龍泉洞から18キロ。
同じく鍾乳洞の安家洞(あっかどう)にやってきました。
最初に言っておくと、龍泉洞より断然おもしろいからぜひ行ってほしいんだよね。
日本一の鍾乳洞と書かれた安家洞。
なにが日本一かというと安家洞は総延長23.7キロもある、とんでもなく長い鍾乳洞。
とはいえそのうち見学できるのは入り口から700mほど。
龍泉洞に比べて手作りをビンビン感じる安家洞。
撮影OK、カメラ、ハンドライト持ち込みOKとわざわざ懐の深さをアピール。
ついついそばにあるだけに龍泉洞と比べがちですが、ずいぶんこっちはアットホームな雰囲気でウエルカム。
さすが日本三大鍾乳洞の隣では影に隠れてしまうのでしょうか。
1度に2か所、鍾乳洞をハシゴしようなんてなかなか思わないだろうしね。
入り口では龍泉洞ではなかったヘルメットを装着し、
「ライト持ってますか?」と確認。
随分安全対策にシビアだなと思いつつ、わたしは自前のライトをなぜか常備しているので準備万端です。
いよいよ足を踏み入れると、のっけからなんだここは??工事中ですか??
人の手があまり入っていない、むきだしの岩がワイルドすぎる。
足元は砂利、整備された歩道も手すり付きの柵もなにもなく、頭をガンガンぶつけるほど天井は低い。
こりゃヘルメット必須だわ~
入り口付近では迷宮と名付けられた、照明もない真っ暗闇の道を探検することもできる。
さらには有料で3時間から8時間かけて、鍾乳洞のさらに奥へ行く探検コースもあるとか。
さすが日本一の鍾乳洞!!
序盤はまだまだ相変わらずの工事現場ぶり。
ここってもしかして、手掘りなんですか??
龍泉洞のようなウッドデッキもなければ、色のついた照明も、解説のアナウンスもヒーリングミュージックもなにもない。
その自然そのものの雰囲気がB級好きにはたまらない。
いよいよ地形が鍾乳洞っぽくなってきた。
それっぽく見える岩に名前をつけちゃう、鍾乳洞あるあるも登場。
ここは猿の惑星だって。
猿っぽく見えるかな?
ここの名前は校長先生の泣きどころ?
なんだろう?と解説を読むと、なにこの世にも奇妙な物語みたいなオチは。
たびたび登場する手描きの看板が、さらにB級度アップ。
かがまないと先に進めないほど狭い道も多数。
もはやここは観光じゃなく、探検の方がふさわしい。
突き出た2つの鍾乳石が目っぽく見えるケロヨン
横に伸びた細長い鍾乳石がどことなく小型犬っぽいダックスフンド
!!!!!
Aカップ??ってもしかして??
トップとアンダーの差から求められるブラジャーのサイズのこと!?
これはテンションブチあがる~!!
こうゆうの待ってたよね~!!
足元も岩だらけになってきて手つかずの大自然を前に、なんらかの事故現場なのではと不安になるほど。
唯一の道しるべをたよりに奥へ奥へ。
本当にここから出られるのでしょうか。
かろうじて踏み固められた歩道には、容赦なく鍾乳石がボコボコ生えていて、頭上だけでなく足元にも要注意。
鍾乳石に遠慮しながら歩くなんて、ここでしかできない体験でしょう。
ニョキニョキ生えた鍾乳石の群れは、火星ロケットステーションだって。
なるほど~!っぽい~!
こっちは鍾乳石を人に見立てて会議室。
なかにはタイトルをつけられても首を傾げたくなるようなものも。
もはやなにに見えるか想像させる性格検査、ロールシャッハテストの域。
奥に進むにつれだんだん鍾乳石の規模も大きくなり、迫力も増してきた。
いよいよ安家洞の本領発揮といったところでしょう。
そしてここが、パンフレットにも採用されている安家洞のメインといえる、神殿と名付けられた場所。
上から下から鍾乳石がグイグイ伸びていて圧巻。
おお!これは!
岩手だけに岩手の名産、南部鉄瓶だ~!見える~!
写真ではわかりにくいけど、これめちゃくちゃ巨大な鍾乳石のかたまり。
タイトルは一角サイ。
どこをどう見れば親子のゾウなんでしょうか。
もう少しヒントが欲しいところ。
こちらでは行く手を阻むように、足元に鍾乳石が現れた。
うっひょ~!!!
おっぱい岩だって~!!!
安家洞最大の山場はここだったわ~!!!
鍾乳石を眺めながらキャッキャしていると突然の終了宣言。
楽しい時間はあっという間ですね。
龍泉洞より断然楽しめた安家洞。
絶対オススメです!!
安家洞(あっかどう)
住所: 岩手県下閉伊郡岩泉町安家字日蔭161-1
TEL: 0194-24-2011
営業時間: 9:00~16:00(GWと8月は9時~16時30分)
※冬季休業(11月中旬~4月中旬)
料金: おとな1000円
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