山形県の海沿いにある湯野浜温泉。
ここにある、明治時代から続く老舗旅館、亀やさん。
の前にあるココ。
なにやら銅像が建ってますね??
じわじわ近づいてみましょう。
見事な逆光でよく見えませんが、鳥居がありますね。
神社でしょうか。
鳥居をくぐって入ってみると
えーーー!!!
ラ イ オ ン がいる!!
ライオンにゆかりがあるんでしょうか。
それともここを作ったのが社会奉仕団体ライオンズクラブなのかな??
理由はわからないけど定番の狛犬置くより、どうせならライオンにしちゃった方が断然カッコイイもんね。
顔や体の造形のゆるさに比べて、気合の入り方が格段に違う立派なたてがみ。
たてがみだけはちゃんと作りたかったのでしょう。
ライオンの隣にはカメ。
首のシワや足のツメなど、細かいところにこだわりが見えます。
もともとここ湯野浜温泉は、海辺に湧く湯の中でカメが傷を癒していたのを漁夫が見つけたことで広まったという伝説があるようで、フムフムだからカメなのね。
じゃあライオンは??
そして遠くからも見えていたこのめちゃくちゃ背中に太陽を浴びている銅像は
阿部與十郎(あべよじゅうろう)という人で、向かいに建つ旅館亀やの2代目なのだそう。
なんでも、当時共同浴場しかなかった湯野浜で内湯を掘って成功したり、 県議会議員となって県道やトンネル開発をしたり、明治時代に西洋料理屋を作ったり、お客さんを送迎するためにタクシー会社を開業したりと、とにかくパワーみなぎるヤリ手経営者。
いるよね~こうゆう人。
そりゃ銅像にもなるわ。
さて日も暮れそうだしそろそろ帰ろうかと海沿いを走っていると
なんだあれ!?
こんなところに自由の女神!?
と、ハンドル回してピットイン。
めちゃくちゃゆるい表情。
温泉の女神かなんかでしょうか。
よく見たら“シェーッ!”のポーズでした。
土台には像のタイトルも。
「砂丘」です。
ここ、湯野浜海岸がある庄内砂丘は日本一長い砂丘なんですね。
勉強になりました。
結局誰がなんのために作られたのかわかりませんが、湯野浜温泉のシンボルであることには間違いないでしょう。
まだ時間大丈夫??
最後にもうひとつだけ気になる物件をご紹介。
こちら善宝寺という大きなお寺の前にある善宝寺駅跡。
善宝寺をイメージした立派な駅舎と、駅前には噴水や広場の跡が残り、往時の大変賑わっていたであろう雰囲気を今に伝えています。
そばには大きなおみやげ、お食事処も営業中。
この善宝寺駅を走っていたのは庄内交通湯野浜線という路線で、1929年から1975年まで走っていたのだそう。
最盛期には通勤・通学客のほか、善宝寺の参拝客、湯野浜温泉の観光客や、魚の行商人などで大変賑わっていたそうな。
廃線後、この善宝寺駅は鉄道記念館になって、庄内交通湯野浜線の資料を展示していたものの、1999年に閉館。
柵の外から中をのぞくと
あーーー!!!
車輌がちょっとだけ見える!!!
開館時は貴重な鉄道を保存展示して車内にも入れたらしいんだけど、今はまったく手入れされておらず、雨にもさらされた状態でかなり荒廃している様子。
せっかくいい雰囲気なのにもったいないな~
キレイに整備したら絶好の観光スポットになるのにね。
ホテル亀や
住所: 山形県鶴岡市湯野浜1丁目5-50
善宝寺
住所: 山形県鶴岡市下川関根100
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