宮崎市にめちゃくちゃ渋いアーケード商店街があると知り、どうしても見たくてやってきました。
宮崎最大の歓楽街、ニシタチです。
ストリートビューで確認した限り、アリストンホテルの向かい側のココにアーケードの始まりがあるはずなんだけど・・・ない!?
去年のストリートビューには映ってるのに、今年行ったらなかったーなんてことはよくある話。
かなり古そうだったし、なくなったか~と肩を落としながら奥の方へ進んでみると
え!!!!!
あるじゃん!?
これじゃない??
これでしょ??
これだよね!?
うわ~!!!
暗くてよく見えないけど、この風格は現役そのもの。
すごい・・・まだ残ってたんだ・・・!!!
アーケードの一角ではおしゃれなお店が営業中。
店を出すのにここを選ぶなんて、相当センスのいい人がやってるのでしょう。
おしゃれなお店以外アーケードの下ではもう営業してないんでしょうか。
それでも、ここだけでも営業しててくれてありがたいし、アーケードが一部でも残っててくれて本当によかった!
外に出てみると、ここの名前「青空ショッピングセンター」の「青空」と「センター」のみ現存。
半分は台風かなにかで吹っ飛んでしまったんでしょうか。
現存する商店街を外から見ると、なにこれスゴイ・・・!!
暗闇に浮かび上がる姿はまるで魔窟のよう!!
見とれたまま立ち尽くし、時間を忘れるほどずっと見ていたい、重要文化財級の存在。
ここは宮崎県でもっとも古い市場で、かつてはもっと広いエリアに渡って市場が広がってたそうだけど、現在はわずかに残っているのみ。
メインストリートだったアーケードも少し前まではアリストンホテルの向かいまで伸び、古い店も連なっていたようだけど、ここもいずれ消えてなくなってしまうんでしょうか。
静かなアーケードの脇から奥へ入っていける細い小路、六番街。
中から大音量のカラオケが聞こえる楽しそうな飲み屋街を抜けると、朝まで賑わう歓楽街につながっている。
夜見た光景は幻だったんじゃないか??
奇跡を確かめに興奮冷めやらぬまま、朝の青空ショッピングセンターへ。
あった!!!
昨日見た光景は、夢じゃなかったんだ・・・!!
夜には暗くて見えなかった青空ショッピングセンターの全貌を確認していこう。
まず入り口の吹っ飛んだ看板の奥、いにしえの看板がむき出しになってる!
青空ショッピングセンターの上には「新しい食品が毎日あふれている」というキャッチコピーが。
これに限っては台風か何かが新しい看板を吹き飛ばしてくれてありがとうを言いたい。
続いて入り口の横、見とれたあの建物を見ると
!!!!!
お店が開いてる!!!!!
夜にはシャッターが降りていたため、完全に閉店してるものだと思い込んでました申し訳ございません。
すごい。奇跡を見せてくれてありがとうございます。
さらに夜には全然気づかなかった、通り沿いにはまだまだ青空ショッピングセンターの看板を掲げる建物が現存。
街を観察するためには、朝と夜、平日と土日など、同じ場所へ時間を変えて何度も通わなければならないことを痛感。
アーケードの中に入ると、夜に営業していたお店はCLOSE中。
しかし
えええええ!!!!!
まじで??
ほんとに??
夢じゃなくって???
湯池フライが営業してる!!!
シャッターが閉まってるだけで勝手に閉まってると思い込んでいたわたし、大変申し訳ございませんでした。
シャッターが閉まってるからといって閉店してるとは限りませんよね。
夜とはまた違う朝の雰囲気にしばらくウットリ。
夜には見えなかった細部までじっくり見とれる。
さらに奇跡は続き、
え!?
ここも営業してる!?
ここの魚屋さんも夜にはシャッターが降りていて、看板もないためなに屋さんかもわからなかった状態。
砂漠で急に現れたオアシスのごとく、え?こんなところに魚屋さんあったんだ?!
さらに湯池フライの向かい側あたりに、奥へと続く通路を発見。
当然ここも夜には暗くて気づかなかったところ。
周囲をうろつくネコについていってみると
えええええ!!!!!
これもまた青空ショッピングセンターの名残だ・・・!!
一部は崩壊が始まっていてかなり危険な状態。
いつまで残ってるかわからない青空ショッピングセンター。
激渋な街並み好きは早く訪れよう。
青空ショッピングセンター
住所: 宮崎県宮崎市橘通西2丁目7-4
★★★お知らせ★★★
商店街好きの私が今まで巡りに巡ってきた300カ所以上の商店街から、選りすぐりの50をまとめた本「商店街さんぽ ビンテージなまち並み50」(学芸出版社)が発売中です!
商店街とその周りの見どころや、楽しみ方を紹介しています。
路地好き、レトロ好きに大好評!!
詳しくはこちらから↓
★ブログのFacebookページができました!
更新情報をお届けします!↓
BQ B-spot explorer