大正4年、1915年
12月9日から10日かけて
三毛別に住む人々を巨大なヒグマが襲い
7人を殺害、3人に重傷を負わせた事件が発生。
それが、三毛別ヒグマ事件。


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世界の熊害史上最大の悲惨な事件、三毛別ヒグマ事件について詳しく学べる
苫前町郷土資料館にやってきました。
入り口でヒグマが親切に誘導してくれているんだから、ここで間違いありません。

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トビラを開けるといきなりヒグマがウエルカム。
このヒグマは渓谷の次郎と名付けられていて
昭和60年、苫前町で2名のハンターが射止めたもの。
苫前町内では7年ぶりを記念して、客を歓迎する大役に抜擢。

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もともとこの建物は昭和3年に作られた苫前村役場を再利用。
中では苫前町の歴史や生活を中心に、ヒグマの剥製をアクセントに交えながら
実物の史料とパネルで紹介。

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もちろん忘れちゃいけないヒグマの知識も、日頃から常識的に学習。

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ココで是が非でも一番伝えたいのが
三毛別ヒグマ事件
いつどこでなにが起こったのか?
詳細を文字と写真で詳しく解説。

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大正4年12月9日
ここからおよそ20キロ山奥に入った六線沢というところに、380キロの巨大なヒグマが出現。
空腹のためみさかいもなく人家を襲い、家の中を掻き乱しズッタズタのボッロボロに。

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9日の10時ごろ、主婦と少年を食い殺し、主婦は林の中にまで連れ去られました。
10日の夜、死者を弔う通夜を営んでいると、通夜の席に再びあのヒグマが現れ、阿鼻叫喚の地獄絵図。
その場にいた人は奇跡的に助かったものの、すぐそのあとに別の人家を襲い、9人中5人を食い殺しました。

のちにこのヒグマは熊撃ちの名人、またぎの山本兵吉によって射殺。
その時、空には一面の暗雲が立ち込め、あらゆる木々が倒れ吹雪も一層激しくなり嵐が起こったそうな。

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文字と写真だけでは飽き足らず、事件が起こった家の様子も完全に再現。

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家の中では、マネキンと剥製を使った襲撃の瞬間が!!
ギャーーーッ!!!

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まだまだ再三に渡り、イラストや表などあらゆる手法で事件を事細かに説明。

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そんな史上最大の熊害事件を後世に語り継ごうと
事件が起こった現地には、当時の様子が復元されているのであわせて寄っておこう。
詳しくはこちら↓
三毛別ヒグマ事件が起こった現地に行ってみよう

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じゃんじゃん捕らえられるクマは、次々と剥製に姿を変えられる。

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特に大きいヒグマはこうして土台付きで立派に飾られ
北海太郎と愛称まで付き、大切にされるように。

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正義の味方、クマを仕留めるマタギの様子。
こんなありあわせで作られてて大丈夫なんでしょうか。

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郷土資料館の大部分は、苫前町の暮らしにまつわる家庭用品や農機具の展示。

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いろんな街でこうゆう生活グッズって見てきたけど
めちゃくちゃいっぱいあって、どれも貴重で捨てられない。

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置ききれないのか、廊下にまで並ぶビンテージ家具。

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さらに奥には考古資料館まであって、北海道の歴史まで学べちゃう。

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こちらにはトド漁のワンシーン。
うわ~!!!なにこれ!!
デカすぎじゃない!?

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このトドは実際に1989年の夏に北海道の海岸に打ち上げられたものなんだって。
引くくらいデカイ。

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ヒグマ事件について学んだら次は
実際に起こった事件現場に行ってみよう!!
詳しくはこちら↓
三毛別ヒグマ事件が起こった現地に行ってみよう

★★★おまけ★★★

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苫前町役場前には、巨大なヒグマ
とままえだベアーがいるので要チェック。
ヒグマ事件が起こり、ヒグマを警戒している街で
ヒグマがちょいちょいマスコットキャラクターをしている姿は
どうゆう目線で見ればいいんでしょうか。

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苫前町郷土資料館

住所: 北海道苫前郡苫前町苫前393
TEL: 0164-64-2954
開館時間: 10:00~17:00
定休日: 月曜日




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