ぶどうとワインの歴史が一目でわかると名高い、ぶどうの国文化館にやってきました。
ここは誰でも無料で入れるってんだから、ありがたいですね。
早速中に入るとこんな感じで、文字や写真だけの資料じゃなく、等身大のろう人形を使って解説されているんですね。
これは見ごたえある!
こちらは718年、奈良時代の僧侶、行基が勝沼で修業をしていたところ、夢の中でぶどうを持った薬師如来があらわれたことから、村人にぶどう作りを教えたのがはじまりだという。
夢のおつげではじめちゃう系は、珍スポットにもありがちな話だよね。
ここのろう人形がまたよくできてるんだな。
どうですか?この今にも動きそうな表情。
実際にうなずくくらいの動きをしてくれたらもっとテンションあがるよね。
こちら、木の中から出てきた人は雨宮勘解由(あめみやかげゆ)という人で、この人が山ぶどうの変生種を見つけ持ち帰り、改良を重ねて、甲州ぶどうができたという話。
こちらは江戸時代の甲州街道。
甲州街道は東京日本橋から山梨を通って、下諏訪まで続く道。
そのうちのひとつの宿場町、勝沼宿の光景だってさ。
カゴに乗ってる人は楽ちんなように見えるけど、結構しんどそうだなあ。
こんなころからぶどうが名物だったんですね。
どんな味だったんだろう。
どっかで見たことがあるような、めちゃくちゃリアルな表情をしている。
時代劇チャンネルに出演してました??
こちらは高さもあるお祭りの様子。
結構見応えあるし、もっとみんな見においでよ~
こちらは時代が進んで明治時代以降のお話。
明治10年、勝沼では日本で初めてぶどう酒醸造会社がおこり、2人の若者がフランスへ勉学のために派遣された。
この事業は国もからんでいて、門出を祝った明治時代の首相は、天皇からのいただきものといって、シルクハットを2人にくれました。
そのときの様子です。
めちゃくちゃ彫りの浅い顔立ちに、切り傷のような目つきである2人は、フランスへ1年間留学。
醸造技術や醸造施設、ブドウの品種についても徹底的に学びとらせ、国産ワイン生産を目指したとさ。
1年で全部覚えてこいだなんて、めちゃくちゃプレッシャーですね。
こちらは明治時代の醸造風景。
もちろんすべてが手作業で作られました。
髪の毛やしわ、歯の作りなど、よくできてらあ。
こちら、歌舞伎観劇案内のパンフレットに掲載された、ブドウ酒の宣伝広告。
歌舞伎の観劇に訪れる人々はワインの購買層になり得ると考えられていた。
当時からしっかりマーケティングがおこなわれていたんですね。
今では甲州市内でこんなにも大量の品種が作られているんだとか。
すごい!!全部食べてみたい!!
ぶどうの季節になれば、いたるところでワインが飲めたりぶどうが食べれたりするので、山梨へは夏から秋にかけて訪れるのがおすすめ。
ぶどうの国文化館
住所: 山梨県甲州市勝沼町下岩崎1034
TEL: 0553-44-3312
開館時間: 9:00~17:00
定休日: 月曜日(祝日の場合翌日休み)
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