インスタや雑誌などで多くの人は一度は見たことがあるでしょう。
この、レトロな商店街の突き当りにそびえる富士山の写真を。
まじ?富士山ってこんなデカイの?加工してんでしょ?
めちゃくちゃ望遠じゃないと撮れないんじゃない?
と、コナン君ばりに疑り深い私は実際に行って確かめてきました。
それがこちらです。
めちゃくちゃデカイじゃん!!
ほんとでした。
普通のデジカメのズームで簡単に撮れました。
Q. この道路の真ん中あたりから撮ってる写真をどうやって撮るの?
商店街を通るこの道路は国道で、結構交通量も多く、車道に出て撮るわけにはいきません。
しかし唯一めちゃくちゃいいべスポジがあるのでお教えしましょう。
赤い矢印の先が富士山。
富士山が見える国道はまっすぐのびてるんだけど、本町二丁目の交差点でクイッと曲がってるんですね。
ここからなら、歩道から富士山がちょうど見える!
それがココ。
サイクルショップミヤシタさんの前。
ここにみんな集まる。
交差点で道路がクイッと曲がっているところ。
車道に出るな!の看板が目印になるくらい、ここから撮ってる人の多さを暗示している。
富士山×商店街の写真を撮るにはここしかないってくらい、ほとんどの写真が同じ場所から撮ってます。
さて、富士山×商店街の写真も撮れたことだし、周りのレトロな商店街もしっかり見ていきましょう。
富士吉田は富士登山の入り口ということで観光業はもちろん、昔は織物業でもバリバリ栄えていたんだって。
まず目に付くのはこのストライプのかわいいテント。
何度か張り替えられたりしてるんでしょうか。
とても色鮮やかでキレイですね。
歴史のあるお店も営業中。
それに加え、富士山を訪れる観光客向けのおしゃれなカフェや、外国人向けのホステルも多い。
アーケードからぶらさがる看板も昔から変わらないままなのもポイントが高い。
こちらは百貨店のような趣がある衣料百科たなべ。
地元密着のローカルデパートって惹かれますよね。
商店街は富士山に向かって延々と続いているので、何度でもシャッターチャンスが訪れる。
富士急行の富士山駅。
このあたりから観光色はさらに強くなり、キレイに整備され、レトロ感は薄くなる。
メインの商店街から中に入ってみると、さらにレトロで渋い飲み屋街が広がっているので、しっかり時間をかけて散策してみよう。
それほど広くない範囲に細い路地が無数に枝分かれして、その道ひとつひとつに小さな店がびっしり並んでいる。
昔はもっとたくさんあったのかと思うと、この街がどれだけ栄えていたのか計り知れない。
こちら、看板だけ妙に新しい新世界乾杯通り。
織物全盛期当時、昭和30~40年代ごろまでは県内外から多くの業者や商人が集まって、織物を売って貯めたお金で飲んで遊ぶ街として、めちゃくちゃ盛り上がってた場所なんだって。
一歩入ると、クネクネと曲がり先が見えない細い小路の両脇に高くそびえたつ古い建物。
古い建物はそのままで、現代風にリノベーションされていて、新しいバーが入居しているみたい。
これはいい雰囲気!
ひと一人ギリギリ通れるような小路にも小さなドアが並び、それぞれに看板がついている。
こんな道通るだけでもドキドキする~!
雑居ビルのような建物の壁には、かわいい装飾と人魚のイラスト。
これは富士山とともに世界遺産に登録されるべき。
細い小路に3階建ての雰囲気ある建物も発見。
よく見るとうっすら食堂の文字が見える。
広めの道から見ると、金寿司の看板。
2階3階で宴会ができそう。
こちら、めちゃくちゃ貫禄ある建物は旧角田医院という病院。
もともとは昭和3年、高級料亭として作られた建物で、織物産業で栄えていたころ問屋や業者をもてなしていたという。
戦後、医院になったものの、2階部分は料亭当時のままで使われていた。
ちなみに現在の角田医院はすぐ近くで開院中。
こちらは信じられないかもしれないけど、現役で営業中の書店。
昭和24年に作られた書店で、現在はコミックからプラモデル、マスクまで時代にあわせてなんでも揃っている。
どこからでも富士山が望めるなんていい街だな~
見どころも多いのでぜひ泊りがけで訪れてみよう。
ちょうどいい駐車場はここ↓
住所: 山梨県富士吉田市下吉田2-1
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