山陰海岸沿いは魚介類がたくさん獲れる良い漁場で、中でもカニが有名。
海岸沿いを車で走っていると、いたるところにカニの爪を発見し、そのたびに思わず停車して、なかなか目的地にたどり着けない魅惑のコーストライン。
▲海の駅にある巨大な爪。ハサミの部分が動く。
香美町の入り口にもカニの爪。
なにで有名なまちか、ひと目でわかると旅に来た感が増しますね。
ご存知ですか?
関西でベニズワイガニが水揚げされるのは、ここ香美町にある香住漁港だけなんですって。
そしてそのベニズワイガニを香住ガニと呼ぶそうだよ。
そんなわけで香美町ではいたるところで、カニの爪オブジェが見られるってわけ。
中でもぜひ寄ってほしいのがここ、香住港近くにある山陰本線香住駅。
無人駅の改札を入ってみると
おおお~!!!
カ ニ だ !!!
歴史を感じるホームにリアルなカニ。
めちゃくちゃ旅情を感じませんか??
ここに液晶ディスプレイや自動改札機なんて置かれちゃあせっかくの旅情も台無し。
やはり周りの環境って大事なんですね。
本当は少し前まで、歓迎をもじって“カニ迎”って、その下に“かにと応挙と香りのまち”って、雰囲気のある文字で書いてあるカニだったのに!
文字がはずされてしまったんでしょうか??
めちゃくちゃ残念!それが見たかったのに。それが見たくてここまで来たのに。
香美町商工会の方、“カニ迎”のカニを設置してください!!
お願いします!!
とはいえ肩を落とす前にもう1つ、見たかったものがあるんですよ。
それがホームにあるアレ。
カニの爪だ~!!
柱と梁の緑色と、カニの赤との配色がすごくイイ!
そして駅という旅の玄関と、カニというまちの特産品の組み合わせ、さらにこのカニがやたらリアルなところが、旅情を感じる重要なポイント。
これがイラストでかわいげ出したら、誰も見向きもしないんだよね。
せっかくここまで来たんだし、近くまで行ってみるかと反対側のホームへ。
うひょ~!近くで見てもめちゃくちゃイイ!!
ゆるキャラや撮影用のパネル置くより、よっぽどこの方が魅力的ですな。
これを見たいがために、香美町まできちゃったヨ…
まさに香美町の思うつぼ。
裏側どうなってんのかなー?と
回ってみると、あれ?もしかして??
裏側ないんかい!!
香住駅
住所: 兵庫県美方郡香美町香住区七日市
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