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別府からおよそ、車で1時間半。
豊後大野市にある日本一の水中鍾乳洞、稲積水中鍾乳洞にやってきました。

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ここのメインはもちろん鍾乳洞なわけなんだけど、全体図を見てみましょう。
鍾乳洞入口は左下にあるんだけど、ちょっと待って。
全体図の半分以上を、仏像エリアが占めてるよ!
これは楽しみですね。

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まずは、まじめな顔をしながら鍾乳洞を見学。
ここは3億年前に鍾乳石が形成されたあと、30万年前におこった阿蘇山大噴火によって水没。
そのあと水の流れなどで岩が削られ、洞窟の上半分が排水されて、再び空気中に露出。
そのため現在見られる鍾乳石の一部は水中にあって、一部は露出していることから、本来水中では見られない鍾乳石が水中にあったり、水中でできた鍾乳石が間近で見ることができる、とても珍しい鍾乳洞なんですね。

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とはいえ、わたしにとって鍾乳洞の醍醐味は、鍾乳石に名づけられたおもしろい名前を見つけること。
成り立ちとか歴史はあとでウィキペディアで調べるとして、とりあえずおもしろ鍾乳石を探してみよう。

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ここは「ベルホール」
鐘のような形に岩がボコボコにくぼんでいるのは、ここが水没していた時代に地下水の流れの渦で、岩が削れてできたもの。

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「無限界」
どこをどう見ればいいのでしょうか。
世界観が難しすぎる・・・

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新「夫婦石」
新しく名づけられるパターンもあるんですね。
でもそれがどこを表しているのかがわからず。

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鍾乳洞の終点は水深500mの「示現の淵」。
のぞくと吸い込まれそうで、結構怖い。

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メインであるはずの鍾乳洞はこれくらいにして次だよ次。
鍾乳洞の隣にある「昭和タイムトリップ館」へ。
入り口に恐竜がいるぞ。
昭和の時代に恐竜っていたんだっけ??

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中に入ると
おお~!!こりゃいいね!!
昭和の街並み風に再現されてる!!
まるで新横浜ラーメン博物館みたいだ~!!

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狭いところへギチギチに並べられた昭和の街並み。
しかも私以外誰もいない、ひとり占めよ。
嬉しくて笑いが止まんないね。

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街並みは壁に貼り付けてあるだけで、中に入れたりはできないのが残念。
岐阜の高山昭和館みたいに、一軒一軒店内も造りこまれてたら楽しいよね。

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続いてこちらも昭和のグッズやポスターなどを一挙に集めたコーナー。
情報量がすごい。

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とにかくお宝がいっぱい。
こうゆうの好きな人にとってはたまんないっしょ。
ここだけで1日楽しめそうだわ。

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同じジャンルごとに並べられているため、整然としていて見やすいディスプレイ。

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こんなの普通に学生の頃使ってたんだけど。
自分が使っていたものが「レトロ」に分類されると、現実を突き付けられたようでいよいよ加齢をリアルに実感。

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かなり広い昭和タイムトリップ館。
みんな大好きホーロー看板からおもちゃ、生活用品、薬局のオブジェなどなど、ありとあらゆるものを展示。
こりゃ楽しい。

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色とりどりな駄玩具の世界。
このあたりは昭和中期あたりのものでしょうか。
こうゆう世界観のものがいずれ平成時代バージョンとして出現するかと思うと、楽しみでもありゾッとしますね。
今のうちに、遊んだおもちゃや食べ終わったお菓子のパッケージなど、捨てずにとっておこう。

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外に出ると
おお~!!すごい!!
山の中に突如現れた映画館みたいな雰囲気!!

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電球がちゃんとチカチカしていて、本当に営業しているみたい。

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壁には隙間を埋めるように貼られた、大きめのホーロー看板。
いいね。

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さて、いよいよこの施設の大半を占める仏像エリアへとまいりましょう。
とにかくいたるところにありがたそうなものが散りばめられているので、歩くだけで運気がアップするのでは。

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めちゃくちゃ足腰しっかりしてそうな、巨大弘法大師。

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わ!こっちにも!
めちゃくちゃデカい、五色園のコンクリート像みたいだな。

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わりとよく出くわすため、さほど珍しくなくなってきた白ヘビさま。

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唐突に現れた美術館。
館内には、なにぃ!?
工藤静香や尾崎豊の絵が無料で見れるって!?
たしかに工藤静香、二科展で入選してたけど~!

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館内はこんな感じで、おそらく社長の趣味であろう絵、彫刻、皿、壺など、さまざまな芸術作品が並んでいて、気に入ったものは買うこともできるらしい。

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有田焼の皿にいたっては、半額以下の特別価格にてご奉仕。
お好きな方はぜひ。

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美術館の下にもまだあった。
ここは神秘の地底洞窟と書かれた心願道。

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中に入ると、かなりキレイに整備された洞窟への入り口へとつながっていて、周りにぐるぐる巻かれているのはおみくじでしょうか。

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奥に進むにつれ、本物の洞窟感が出てきてドキドキ。

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洞窟のいたるところに仏像が立っていて、スタンプラリーのごとく仏像を巡りながら祈願していくシステム。
その都度賽銭箱がスタンバイしているので、小銭をたくさん用意しておくといいでしょう。

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さらに一軒家のようなアンティークショップにも遭遇。

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ここにもまた社長の趣味であろう骨董品がズラリ。
美術館に並びきらなかったのでしょうか。

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いよいよ仏像色が色濃くなってきたころ、仏像エリアでひときわ目立つ存在がこちら。

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巨大観音像!!
大分県で一番の高さ(22m)を誇り、社長かねてからの願望で建立されたそうですよ。

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観光旅行ブームだった昭和の時代、観光地ではこうした巨大仏を観光の目玉にする場所も多かったんですよね。
それでここにも巨大観音像が立ってるのかな?と思い、ウィキペディアで調べたところ、ここのオープンは2005年。
めちゃくちゃ平成でした。

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観音像の周りにも金ピカの像がぐるりと囲んでおり、こちらはぼけ封じ観音。

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持ってる楽器が思いっきり折れてしまった弁財天。

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めちゃくちゃテンションの高い恵比寿天と大黒天。

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とにかくめでたさをアピールする金ピカ七福神。
これらと同じ並びにいたのが

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こ、これは!!!
夫婦円満・安産祈願・家内安全を願うおなじみのアレじゃないですか!!
とにかく見どころもりだくさん。
別府から結構距離あるけど、わざわざでも迷わず行くべし。


稲積水中鍾乳洞

住所: 大分県豊後大野市三重町中津留300
TEL: 0974-26-2468
営業時間: 9:00~17:00
定休日: 無休




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