P8260129

山形県の海沿いにある湯野浜温泉。
ここにある、明治時代から続く老舗旅館、亀やさん。
の前にあるココ。

P8260071

なにやら銅像が建ってますね??
じわじわ近づいてみましょう。

P8260073

見事な逆光でよく見えませんが、鳥居がありますね。
神社でしょうか。
鳥居をくぐって入ってみると

P8260075

えーーー!!!
ラ イ オ ン がいる!!


P8260081

ライオンにゆかりがあるんでしょうか。
それともここを作ったのが社会奉仕団体ライオンズクラブなのかな??
理由はわからないけど定番の狛犬置くより、どうせならライオンにしちゃった方が断然カッコイイもんね。

P8260095

顔や体の造形のゆるさに比べて、気合の入り方が格段に違う立派なたてがみ。
たてがみだけはちゃんと作りたかったのでしょう。

P8260088

ライオンの隣にはカメ。
首のシワや足のツメなど、細かいところにこだわりが見えます。

P8260086

もともとここ湯野浜温泉は、海辺に湧く湯の中でカメが傷を癒していたのを漁夫が見つけたことで広まったという伝説があるようで、フムフムだからカメなのね。
じゃあライオンは??

P8260079

そして遠くからも見えていたこのめちゃくちゃ背中に太陽を浴びている銅像は

P8260083

阿部與十郎(あべよじゅうろう)という人で、向かいに建つ旅館亀やの2代目なのだそう。

P8260093

なんでも、当時共同浴場しかなかった湯野浜で内湯を掘って成功したり、 県議会議員となって県道やトンネル開発をしたり、明治時代に西洋料理屋を作ったり、お客さんを送迎するためにタクシー会社を開業したりと、とにかくパワーみなぎるヤリ手経営者。
いるよね~こうゆう人。
そりゃ銅像にもなるわ。

P8260157

さて日も暮れそうだしそろそろ帰ろうかと海沿いを走っていると
なんだあれ!?
こんなところに自由の女神!?

と、ハンドル回してピットイン。

P8260150

めちゃくちゃゆるい表情。
温泉の女神かなんかでしょうか。
よく見たら“シェーッ!”のポーズでした。

P8260134

土台には像のタイトルも。
「砂丘」です。
ここ、湯野浜海岸がある庄内砂丘は日本一長い砂丘なんですね。
勉強になりました。

P8260162

結局誰がなんのために作られたのかわかりませんが、湯野浜温泉のシンボルであることには間違いないでしょう。

P8260041

まだ時間大丈夫??
最後にもうひとつだけ気になる物件をご紹介。
こちら善宝寺という大きなお寺の前にある善宝寺駅跡。

P8260046

善宝寺をイメージした立派な駅舎と、駅前には噴水や広場の跡が残り、往時の大変賑わっていたであろう雰囲気を今に伝えています。

P8260049

そばには大きなおみやげ、お食事処も営業中。

P8260045

この善宝寺駅を走っていたのは庄内交通湯野浜線という路線で、1929年から1975年まで走っていたのだそう。
最盛期には通勤・通学客のほか、善宝寺の参拝客、湯野浜温泉の観光客や、魚の行商人などで大変賑わっていたそうな。
廃線後、この善宝寺駅は鉄道記念館になって、庄内交通湯野浜線の資料を展示していたものの、1999年に閉館。

P8260063

柵の外から中をのぞくと
あーーー!!!
車輌がちょっとだけ見える!!!

P8260060

開館時は貴重な鉄道を保存展示して車内にも入れたらしいんだけど、今はまったく手入れされておらず、雨にもさらされた状態でかなり荒廃している様子。
せっかくいい雰囲気なのにもったいないな~
キレイに整備したら絶好の観光スポットになるのにね。


ホテル亀や

住所: 山形県鶴岡市湯野浜1丁目5-50



善宝寺

住所: 山形県鶴岡市下川関根100





ブログのFacebookページができました!
更新情報をお届けします!↓
BQ B-spot explore