下関市、山口市に次ぐ3番目に人口の多い街、宇部市には大きなアーケード商店街が2つもあるってんだから行かないわけにいかないでしょう。
というわけでまず1つ目は王冠のようなかっこいいファサードが残る銀天街です。
☆を活かした銀天街の文字に、☆をイメージしたシンボルマーク。
どことなく昭和レトロなポップさを感じるイカしたデザインが魅力。
1961年に設立された全長500mのアーケードは現在、店の看板がぶら下がっていた跡のみが残り、どんな形でなんの店があったかすらわからない状態に。
えーん!泣いて暴れたろかい!
かっこいい2階。
2階からの眺めもよさそう。
“は”を抑えることでメガネと長江が強調されたいい文字。
この丸文字やイラストもあと10年もすればレトロだ!と騒ぎ立てられるであろう、壁に直書きされたフロアレディーの募集。
アーケード周辺にも個人商店や飲食店、かつては映画館やパチンコ屋、風俗店も揃う宇部市一の繁華街だったようだけど、今ではその面影を見つけるのも難しいほど。
今でも営業中の喫茶店、はと家さんのテントには「中央大和前」と書かれていて、向かいには大和というデパートがあったんだって。
しかし現在は真新しいマンションに。
銀天街から1キロほど離れた場所にあるのが、2つ目の商店街、新天町。
こちらは300mほどのアーケードだけど、道幅も広く開いてるお店も多く、銀天街より人通りがある様子。
頭上には店の看板も並んでいて、やっぱりコレがなくっちゃね。
壁に刺さった様子がUSBメモリに見えてくる、そで看板。
商店街の見どころのひとつ、個性的な文字たち。
1988年、アーケードとタイルがリニューアルされて、ハミングロードと命名。
大きなファサードは迫力あるな~
アーケードの途中から、やけに渋い小路が枝分かれ。
看板がないけど調べによると、えびす通りという道へ。
わずかながらにテントや看板が残ってるのが貴重で、数年前まではもっとステキな状態が見れたであろうことは簡単に想像がつきますね。
通路はクランクになっていて、ご覧くださいこの見事なアーケード。
むちゃくちゃカッコイイ!!
ここに寝転がって1日中眺めたろかな。
広い道路に面する入り口周辺は、骨組みがむき出しで開放感抜群。
商店街に寄り添うように、いい雰囲気の小さな飲み屋街も発見。
こうゆうとこに迷い込むと自然と忍び足で歩いてしまう緊張感。
こうしてる間にもどんどん消えてなくなっていく街の光景。
レトロな街並み好きは今すぐ見に行って記録に残すんだ。
さあ!早く!!
銀天街
住所: 山口県宇部市中央町6
新天町
住所: 山口県宇部市新天町2丁目6
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