北前船も停泊する港町、陸上の交通の要所としても栄えた多度津町にやってきました。
本町商店街といういかにも街の中心地には今でも、歴史的な古い街並みが残っていて、一部が今でも使われてるってんだからすごい。
そのうちのひとつが今回の目的地。
清水温泉さん。
温泉という名前だけどここは、もともと大正時代末から昭和50年代半ばまで営業していた元銭湯。
閉店後30年以上手つかずだったところをリノベーションして、現在は喫茶店に大変身!!
立派でめちゃくちゃ風格ある建物をそのまま生き返らせてくださって、ありがとうございます!!
入口は女湯男湯、どっちからも入ることができる。
名前も見た目も銭湯そのままなので、この日も銭湯と間違えて入ってきちゃうお客さんも。
中に入ると、写真で入りきらないくらいかなり広い。
脱衣所は男湯女湯ぶち抜かれていて、天井が高く開放的。
みんな大好きな靴箱やロッカーもそのまんま。
こりゃたまんないぜ!
番台も当時のままで、登らせてくれて写真も撮ってくれる。
番台からの眺めはまた違って見える特別席。
こうゆう関係者以外立ち入り禁止エリアに入れるってドキドキするよね。
番台の中は掘りごたつみたいになっている。
めちゃくちゃ古い引き出しもあって、ワクワクが止まらない。
奥に進むと浴室エリア。
ここには湯船を利用した湯船席も!
これは落ち着く~!
靴を脱いで入る湯船席。
ここが一番人気の席で、最初に埋まっちゃうんだとか。
タイルや蛇口もそのままでかわいい。
夕方からはお酒も飲めるカフェバーに変身。
多度津のイケてるやつらが集うのでしょう。
こちらは男湯の浴室エリア。
ギャラリースペースとしても使われているらしい。
ちなみに壁一面に描かれている絵は、画家・イラストレーターをやっているオーナーの息子さんが描いたもの。
「貴重品は番台へ」「着物は鍵ある箱へ」
と、声に出して読みたくなる注意喚起。
昭和50年の入浴料金は大人100円!!
ありがたがって読みたい昔の看板は、レトロな雰囲気をさらに高める。
一時期「日の出温泉」という名前だった時代もあったらしい。
手を突っ込んだら即ゆびが吹っ飛びそうな扇風機。
危なっかしくて見てるだけでヒヤヒヤする。
しこたま楽しんだのでそろそろ落ち着いて注文することに。
この日はオリーブ豚と多度津産玉ねぎを使った豚の生姜焼きセット。
やわらかい豚肉と甘い玉ねぎが濃いめのタレに絡んでご飯がすすむ!!
さて、最後にお手洗いに行って帰りましょうかと、トイレの扉をガラリと開けると
?????
なんだこれ??
急に世界観変わったな???
目の前には真っ赤な壁にぬいぐるみの処刑。
個室の部屋くらい広い空間の真ん中にはなぜかピアノ??
なんですかここは??
SM小屋ですか??
広い空間の奥へと進むと、ついたての向こう側にいきなり便器。
なんそれ??
芸術喫茶 清水温泉
住所: 香川県多度津町本町1丁目7-8
営業時間: 11:00~17:00
定休日: 水曜日
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