
えちごトキメキ鉄道に乗ってやってきました。
地下40m、トンネルの中にある駅、筒石駅です。
ワンマンカーの乗り降りってどうやるのか、とまどっちゃうよね。

そんなわたしをおろすやいなや、電車は別れを惜しむ間もなくとっとと去っていきました。

こちらが筒石駅のホーム。
誰もいない駅でひとりきりなんてゾクゾクするでしょう?
誰かいたらいたでそれもまた怖いんだけど。

現在は無人駅であるため、なにかあったときのためにホーム上には電話も完備。
防犯カメラも設置され、誰もいないわりには見守られてる感があって安心。

いろんなスイッチが並ぶ壁。
男の子ってこうゆうの好きなんでしょ??

日本海の荒波をイメージしたような駅の看板。

ホームから出るにはひとつしかない出入り口から重たくて分厚いドアを開けて。
右奥には反対方向のホームが見える。
意外と複線なんですね。

ドアを開けて中へ入るとここは待合室。
SFホラー感あって、ベリーかっこいいじゃん。
この無機質な雰囲気、みんな好きでしょ?

時刻表がこちら。
1時間に1本とはいえ同じトンネル内に両方向のホームがあるため、意外と頻繁に列車が来る。

この日もダラダラ写真を撮っていると、ファンファンファンと不協和音と共に「列車がきます」の表示が。
うわ~なんかドキドキする!!

暗闇だったトンネルの向こうから光がこっちへやってくる!
来た来た来た!!


平日というのに観光名所だからでしょうか、意外と乗降客がいる。
わたしみたいな珍しいもの好きなんでしょう。

さて、ここは地下40mというわけですから、地上へ出るにはべらぼうな数の階段を上んなきゃいけないわけ。

少し上ると長い通路になっていて、トンネルの壁が苔むしている。

壁をよく見るとコーティングかなにかがベロベロにはがれている。
これももはやアートの領域。

駅構内いたるところにセコムが張り巡らされ、照明もかなり明るく、女子ひとりでも安心感がある。

トンネルの途中で糸魚川方面と直江津方面の分かれ道になっている、非常にわかりやすい構造。
せっかくなので、反対側のホームにも行ってみよう。


筒石駅はもともと地上にあったんだけど、このあたりは地すべりが多く、土砂が線路をふさいで不通になることもしばしばあったことから、思い切ってトンネル作ってその中に駅を作っちゃおうとできたのがここ。
これなら災害や天気に左右されないもんね。


反対側の待合室も同じ構造でした。
この分厚くて重たいドアは、列車が通過するときにものすごい強風が吹き抜けるから。
青臭い私はあえてその強風を感じてみたくなっちゃうけどね。

通路まで戻り、それではいよいよ地上への階段へ。
それがこちら

おおおおお
見た瞬間、無言で拍手するほど言葉がいらないくらいカッコイイ。
ホーム、通路、階段と、いつまでも不穏の鮮度が落ちないのがいいね。

この左側の階段がないスロープの部分は、かつてエスカレーターをつけようとした痕跡でしょう。
これは日本一のモグラ駅、群馬県の土合駅でも見たからね。
それでは早速、階段を上っていきましょう。

足元を見ると、なぜか今さら階段の段数を表す数字が。
実はさっき上ってきたホームから通路までの階段は、糸魚川方面と直江津方面で段数が違うんですね。
だからここから数え始めてるのかわからないけど、だったら地上から数え始めた方がよくない?

途中には小休止できる踊り場も。
しかしイスとかはないので、ちょっと立ち止まったらすぐ歩き始めなければならない。

土合駅ほど距離はないんだけど、SFっぽい雰囲気は負けていない。
この異世界を感じる非日常、たまんないね。

お疲れ様でした!
階段を上りきると、ここだけで224段。
糸魚川方面のホームまでで合計280段。
直江津方面のホームまでは合計290段あるんだって。

階段と駅舎の間には、風よけの壁。
これも土合駅にもあったよね。

かつては安全確認などするために、駅員さんが常駐してたらしいんだけど、現在は無人駅になった駅舎。
以前は列車が来るたびに駅員さんがあの階段を下り、ホームまで行ってはまた戻って…を繰り返してたらしい。
めちゃくちゃ大変だなあ。

筒石駅は日本海沿いを走るえちごトキメキ鉄道日本海ひすいラインにある。
車窓から見える日本海の景色がまた最高なので、ぜひ列車に乗って訪れよう。

こちらが筒石駅の駅舎。
このプレハブ小屋の下があんなことになってるなんて想像できないな。

駅舎には一応トイレも完備。
ホームにはなにもないので、地上から訪れる方はここで用を済まそう。

ひと足のばして駅から1kmほど歩くと、漁港のそばに筒石集落という、いい雰囲気の街並みもあるのでついでに寄ってみよう。

狭い路地を挟んで家々が密集している光景に、路地好きは興奮するのでは。


大きな街まで行くのに時間がかかる場所では、個人商店が貴重な存在。
ちょっと欲しいとき便利だよね。



玄関横に洗い場がある家も多く、四角い枠の中に生活が納まってる感じが見てて気持ちいい。
この風景だけ集めてるマニアとかいそうだな。
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筒石集落
住所: 新潟県糸魚川市筒石407
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