古い街並みを再現して映画やドラマのロケ地として使われる場所のひとつ、スタジオセディック庄内オープンセットにやってきました。
そうゆうところはほかにも映画村や三日月村などあるけど、ここはほかの場所と比べ物にならない。
その広さなんと東京ドーム20個分!
といわれてもピンと来ないよね~!!
ここで撮影された映画やドラマは数知れず。
るろうに剣心や座頭市などとにかくおサムライ系映画の御用達。
その中で今回ここを知ったきっかけにもなったのがコレよコレ~!!
ドラクエ世代はみんな大好き!!
勇者ヨシヒコシリーズ!!!
そのロケ地を見たくて山形まで来ました~!!
スタジオ内はとにかく広い。
映画のために1年かけてリアルな田んぼを作っては実際に収穫もできるし、建物もイチから建設しては経年劣化したように作られ、本当に昔からここにあったかのような自然になじむ見事な出来栄え。
ここは映画「おしん」で使われたおしんの生家。
昔、一世を風靡したNHKのドラマ「おしん」で使われていたおしんの生家を、別の場所からここへ移築して撮影したもの。
おしんの生家はすでに築100年以上経ち、倒壊の危機にあってたんだけど、移築したことで再生され、再び使われるようになったといういい話。
こちら映画神社は、かつて本当の神社だった資材を使用。
ああ!この神社はヨシヒコでも見覚えある~!!
中には勇者ヨシヒコの剣が発泡スチロールの岩に突き刺さっていた。
ドラマでも安っぽかったけど、実際に見てもやっぱり安っぽいんですね。
感動~!!
敷地内には近づけないような場所にもポツポツと古い建物が点在し、中には映画で実際に燃やしてそのままになっている骨組みも。
撮影のために作っては、終わったら壊してしまうものも実際多いみたい。
スタジオ内はとにかく広くて6つのエリアに分かれている。
その間はバスが周回しているのでぜひともバスに乗っちゃおう。
この日はお客さんがほとんどいなかったためわたしだけのために来てくれて、バスを降りても私が見終わるまで次のエリアへ行かずに待っててくれました!!
なんという接待!!ありがとうございます!!!
しかもバスに乗ると運転手さんがエリアごとの解説をしてくれたり、役者さんたちの裏話まで教えてくれちゃうサービスも。
「あの田んぼでは香取慎吾さんと加藤清史郎くんが田植えをしてね、香取さんはテレビで見るそのままの人でしたよ~。差し入れもたくさんいただきました。このサインもわたしに書いてくださってね、SMAPの名前が入ってるから貴重なんですよ~。」
「うわ~!ほんとですね~!!」
こちらはリアルな街並みを再現した漁村エリア。
人工的に作られた小川がチョロチョロ流れていてめちゃくちゃいい雰囲気。
ここも勇者ヨシヒコではカルバドの村、サラゴナの村など名前を変えて何度も登場。
こうゆう街並み確かに見た~!!うれしい~!!
ここにあるのがスタジオ内最大のセット、商家屋敷。
これも映画の為にイチから建設されたもの。
屋敷の中にはいくつも部屋があって、すごい!時々観光地で見るすごい豪商の家そのまんまじゃん!!
ここももちろんヨシヒコで何度も使われた場所なんだけど、撮影当時はもちろんもっと装飾があったり暗がりだったりで、あれ?こんなんだっけ?言われないとわかんない印象。
映像で見るのと実際に見るのとでは雰囲気が随分違いますな。
中庭には時代劇で見るような白砂利敷きも。
今にも代官が出てきそう。
続いてこちら、しま屋という飯屋に入ってみると
うひょ~!!!
めちゃくちゃ雰囲気ある~!!!
狭い店内の隅々までしっかり作り込まれてて、一歩入ればまさにタイムスリップ!!
こりゃおもしろいや!!
こちらはトヨの店という居酒屋。
中は昔の居酒屋になってて、酒瓶やとっくりなど古道具で再現。
隣には座敷もあっていろんなシーンが撮影できそう。
こちらは2015年に作られた伝馬屋敷。
ここでも数多くの映画やドラマが撮影されていて、その時の撮影風景も展示。
ヨシヒコが村に到着するときいつもこうゆう鳥居みたいな入り口から入るんだよね~!
