大阪歴史博物館や新潟県立歴史博物館のように、歴史博物館と名のつくところには当時の生活や街並みを館内に再現したところがあるという学びを踏まえて、今回やってきたのは福井県立歴史博物館です。
よし!今回もブログのためにバシバシ写真撮るぞ~!と意気込んで入るといきなり、館内撮影禁止!!
えええ!!!ここまで来て、写真が撮れないって!?
そうなんです。
福井の歴史の大部分はなんと撮影禁止!!
それだとさすがに私みたいななにか記録に残したいヤツが肩を落とすだろうと、気を利かせて一部撮影スポットと称した箇所だけは撮影OKというやさしさがあるものの、ええ~んこんなんじゃ消化不良起こしちゃうよ~
しかし安心してください。
今回一番の目的地である昭和のくらしゾーンだけは撮影OK!
なにそれ~!びっくりしたじゃ~ん!
というわけで福井の歴史の大部分をすっ飛ばして、ここから昭和のくらしゾーン。
ご覧の通り、館内には昭和のまちなみを再現していて、私の好きなやつ!
これらは県内に実在した商店を参考に再現されたものだそう。
こりゃあいい!
こちらは駄菓子屋さん。
駄菓子が入った箱、ビン、缶など、本当に実在した店をそのまま移築したかのようなリアル感。
こういうのワクワクするな~
隣はモータースと書かれた車を修理したりするとこかな?
工具や部品があちこちに散らばっている。
そしてこちらは食堂。
狭い店内にテーブル席と小上がりの座敷もあって充実。
こういう店で食べる定食をうまく感じる年ごろです。
ちなみに季節に合わせて駄菓子屋や食堂の内部や商品が変化するんだとか。
これは定期的に行きたくなるやつ!
さらにこちらでは、昭和40年代前半の農家を再現。
戦前に建てられた農家が洋風に改築したという、流行りの作りになっているのが特徴。
まずこちら玄関は、まるで旅館のような広さに、大きな衝立。
これは客の視線が奥の室内に直接届くことのないようさえぎる壁である一方、訪問者が最初に目にする屋内の調度品であることから、もてなしにふさわしい美しさが期待されるものとして置かれるもの。
どの家もがこぞって見栄を張るポイントですね。
そして隣の部屋がこれ。
もともと和室だったものを洋室に改築した流行りの部屋。
じいちゃんばあちゃんの家でこんな部屋見たことある人も多いのでは。
ちなみにここも、季節にあわせて置かれているものが変わるらしい。
くぅ~粋な演出ですね!
さらにその隣はダイニングキッチン。
これもこの時代に大流行りした作りですね。
改築された部屋には、木目のトタン板やアルミサッシ、リノリウムという新しい建材も用いられ、電化製品の導入も進み、生活の変化がうかがえます。
時代ごとに家の作りにも流行りがあって、家の作りから時代の特性が見えてくるって、普段意識しないと見過ごしてることだよな~
この時代特有のかわいいキャラクターたちも見逃せない。
庭にさりげなく植えられている柿の木。
これも春夏は青葉、秋には柿の実がなり、冬には葉が落ちた木になるという演出!
しかも毎時35分ごろからは音と照明で朝昼晩の演出がはじまり、夏秋には台風、冬には木枯らしが吹きあれるというサプライズ。
細かい演出の連続に、熱いこだわりを感じますね。
こちらは昭和時代の生活用品などを展示しているスペース。
昔のデザインってなんでこんなにかわいいんざんしょ??
雑誌や漫画はもちろん、こういった時代を反映させたゲームもおもしろいよね。
生き残りゲームだなんて今の時代にはさすがにつけそうにないネーミングセンスにグッときます。
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福井県立歴史博物館
住所: 福井県福井市大宮2丁目19-15
TEL: 0776-22-4675
開館時間: 9:00~17:00
閉館日: 水曜日
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