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海外に行きたくても行けないご時世、そんな今こそそうだ!
リトルワールドへ行こう!!
というわけで、名古屋周辺にお住いの方なら遠足の定番。
この公式のゆるくないキャラクターがなんだか怖い、リトルワールドへやってきました。

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リトルワールドでは数々の“やるべきこと”があるんだけど、まず知っててほしいのが
1日で全部やりきれない
ということ。

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リトルワールド内は入り口からぐるっと1周することで世界旅行ができるんだけど、その敷地面積は日本のテーマパークで2番目の広さ。
とにかくめっちゃくちゃ広い。

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あまりにも広すぎるため、園内には500円で乗り放題できるバスもぐるぐる走っているので安心。

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園内1周2.5キロ。
この数字だけ見れば普通に歩けば1時間、展示を見ても2~3時間あればイケんじゃね?
と侮るなかれ、開園時間に入ったとて、閉園時間には間に合わないぞ。
この日の開園時間は10時~16時の6時間。
さあ!早速スタートだ!

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まずは入り口近くの日本からスタート。
ここでリトルワールドでやるべきことその1
“復元や移築された世界の家の中で人々の暮らしを学ぼう!”
リトルワールドのメインである世界各国の家におじゃまして、家の作りを観察し、展示を読もう。

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続いて海を越えて台湾だ。
こちらは中国大陸から数百年以上前に移住してきた福建系漢民族の農家の家。
実際に台湾から持ってきたレンガや建材を使っていて、めちゃくちゃトラディショナルな雰囲気が最高にイカす。

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ここは1917年に建てられた家をモデルとして復元し、1950年ごろの生活を再現。

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台湾から運んできた家具もちゃんとアンティーク調でいちいちステキ。

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すぐそばには台湾料理を味わえる店も完備。
ここでリトルワールドでやるべきことその2
“世界のグルメを堪能しよう!”
こんな感じでリトルワールドでは、各国の家とセットでその国のグルメが楽しめるのだ。
これはいろいろ食べたくなる!

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こちらはアラスカ、トリンギットと呼ばれるアラスカ南東部の海岸地帯で、採集狩猟漁労をおこなっていた民族の家。

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夏は家族ごとにキャンプ生活をし、冬には一族40人ほどが集まってこのような生活をしていたという、現代のパリピのような人々の様子を学ぶことができる。

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こちらはペルーの大農園領主の家。

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ここでも中南米料理をモチーフにしたカフェ、さらに中南米の雑貨屋さんや民族衣装を着て写真が撮れる貸衣装も併設。
ここでリトルワールドでやるべきことその3と4
“世界のおみやげを買ったり、貸衣装を着てコスプレごっこをしよう!”
これだけできたらもう、海外行かなくてよくない??

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ここは16世紀末ごろから発達した大農園の領主の邸宅を復元。
たくさんあるそれぞれの部屋にはヨーロッパから輸入した豪華な家具で飾られ、領主の支配力がうかがえる。

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こちらはインドネシアバリ島の、貴族・僧侶階級の屋敷。
レンガの塀に囲まれた敷地内には生活の場と儀礼のための建物が同居している。

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スマトラ島北部に住む水稲耕作民トバ・バタックの家で、1947年に建てられたものを移築。

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注目は側面に描かれている絵で、これは第二次世界大戦中、スマトラ島に落下傘降下して進軍しようとする日本軍を攻撃するオランダ軍。

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こちら、マルの中に描かれているのは手にピストルを握るオランダ兵。
その下には小銃を手に整列する兵士や機関銃などが描かれているのが見えるかな?
家の壁に戦争の絵が描かれてるとはなかなか衝撃ですね。

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いよいよリトルワールドで一番人気のヨーロッパエリア。
ここはドイツバイエルン州の村をモデルとして、のどかな美しい村の情景を復元。

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見どころはやはりこの壁に描かれたフレスコ画。
1階はドイツのおみやげが売っていて、2階はドールハウスやくるみ割り人形などドイツのおもちゃの展示室に。

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もう1つの建物は17世紀ごろに建てられた民家がモデル。
1階はドイツ料理のレストランで、2階には民族・地域展示室。

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展示はとにかく知ってほしい情報が山ほどあって、全部読んでたらまじであっという間に閉園時間。
ほどほどにサクッと読んで次へ行く覚悟が必要。

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丘の上には礼拝堂まで建っているドイツエリアの力の入れよう。

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こじんまりとしてるものの、さっきの壁と同じフレスコ画が描かれている。

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ちなみにこれらのフレスコ画は実際にドイツで描いている本場の画家を招いて描いてもらっているといういわばホンモノ。
しかしなぜでしょう、日本という気候がそうさせているのでしょうか、ここで見るとサイゼリア感がぬぐえないんだよな~

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続いてこちらも人気のイタリア、アルベロベッロの伝統的な家、トゥルッリを再現。

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ここだけはわたくしも実際にイタリアの現地で本物を見てるので、「あ~!似てる~!」と、本人を知ってるものまね芸人を見るような気持ちで感動。

実際のアルベロベッロの記事はこちら↓


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ここにも日本になじみ深い本格的なイタリア料理が味わえる店が併設。
こうゆうところでゆっくりピザとか食べたいんだけど、なんてったって時間がない。
ここまでで早くも3時間経ってしまった。

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こちらは東アフリカ、タンザニア南西部の山地に住む農耕民、ニャキュウサという民族の家を再現。
一夫多妻で複数の妻はそれぞれ中庭を囲む別の家に住む。
家の外壁と屋根の骨組の材料は竹でできていて、家作りに竹を利用するのは東アフリカでは珍しい。

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ちゃんとモデルとした家の主人や、第一、第二夫人とこどもの写真も展示。

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シンプルだけどドラクエに出てきそうな、絵になる空間。

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南アフリカ共和国の内陸部、標高900~1500mの高地に住むンデベレという民族の家。
なにこのポップでカラフルな壁!?かわいい~!!
キースヘリングの絵みたいじゃない??

