いつでも新幹線を受け入れる態勢が整っている、小松駅にやってきました。
ここの駅前にも立派なアーケード商店街があるんですよ。
どうですか?見事でしょう??
商店街は飴屋通りと名付けられていて、このあたりには昔、滋養薬だった飴を商いとする飴屋が多かったんだって。
とはいえ飴屋どころか人っこひとり歩いてないですが、みんなどこへ行ってしまったんでしょうか。
かつてこの街は、小松製作所の企業城下町として栄えていて、昭和の時代にはアーケードにこんなステキな照明や店の看板がついてたんだって。
え!めちゃくちゃイイじゃん!!アーケードの醍醐味、なくなったなんて残念すぎる!!
とはいえ今でも現役で営業しているお店もちらほら。
やっぱ老舗はかわいいな~
文字がかわいいひがし。
ひがしの濁点がお花になってるよ~!
至高の芸術をあつめた名曲名盤の店もすみずみまでかわいい。
雰囲気のいいTeaRoom泉
散策の疲れをいやすのにピッタリ。
小松製作所で働くブラジルのみなさん行きつけの店でしょうか。
小松で異国を感じられる貴重なスポット。
アーケードから外れてもまだまだ続く商店街。
ネコって書かれてるけど実際ネコは1匹も見当たらない。
アーケードはT字型に交差していて、こっちは朱門通りと書かれた商店街。
どれも古くから愛されているようなお店が肩を並べる。
商店街の見どころといえば、レトロな看板やお店のたたずまい。
自分なりにグッとくるものを見つけてみよう。
いまどきのおしゃれなショッピングセンターにはない個性的な絵柄は、ここでしか見られないデザイン。
デザインをなりわいとしている人はぜひ参考にすべし。
おみやげはここで、江戸時代から続くすみげんさん。
ここでは石川県でしか手に入らない、ふぐの卵巣の糠漬けが買えるのだ。
ふぐの卵巣ってご存じの通り猛毒なんだけど、3年間塩漬けと糠漬けを繰り返すことで“なぜか”解毒され、食べられるようになるというもの。
解毒のメカニズムはいまだに解明されておらず、ふぐ調理の職人が伝統を受け継ぎながら守られ、作られているんだって。
買って食べてみたけどとにかく美味。酒好きは止まらない逸品なので、ぜひ見つけたら買って帰ろう!
広い道路を挟んで商店街はまだ続いていました。
不自然にちょん切られている雰囲気から、以前はつながっていたのかなと思ったけど、地元の方に聞いたら昔からこうだったとのこと。
そうですか。
駅から離れるほど閉まっているお店が増えてしまうのも地方の商店街あるある。
なんの店だったかもわからないノーヒントの店舗が並び、せっかくのかわいい窓やテントが使われずそのままの状態。
そんな中、元気に営業中のおもちゃ屋さんに遭遇。
ひときわ目立っててかっこいいな!!
特に見てよこの夏大好き!看板!!最高にクールじゃない!?
いま8月だから夏だけどこれ、秋とか冬バージョンもあるのかな!?
めちゃくちゃ気になる!!
こっちには「ほのぼののりものフェア」「赤ちゃんのお誕生と健やかなご成長をお祈りします」だって。
うひょ~ここで赤ちゃんグッズ揃えたくなるよね~こどもいないけど~!!
レトロな店内にはおもちゃや人形が並び、ちびっこなら手放しで喜ぶ空間。
近所のこどもでもいいからここのおもちゃ買い与えたいな~
店内にはなんとも気になる張り子も。
かわいい~!!
蛍光灯がラッパの形だよ~!!
こんなの初めて見た~!!
さらにデッカイ鯉が泳ぐ池まであるぞ。
まさに夢の国だ!!
裏側の入り口はなんとお城になってた!!最高!!
ほかにも大きな家具屋さんが営業中。
手軽に楽しめる商品から、こだわり志向のハイグレードまで豊富な品ぞろえ。
喫茶モンブランのかわいい看板。
こども服のピノキオももちろんかわいい。
ネオン管も光ってた、ダイナミックな筆使いのなかや。
商店街を抜け、さあこっちの入り口はどんな感じかな?と振り返ると
わ!!!!!なんだあれは!!!
今まで見たこともないキャラクターがこっち見ながらニンマリしているよ!!
想定外すぎてテンションあがる!!!
しかも顔の周りは風に吹かれてギラギラ動く、スパンコールでできている。
これは残っててくれてマジ感謝。ありがとう!!
三日市商店街
住所: 石川県小松市三日市町
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