび見かけるこの花柄。
これもレトロな商店街ならではの文化遺産。

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現場からは以上です!

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本町商店街

住所: 兵庫県相生市旭4丁目11




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