山口県随一の観光スポット、トリュフも採れるという秋吉台には定番中の定番、秋芳洞のほかにもいくつか鍾乳洞があるってご存知??
今回は時間があったら行ってほしい、そのうちの2か所をご紹介。
まずひとつ目は一発では読みづらいな景清洞(かげきよどう)。
景清洞は壇ノ浦の戦いに敗れた平家の武将、平景清(たいらのかげきよ)って人が潜んでいたことから名づけられた鍾乳洞。
入り口が近づいてくると天高く迫りくる大自然。
すごい迫力!!
入り口を入るとまず出てくるのが生目八幡宮というミニマム神社。
景清が負傷した目を洞内のしずくで洗うとたちまち治った!という言い伝えから作られたみたいなんだけど。
え?まじで?こんなとこの水で目洗ったら炎症おこすからやめなよ。
景清洞内は珍しく、車いすや乳母車も入れるというバリアフリー仕様。
これは歩くのにも歩きやすくていいね。
鍾乳洞の楽しみといえば、鍾乳石がなにに見えるかによってつけられた名前。
なるほど見える!見える!なものから、え?どこが?なものまでさまざまなんだよね。
どこをどう見ればいいのかすらわからない複雑なものも多く、ロールシャッハテストでも試されてるのでは??
※ロールシャッハテストとは、インクのシミを見せて何を想像するかを述べてもらい、その言語表現を分析することによって被験者の思考過程やその障害を推定するもの。
それから、名前をそのまま英訳するか、ローマ字にするかも、それぞれ鍾乳洞によって違うんだよね。
たとえば飛騨大鍾乳洞のように、日本語をローマ字にしただけだと当然、日本語をそもそも知ってなきゃ外国の方は読めないし。
じゃあ英語で直訳しようってなると限界が出てくるんですね。
その結果でしょうか、
天狗の筆と書かれた下には日本語で壁垂岩ですと率直に解説。
バリアフリーとはいえ洞内の道には階段がついてる場所もあり、意外と階段を登らないと見えない鍾乳石も多い印象。
結局車いすや乳母車では全部楽しめないのか残念。
バリアフリーというわりには結構高低差がある洞内。
たしかにバリアフリーの道だけど。
洞内では時々キューキュー鳴き声がして、見上げると岩の隙間という隙間にぎっしりコウモリがいる!!
中にはバタバタ飛んでるコウモリもいて、洞内にわたしひとりじゃないんだ!と安心。
後半になると一転、現代美術館への通路のようなアーティスティックな雰囲気に。
シワシワのところがそうなのかな??かぼちゃ岩
高さ制限のあるトンネルを車がこすったような跡に見える、かすり天井。
景清ゆかりの洞窟というだけあって、鍾乳石にも取ってつけたように景清の名前がつけられている。
いわば今でいうネーミングライツみたいなもんですかね。
あ、唯一それっぽく見える岩見つけました、てんぐ岩。
そうこうしてると何の前触れもなく訪れた終了のお知らせ。
おわりはある日突然やってきますからね。
その奥の暗闇には懐中電灯だけで漆黒の闇の中を進む、探検コースはじまりのお知らせが。
おわりのあとにははじまりがある、つまりそうゆうことです。
どうゆうことですか?
続いて2つ目がこちら、大正洞。
大正時代に発見されたことから大正洞と名付けられたんだって。
わかりやすい。
大正洞は上層と下層が竪穴で繋がっている立体的な鍾乳洞で、上層は極楽、下層は地獄という設定になってるらしい。
入り口にはスリルと変化の大正洞だって!?
わくわくするな~
チケットを片手に鍾乳洞へと向かっていくと、しばらくこんな感じの深い森の中が続き、大丈夫??この道であってる??とめちゃくちゃ不安に。
ようやく入り口っぽいところに到着。
大きな岩肌にポッカリ空いた自然の穴に入ってっちゃって、ちゃんと出てこれるんでしょうか。
戦乱の際、民衆が飼育している牛を奪われないように、この洞窟に隠したことから昔は「牛隠しの洞」と呼ばれていたんだって。
ふむふむ。
景清洞とはうってかわって、こっちは階段が多くアップダウンの連続。
これは車いすや乳母車ではムリだな~
中には人ひとり通るのにやっとな、めちゃくちゃ細い道や
いい雰囲気の細い階段も。
こんな路地、街にあったらいいな。
このあたりが極楽広場と名付けられた空間。
ここから目に映るすべてのことはメッセージ!ばりに、あらゆる鍾乳石に名前が付けられているボーナスステージに突入。
どうですか?見えるでしょうか?
獅子岩。
ほんとだ!岩からニュッ!と皿状の岩が飛び出してるよ、さるのこしかけ。
上からずっと水が滴っていて池をつくっている蓮池。
なにこれ??今までで一番おもしろそうな名前が出てきたよ??
これは期待!!
この細い道をカップルが通ると恋が成就するかも!?だと??
ここにカップルで来れるくらいの付き合いならとっくに成就しとるやろ。
お!これまた楽しそうな名前に遭遇。
んんん??
あの垂れた感じの岩のことかなあ??
後半、だんだん天井が高くなり、それっぽく見える範囲も広くダイナミックに。
すごい!!これが自然が作ったアートか!!
とはいえ振り返ってみると、やはり秋芳洞が一番広いし規模も大きくて感動しちゃったな。
時間があまって行くとこないな、秋芳洞はもう飽きたなという、旅の上級者におすすめです。
あわせて読みたい秋芳洞↓
景清洞
住所: 山口県美祢市美東町赤3108
TEL: 08396-2-2201
営業時間: 8:30~17:15
定休日: 年中無休
大正洞
住所: 山口県美祢市美東町赤2666-1
TEL: 08396-2-0605
営業時間: 8:30~17:15
定休日: 年中無休
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