実際に見れて興奮!!
村に並ぶそのほかの建物は外観だけで中身は空っぽ。
こうゆうのもすべて中も作り込まれてたら最高だよね~
こちらは風のエリアという牧草地。
ここはヨシヒコの時、仏がよく出現する場所なんだって。
ああもう一度ヨシヒコ見返したくなってきたな~!
のどかな田園風景の中にたたずむ洋風な一軒家。
今まで日本の江戸時代でやってきたのに、ここだけなぜか西洋の風。
ここが作られた当初は発注だけされて、実際には映画がなくなり使われなかったものなんだとか。
しかし今では、勇者ヨシヒコはじめ、ほかの映画やドラマにも使われてる様子。
めでたしめでたし。
調理器具は実際に使うことができ、料理を作ることもできるんだとか。
こりゃもう、住めるじゃん??
隣には大きなベッドがある寝室まで。
もうこれ、住めるじゃん??
家の隣にある大きな木は人工的に作られたニセモノなんだって。
歩いてたらいかにもモンスターが現れそうな道。
ハグレメタル出てこないかな~??
道の脇にポツンと建つ、台風が来たら吹っ飛びそうな水車小屋。
これも数多くのドラマやCMに使われるくらい隅々までよくできている。
こちらは再び映画「おしん」で使われた小屋。
中に入るとここもよくできてる掘っ立て感。
そしてここ一番の見どころ。
奥行200mある最大のロケーション、宿場町エリア。
見てよこのリアルさ!!!
全国にも宿場町を保存して再現した観光地はいっぱいあるけど、ここはすべてが映画の為にイチから作った人工物。
なのに、本物より本物っぽくない!?
道の両側には旅籠屋や飯屋など建ち並び、大勢の人が行き交う宿場町ならではの風情と臨場感。
バカ殿さまも城からこんな町が見えたら、こっそり遊びに行きたいよな~
この町の建物で唯一中に入れるのがこの商人宿大和屋。
入れるとはいえ中には、撮影で使われた衣装や、撮影シーンの展示があるのみ。
建物の中もいつか再現されるといいな~
道の脇にたたずむお地蔵さんは発泡スチロールでできている。
あまりの出来栄えに実際にお金を添えて拝む人もいるんだとか。
この町もヨシヒコでは、エフエフビレッジやダシュウ村など、撮影する角度を変えて何度も登場。
ヨシヒコファンとしてここに来れたことがめちゃくちゃうれしい!!
映画やドラマ、アニメ好きがそのロケ地を巡りたい気持ちがわかりました。
ここで撮影された映画やドラマが好きな人はぜひ訪れてみて!
最後に、スタジオ内には勇者ヨシヒコの墓もある!!
実際に使われた村の看板も勢ぞろい。
ああ!これなんだ~!!!
そしてこれが!!
勇者ヨシヒコの墓!!
その横にはムロツヨシが演じていたメレブこと、
変なほくろの金髪
の墓も。
さらにスタジオの外の空いたスペースには、中とは少し時代の違う銭湯も。
これは、2008年に公開された映画「おくりびと」の撮影で使われた、鶴岡市に実際にあった銭湯で、建物の老朽化や利用客の減少によって廃業し、取り壊されることになっていたものを、2010年ここへ移築して保存されてるんだって。
なにそれ!!最高じゃん!!!
実際に中に入ることもでき、中も当時のそのまんま。
これはうれしいね!!
こうしてなくなるはずだったものを移築してでも、そのままの姿で保存してくれるなんてめちゃくちゃありがたいな~
ほかにもどんどんこうやって残してほしいものいっぱいあるから、これからも移築保存してください!
お願いします!!
スタジオセディック庄内オープンセット
住所: 山形県鶴岡市羽黒町川代字東増川山102
TEL: 0235-62-4299
営業時間: 4月下旬~9月:9時~17時 入場16時まで
10月~11月中旬:9時~16時 入場15時まで
公式サイト: スタジオセディック庄内オープンセット
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