宮崎の中心地にある商店街にも立派なアーケードが現存。
まずこちらは一番街です。
こちらには全国展開するようなおなじみの居酒屋やファストフードなど入りやすい店が並ぶ。
見上げるとアーケードにはいくつもの電球が輝き、星空のような演出が美しい。
アーケードを抜けるとくぐりたくなるネオンゲートが歓迎。
飲み屋街、歓楽街に続き、宮崎でもっともにぎわうエリアへと続く。
アーケードは国道を挟んでさらに続き、若草通りという名前に変化。
こちら側は繁華街から離れているせいか、夜ともなると閉まる店も多く、随分静かな雰囲気。
この商店街の一角に、文化ストリートと書かれた看板を発見。
調べによるとここは、戦後の闇市から発展した系のいわゆる激渋商店街。
文化ストリートのメンバーは看板を見る限り37軒。
各々が個性的な文字でアピール。
すぐそばにもう1カ所、文化ストリートの入り口を発見。
これは!!
いつ描かれたものでしょうか??
レトロな雰囲気が出てますね。
中はどうなってるのかな?といざ入ってみると、ストリート内はほぼ真っ暗。
ギャングとかマフィアとかいるのかな?
闇取引の現場に出くわしたらどうしよう??
ところどころ明かりが点いているものの、そのほかは漆黒の闇。
足もとすらよく見えない通路を一歩一歩慎重に歩く。
中には営業中のバーもあって、人の気配にちょっと安心。
歩いているとだんだん道もわかってきて、なにがどこにあるのかも把握できるように。
これは明るい時間にもう1度来よう・・・!!
ここには知る人ぞ知る隠れ家的なお店も。
このアングラな雰囲気にめちゃくちゃピッタリだな。
よく見ると営業しているお店を複数発見。
古い街並みの良さがわかる若者たちにより、リノベされて活かされている様子。
これはありがたい。
暗闇の道を抜けるとチェーン店が並ぶ賑やかな国道沿いに繋がっていて、一歩入っただけでこの世界観の違いに驚き。
な に コ コ ・・・!!
めちゃくちゃいいじゃん!!
さて、外が明るくなったので再び様子を伺いに来ました。
朝の文化ストリートです。
夜には真っ暗でなにも見えなかった世界も、朝になればすべてが見えるように。
なるほどこうなってたんだ。
改めて見るとストリート内は“田の字”型に通路があり、両側に個人商店が並ぶいかにも古い商店街の構造。
ところどころお店の看板も残っていて、商店街の面影を残してくれています。
えええ???
こんな店あったの???
夜には暗闇でなんにも見えなかったため、まったく気づかなかったお店も出現。
アーケードを見上げると空が見えていたり、雨風が心配になるような箇所も。
でも、この雰囲気を壊さず直さず、そのままにしてるってすごいな。
レトロ感にめちゃくちゃ理解があると思いたい。
数年前までは営業しているお店が1軒のみの時もあったようだけど、見る限り2020年現在増えている様子。
このスバラシイ雰囲気を求めてこれからももっとお店が増えるのでは?と期待。
配線フェチが喜びそうなむき出しのコードがいっぱい。
熱帯雨林の植物のように鉄骨に絡まる。
ガビガビになった古い看板。
新しく作ろうったってできない、これぞ経年劣化の美しさ!
隣の青果店には妙に新しい野菜や果物の箱が積まれている。
もしかして、営業してる??
長い年月で作り上げられた美しさで溢れる文化ストリート。
このままの状態でまたさらに熟成が続くといいな。
文化ストリート
住所: 宮崎県宮崎市橘通東3丁目2
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