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外壁だけじゃなく、部屋の壁も同じくかわいい!
その壁に西洋風の家具が置かれてるのもおしゃれでステキ。

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アフリカエリアでは、日本ではなかなかお目にかかれないアフリカ雑貨が買えたり、世にも珍しいアフリカ料理が味わえるアフリカンプラザで休憩だ。

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ここでのイチオシはやはりコレでしょう。
上からワニ・ラクダ・ダチョウの串3本セット!
ワニはあっさりしていてやわらかめの豚ロースみたいな食感。
めちゃくちゃ食べやすくて、これなら週1ペースで食べられる。
ラクダはとんでもなく固い!
噛んでも噛んでもいつまでもくちの中に残る。
メジャーリーガーかよ?ってくらい、くちゃくちゃ無限に噛みしめることに。
ダチョウはさすが鳥、食べやすい。
食感はまぐろやくじらの煮たやつみたい。
ちょっとパサパサしてるけど全然イケる。

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ついでに頼んだのはチュニジアタジンというもの。
チーズとワニ肉のオムレツと一緒にチュニジアの調味料“ハリッサ”をつけて食べてみようという未知の料理。
と、ここでリトルワールドでやるべきことその5
“季節ごとのグルメフェアを楽しもう!”
リトルワールドでは季節ごとにテーマが変わり、それに合わせた特別メニューが各店舗で登場。
今回のテーマは「チーズとスイーツ」で、このチュニジアタジンもその特別メニューのひとつ。
こりゃ何度もリトルワールドに来たくなりますなあ!

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続いてこちらはネパール東部のヒマラヤ山中のタキシンド村に、1946年に建てられたチベット仏教ニンマ派に属する寺院をモデルに復元したもの。

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本堂には釈迦如来を安置し、周囲の壁や天井には仏画やマンダラがびっしり。
こりゃすごいや。

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そばには1回回すとお経を読んだことになるお手軽功徳、マニ輪も併設。

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雰囲気のある民芸雑貨屋さんも並び、やたら本格的な空間はまるでネパールに来たみたい!
ネパール行ったことないけど。

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まだまだ何かが作れる空いたスペースには、唐突にハスとゾウを並べてフォトスポットに。

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こちらは南インド、ケララ州にある上級階層の家を再現。

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突撃!隣のスゴイ家に出てきそうな大豪邸はいくつもの部屋が並び迷路のよう。
ひとの家ってなぜかわくわくしますな。

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部屋の各所には、死者だの霊だのに関する場所があってホラー映画をリアルに彷彿。

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インドエリアにももちろん、本場インド人が作る本格インドカレー屋も併設。
閉園時間まであと1時間。
ちくしょう!なんで目の前に絶品があるのに食べれないんだ!
リトルワールドの近所に引っ越してやろうか!

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こちらはトルコ、イスタンブールの旧市街にある建物をモデルとして、緑色の民家とドーム型のイスラーム学院を再現。
中央にはトルコの民芸ショップと、グルメを楽しめる店が併設。

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回廊が美しいイスラーム学院は、実際にトルコから職人を呼んで作ってもらったもの。

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トルコのお宅は男と女に部屋が分かれていて、それぞれの部屋でだべったりゲームをしたりしてくつろぐ。

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食器や家具、道具などひとつひとつに解説が書いてある。
とにかく教えたいことがありすぎるのだ。

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いよいよ終盤、アジアに戻ってまいりました。
ここは韓国の山村に建てられていたかつての地主の家。

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閉園まであと20分。
やった~!ようやく日本に帰ってきたぞ!
なんだかんだいってやっぱり日本が一番落ち着くな~

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最後に、リトルワールドでやるべきことその6
“イベントを楽しもう!”
リトルワールドではグルメフェア以外にも、サーカスが来たり、謎解きイベントがあったりと、次から次へと催しを繰り出してくるから見逃せない。
とにかくやることがいっぱいあるのだ。

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最後は入り口にあるおみやげショップでエンディング。
時間を気にしながらの世界旅行は落ち着かないけど、一応全部見れたのでほぼほぼ満足。
リトルワールドの年間パスは6000円(更新は5000円!)なので、近所の人はそれで海外グルメを食べに入ったり、イヌの散歩ついでに行ってる様子。
わたしも2回目以降はグルメやイベントが変わるごとに行きたいなあ!
1度行くとまた行きたくなるリトルワールド。
何度もかよって噛みしめよう!ラクダ肉のように。


リトルワールド

住所: 愛知県犬山市今井成沢90-48
TEL: 0568-62-5611
営業時間: 10:00~16:00 ※季節や曜日で変動あり
定休日: 月ごとに変動あり
公式サイト: リトルワールド




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