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山梨県の昇仙峡にある乙女鉱山は、明治の初めから昭和50年代まで水晶を産出した鉱山でした。
そこから山梨は宝石の街として栄え、今でも宝石の工芸品や貴金属がいたるところで売られているんですよ。
そんな山梨の宝石産業界で幅を利かせているのが「英雅堂グループ」
グループの経営する店舗は数年前まで、ひと癖もふた癖もあることから、珍スポット好きの間では目が離せない人気の企業だったんですね。

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そのうちのひとつがこちら、宝石の森。
見るからにゴージャスなたたずまいの屋上には、なんだあれ??
王冠がトッピングされてるぞ。

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広い庭には色とりどりの宝石が敷き詰められたその名も宝石庭園が広がっていて、よくわかんないけどこれってお高いんじゃないんですか??

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ほかにも宮殿にぴったりな西洋風のオブジェがいたるところに鎮座。

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中でもコレ。
いびつなアーチから、ネックレスのようにぶら下がっているのはなんだ??

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これは重さ130kgの、幸運を呼ぶ茶水晶。
真下で目を閉じると、強大なパワーを授かるとのこと。

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エントランスの天井には、これまたサイゼリアを思わせる女神や天使の絵が。

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宮殿の中に入ると、そこはめちゃくちゃ広いジュエリーショップ。
クセがあるのは外観だけじゃなく、英雅堂グループの店舗は旅行会社とつるむことで、いわゆる「バスツアーの立ち寄り所」に設定。
多くのツアー客が一斉に連れてこられ、巧みなセールストークでジュエリーを紹介。
その押しの強い商売っ気は凄まじく、積極的に金を稼ぐ姿は、社会人なら全員見習うべきでしょう。
さらに最近ではグーグルマップなどのクチコミでいいことを書いたらなんか特典があるのでは?と邪推したくなるほど、やたら評価の高いクチコミが目立つのも特徴。
いやいや、きっと単純にスバラシイ場所だから評価が高いんでしょうね。

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さて、そんな宝石の森が2018年にリニューアルし、現在は、ハーブ庭園旅日記という名前に変更。
一体なにがどう変わったんでしょうか。

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じゃじゃーん!!
あれ??なんかすごくシンプルになったなあ??
あ!!あのとってつけたような赤い王冠がなくなってる!!
誰かが気づいてしまったんでしょう、宮殿に王冠は不自然すぎるって。
あのセンスがわたしたちの心を引きつけていたんですが。

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以前は宝石庭園だった宮殿回りは大幅に改装されていて、同じ場所とは思えないほどの大リニューアル。

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さらに奥には「ハーブ庭園」の名の通り、いろんなハーブが植えられ、池まで誕生。
以前は鬱蒼とした森だったのに。

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あの茶水晶はなくなってしまったものの、代わりにハート型のローズクオーツを岩に貼り付け。
こっちの方がわかりやすいですね。

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丘の上には巨大なテラスを設置し、富士山の絶景ポイントに。

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巨大なテラスの入場料500円を払わなくとも、充分富士山は見られるので安心です。

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さて、例の宮殿の中はというと、現在は宝石からハーブへとシフトチェンジされ、よりお買い求めしやすい雰囲気に。
ここも時期になれば団体客が押し寄せ、立て板に水のごとく、まくしたてるセールストークが聞けるのでしょうか。

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エントランスの天井絵画まで、ハーブ庭園らしく植物の絵に変更。

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英雅堂グループ特有の、積極的に話しかけてくる営業スタイルは変わらないものの、全体的なアクの強さは薄まってしまったんでしょうか。
珍好きにはちょっぴりさみしいですね。

合わせて読もう!ここにもあるよ英雅堂グループの店舗↓



ハーブ庭園旅日記 富士河口湖庭園

住所: 山梨県南都留群富士河口湖町船津1996
TEL: 0555-83-3715
営業時間: 9:00~17:00
定休日: なし




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