宇和島で闘牛があるんだって。
闘牛っていうとスペイン名物の、人が赤い旗振り回して牛を操りながらオーレッ!とかいうやつでしょ?
と思いきや、平たく言うと“牛同士で闘う相撲”みたいなやつなんだって。
そうゆう日本式の闘牛をやってる地域は日本各地にあって、そのうちのひとつがここ、宇和島ってわけ。
会場はここ、闘牛場っていう立派な場所があって、闘牛は年に5回開催。
サーカスでも見に来たかのような昭和っぽい宣伝。
これだけでワクワクするな~
最近は外国人観光客も多いのでしょうか。
英語や中国語でも解説。
チケットを買い、中に入ると早速宇和島の牛鬼まつりに出てくる牛鬼がウエルカム。
こちらが闘牛場。
まさにサーカスでも始まりそうな雰囲気に興奮!!
周りには階段状にベンチが並び、どこでも自由に座れる自由席。
場内には弁当屋さんもあって、ごはんを食べながら観戦も可能。
こりゃ楽しいや!
開始1時間前には、今日闘牛をやる牛の紹介タイム。
牛出てきた~!!でかい~~~!!!
3m以上あるのでは??
たまたま隣に「わしも昔は闘牛をやっていた」という闘牛おじさんが座り、聞いたらいろいろ教えてくれることに。
これはラッキー!
「闘牛ってそもそもなんでやってるの??」と聞くと
「ただの娯楽。」
自分の飼ってる牛を鍛えて闘わせてるだけなんだって。
「闘牛の牛はいずれ食べられるの?」
「食べてもうまくないだろう。動物園のエサだな。」
12時になるといよいよ闘牛スタート。
まずは地元の人たちによる太鼓の演奏から。
そのあと関係者が紹介されると、〆は市長のあいさつ。
闘牛のルールはいろんなワザがあるものの、基本的にはどっちかの牛が逃げたら負け。
隣の闘牛おじさんに
「闘牛で勝ったらお金もらえるんですか?」
「闘牛は負けた方が多めにもらえるの。」
「え!?じゃあ負けた方がいいんじゃないですか?」
「でも売りに出すときは勝ってる牛の方が高く売れるから。」だって。
いよいよ人間の相撲のように牛の名前が呼びこまれると、ものものしく巨大な牛が登場。
アルファードくらいあるんじゃないか!?ってくらいでかい~~~!!!
対戦相手も同じように登場すると、まもなく牛同士がご対面。
対峙すると瞬く間に試合開始!!
ツノとツノを突き合わせ、ガシガシぶつかりあっていると
ああっ!!と突然!!
片方の牛が逃げ出した~!!
はい、負け~~~!!!
負けた方はとっとと引き下がり、勝った方はウイニングランのごとく勝利をアピール。
前足をかきあげ、砂をまき散らし、まだまだやる気満々の様子。
かっこいいぜ!
と、こんな感じで、
牛が登場する→こぜりあう→どっちかが逃げる
の繰り返し。
非常にわかりやすいですね。
隣の闘牛おじさんによると、昔は闘牛の数も多くて、朝10時から昼の3時くらいまでやっていた。
1回の闘牛で30分くらいやりあうときもあるけど、最近は短くなったな~とのこと。
実際今回の対戦は、どの試合も1回わずか数分間こぜりあうと、すぐ逃げ出しちゃう牛ばかりで、12時から2時までの予定だったところ、1時間半もしないうちに終了。
動物相手だから難しいものの、あっという間に終わってしまってなんだか物足りなかったな~
おみやげショップには、過去の白熱した対戦がDVDにされて販売中。
闘牛を開催していない日でも闘牛を体感できるようにと、宇和島闘牛のVR動画も無料で体験可能!!
これはすごい!!
闘牛が終わると参加していた牛たちがトラックに運ばれていく場面に遭遇。
これぞまさに、音楽の授業で学んだドナドナみたいだな~。
宇和島闘牛
住所: 愛媛県宇和島市和霊町496-2
TEL: 0895-25-3511
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