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兵庫県の山の中に、とんでもなくデカイ大仏がいると聞いてやってきました。
早速、山の中腹に見えてきましたよ。
遠くからでもひと目でわかるあそこです。

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目的地に到着すると
デカイ!!
遠くから見てもデカかったけど、近くで見てもやっぱりデカイ。
しかもこれだけ立派な場所なのに、ひとっこひとりいません。
知らないうちに人類は滅びたんでしょうか。

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こちら、但馬大仏と調べていただけたらいくらでもヒットする、またの名を長楽寺というお寺。
もともとはおよそ1200年前に、そのころ活動していた仏教僧の行基が開いた霊場という歴史の深いお寺。

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境内はこんな感じでそれほど広くなく、30分くらいで全部見て回れるくらい。

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早速大門の左右には、やたら彩度の高い仁王像が。
これだけ色鮮やかだと写真映えもしますね。

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大門をくぐると、デデデデデカーーー!!
左手前にあるのは五重塔なんだけど、大きすぎて写真に入りきらず、奥の大仏殿にどうしても被っちゃう。
大仏殿は高さ40m、あの奈良の大仏がある大仏殿と作りがそっくり。

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崖っぷちにせり出す舞台には梵鐘が立ち、鳴らせばあたりの山々に響き渡りそうな最高の立地。

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大門と大仏殿を結ぶ回廊も美しいから見て。
ケヤキの柱とヒノキの天井で、釘を使わず作られたもの。

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そしていよいよここからが最大の見せ場。
大仏殿の中へと入ると

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デカイ!!!
スゴイ!!!
しかも3体いる!!!


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こちらの大仏はなんと、あの奈良の大仏14.7mをしのぐ15.2m!
奈良の大仏を意識しているのでしょう、ちょっと大きめに、しかも3体も作ってマウントを取っています。
しかも大仏には金箔が貼り巡らされており、ピッカピカ。
こりゃ驚いた。

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3体みんな同じなのかな?と思いきや、それぞれよく見ると全然違ってました。
こちら向かって右には、薬師如来像。

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向かって左には、阿弥陀如来像。

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そして中央には釈迦如来像。
釈迦如来像だけは高さが15.8mあって、両サイドよりやや高め。
背景の後光も、よく見るとそれぞれ違うんだなあ。

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お供え物の缶詰がめちゃくちゃキレイに積まれている。

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壁をよく見ると、小さめの石仏が806体。
これらはひとつひとつ手作りで、表情や着ているものがそれぞれ違っていて楽しい。

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ところでこの全体的な雰囲気、どこかにめちゃくちゃ似てるなーと思ったらココ↓


大門も大仏殿も五重塔も、越前大仏にそっくり!
実はそれもそのはず、越前大仏を作った相互タクシー創業者、多田清がお金を出してるからだったんですね。
なるほど納得。

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大門側からでは大きすぎて写真に入りきらなかった五重塔。
これも越前大仏にあるものとそっくり。
高さは70mあって、日本で2番目に高いらしいんだけど、1番高いのがその越前大仏にある五重塔75m。
とにかく有名な大仏や塔よりデカイものを作りたい!という情熱がバシバシ伝わってきます。

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五重塔にはのぼることもできるんだけど、こっちは越前大仏のそれとは違って、移動は階段のみ。
ひいひい言いながら最上階まで行くと

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おおお!!
ここにも大仏が3体!
あんだけデカイものを見た後だと、特別小さいわけでもないのに、随分こじんまりと見えますね。

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回廊に出てみると、やっぱりデカすぎる大仏殿。
ぜひとも越前大仏とあわせて訪れてみよう↓↓↓



但馬大仏(長楽寺)

住所: 兵庫県美方郡香美町村岡区川会642
TEL: 0796-95-0009
開門時間: 9:00~16:00




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