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岐阜県お得意のハコモノ物件の中でも1、2を争う税金のムダな使い道とウワサされる
日本まん真ん中センターにやってきました。
建物全体は日時計としてデザインされており、建設時の自治体名、美並(みなみ)村とかけまして高さ37.3m。
世界最大級であります。
街の名前にちなんだり、最大級を目指したりと、ハコモノらしくていいですね。

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▲ここのマスコットキャラである博士。

1980年の国勢調査から、日本の人口の重心がここ旧美並村にある!ということを記念して建設されたもので、総工費約22億円を投じ1997年4月にオープン。
がしかし、日本の人口の重心は東京への人口集中の影響で年々東南東方向へ移動しており、2000年には岐阜県武儀郡武儀町(現在の関市)の北西部に移動。
つまり作ってわずか3年で、人口の重心はここから外れちゃったんですね。

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館内に入ると巨大な金の針がズキュンッ!と床を指しております。

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針の先はズバリ、日本の人口の重心を指しているというスペクタクルな設計。
日本のまん真ん中の象徴をアピールし、ふるさと意識の高揚と地域イメージの向上を図っているのだそう。
めちゃくちゃ金かけた壮大なデザインなのに、今は重心がズレとるだなんてウソだと言うてくれえ。

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針の周りではマスコットキャラクターの博士が、日時計にまつわる歴史やトリビアを解説。
とはいえ日時計の話だけじゃスペースを埋めきれず、広い空間を持て余しまくり。
 
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スペースを少しでも埋めようと芸術作品も陳列。

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押しボタンがついた望遠鏡は、覗くと北極星が見えるのかな??
しかしボタンを押してもウンともスンとも動かず

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え?え?
そもそも望遠鏡の先が芸術作品に塞がれてるんだけど??

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まだまだ空いたスペースには、美並村ゆかりの修行僧「円空さん」の足跡などを研究展示した「円空研究センター」と、その円空さんが彫った独特の作風「円空仏」をもとに現代の人が作った円空仏を大量に展示。

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1階だけでも持て余すのに、2階まである。
2階は図書館になっていて、ここの利用者がたびたび訪れる様子。

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2階の空いたスペースでは、展示を使って日本の人口重心がここだということをアピール。

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明らかにごっそり取り外された本州。
一体なにがあったんでしょうか。

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ブラウン管ではクイズが出されていたんでしょうか。
3問以上正解した人には、博士からすてきな景品をプレゼントされていたみたい。
持ち帰って大切にしてねって念押しするほどのナニがもらえたんだろう。

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どんなゲームができたのかな??
つな引き東西判定ゲーム

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赤ちゃんのおむつ替えができるテントの脇にも、なにやら展示物が片づけられているのが丸見えだ。

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テントの奥にもせっかく作った展示物が隠れちゃってらあ。
大事な展示物を隠してさえも赤ちゃんとお母さんのためのスペースを作るだなんて、子育て世代にやさしい~

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肝心の日時計の時間は上空から見ないとよくわからない上に
今でも施設維持のために年間3000万円使われているという日本まん真ん中センター。
いつまで存続できるのか、固唾を飲んで見守っていきましょう。


日本まん真ん中センター

住所: 岐阜県郡上市美並町白山430-4
TEL: 0575-79-3700
開館時間: 9:00~17:00
休館日: 月曜日、12月29日~1月3日、国民の祝日の翌日




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