イタリアの道路を走っていると、大自然の中にポツンと、そこだけギュッとまとまった集落をよく見かけるんだけど、イタリアには「イタリアの最も美しい村」クラブという民間団体があって、“歴史的な遺産やイイ景観を有する村”を選抜してるんだって。
大きな価値を持つにもかかわらず、主要な観光ルートから外れているために忘れられ、結果として劣化・過疎化・廃村化の危険性に晒されている小規模な村の保全・整備・再活性化を図るのが目的ってんだから、これってまさに穴場好きが求めてるものじゃない？？



そんな、旅の王道はもう行き尽くした。
もっと重箱の隅をつつくような旅がしたい！
という旅のプロたちにオススメな「イタリアの最も美しい村」のひとつに選ばれている
カステルメッツァーノにやってきました。



いきなり村のメインが訪れてしまうという出オチ的な村なんですが、どうですか？？
岩場に棲むヤギですらためらいたくなる急角度の岩肌に、張り付くようにして立ち並ぶ家々。
なんでこんなところにわざわざ住んでるの？？
平家の落人なの？？



集落の周りは仙人が修行でもしてそうな険しい山々が連なり、どこまで買い物に行くのか？ばかりが気になる風景。



家の色や形が日本と違って揃ってるのが、美しい街並みを形成している要因のひとつ。
斜面に建ってるからどの家も日当たりバツグン。



それでは小さくて美しい村の様子をご紹介。




バルやレストラン、ホテルなどひと通り揃っている。



ドアや格子がいちいちかわいい



個性的でかっこいいドアノッカー



イタリアのイヌクソ看板。



ウロウロ探検したくなる小路があちこちに伸びている。



あの横尾忠則がいつか描いてみたいと思うかもしれないカステルメッツァーノのＹ字路。



１３世紀に地元の石を使って造られた、サンタマリア・デルオルモ教会



中はこじんまりとしたシンプルな作り。





作風がバラバラなキリストや聖母子像が並ぶ。



左足、どうしたの？？
めちゃくちゃ傷ついてんじゃん！
アロエ塗っときな！



キャンドルに火をつける代わりに、ボタンを押すと明かりが点くシステム。
これならいちいちキャンドルを消費せずに済むもんね。
エコ～！


カステルメッツァーノ




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