昭和の雰囲気を今に残すJR折尾駅そばにある堀川沿いの飲食店街が、近く消滅するので今のうちに見に行った方がいいですよ。
と、門司港ゲストハウス ポルトの女将さんに教えてもらいやってきました。
JR折尾駅東口です。
レトロな雰囲気で人気があったという折尾駅はじめ、駅前一帯は再開発の真っただ中。
街並みはガラリと変わっている最中で、どこもかしこも工事中。
縁もゆかりもない私でさえ物悲しい気分に。
折尾駅東口のすぐそばに目的地である堀川沿いの飲食店街、ありました。
ここだ~!!たしかにいい雰囲気。
昭和30~40年代、近隣の炭鉱の興隆などとともに発展し、製造業や炭坑の労働者であふれたという飲食店街。
最盛期には40軒ほどの店舗が並んでいたんだとか。
しかし折尾駅前周辺の再開発に伴い取り壊される予定で、2021年3月までにこれら飲食店の営業は終わってしまうとのこと。
いろんな色や形が並ぶ装飾テントと看板が最高の眺め。
本当にこのスバラシイ街並みをなくちゃっていいんですか??
誰がどう見たってここは重要伝統的建造物群保存地区でしょうが!
開店1周年を祝うお店。
壁のデザインがめちゃくちゃオシャレ。
この昭和な雰囲気がいい!という市民の声もあるようで、「街並みの保存や雰囲気を受け継ぐ飲食施設の整備を」と訴えてるようだけど、取り壊したあと新たに“っぽいもの”や“一部だけ保存”したってねぇ。
この街並みの雰囲気全部ひっくるめて価値があるのに、ニセモノを作ったりピンポイントに残したって、それはもはや街の死。
何度も何度も往復して噛みしめたい街並み。
夜はまた違った雰囲気で風情があるんだろうなあ。
川の反対側から眺めると、1軒1軒の全貌がよく見える。
それぞれ幅も高さも作りも違っていてどの店も個性的。
ツタも豪快に絡まり、歴史の厚みを感じますね。
並んだ店舗の1つでも抜けて取り壊されたらせっかくの景観も台無しに。
これだけピッタリ並んですべて揃ってるからこそ見応えがあるってもんですよ。
今まで残っててくれてありがとうございます!
川の反対側にも飲食店街が広がっているので、こちらもお見逃しなく。
こっち側もやっぱりなくなっちゃうんですよね?
よく見たら入り口にかわいいアーチがかかっている。
以前はその下に電球がぶら下がり、光ってお客さんを誘っていたんだろうなあ。
折尾駅から5キロほど離れた場所に、レトロな市場があるのでついでにご紹介。
こちら銀天市場と書かれた市場の周りには、買い物客が次から次へとやってきてめちゃくちゃ賑わっている様子。
銀天市場の中はこんな感じで、老舗のお店が絶賛営業中。
銀天市場の周りにはほかにもいくつか市場のようなお店が並んでいて、お店の人とお客さんが対面で買い物できる昔と変わらない光景が広がっている。
市場の脇には激渋な飲み屋街も現存。
住宅の1階が市場から進化したような、個人商店が集まる昔ながらのスーパーマーケット。
マルゼンストア。
店の外にまで商品がうずたかく積まれていて、大変繁盛しているのが一目瞭然。
頭上に並ぶオレンジ色のランプシェードがレトロでかわいい!
別の入り口からのぞくとこんな感じで、丸くて黄色い店の看板もいいね。
こうゆうお店が今でも活気あるって、いい街だな~
折尾駅前堀川沿い飲食店街
住所: 福岡県北九州市八幡西区堀川町1
銀天市場
住所: 福岡県北九州市八幡西区相生町1-11
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