およそ6年ぶりにやってまいりました、福岡県久留米市です。
前回はレトロ好きは必ず押さえておきたいレトロ物件「文化街商店街」と、その周辺の歓楽街を歩いたんですが、今回はもっと広い範囲を見ていきましょう。
変わりやすい街並みは定期的に訪れて観察することが大切ですからね。
前回の様子はこちら↓
まずは西鉄久留米駅前から始まる商店街、一番街から。
いかにも繁華街らしいパチンコやカラオケが立ち並ぶ、ザ・駅前な雰囲気。
ギラギラネオン街を抜けた先に待ち構えるのが、超巨大アーケード。
この大きさだけでこのまちのパワーをビンビンに感じることができますね。
昼間はこんな感じでそこそこの人通り。
医療系やファッション系の店もあるものの、多くは飲食店が占めている様子。
ここで一旦、夜の様子も見ておきましょう。
さすが駅前というだけあって、居酒屋系の店がにぎわいを見せています。
パチンコやカラオケのネオンや電球もチカチカしていて、テンションもアガりますね。
続いて一番街が終わると、アーケードのない二番街という路地へとつながり、老舗はもちろん、新しそうなお店も加わっている様子。
二番街が終わると、六ツ門商店街へ。
商店街の入り口を飾るお店がこちら。
なんてイイ商店街のスタートなんざましょ!
さらにお肉屋さん手前の路地を横に入っていくと、なななんだこれ!!
最高の木造アーケードが現存してるじゃん!!
しかも並んでいるお店には営業中の店も多く、人通りもチラホラ。
現役で使われているからこそ、いい状態で保存されてるんですね。
すんばらしい!!
レトロ好きの方々にはおなじみのコーヒーハウス「ばんぢろ」。
コーヒーだけでなく、氷メニューやカレーもあるとのことで使いやすい。
お肉屋さんの向かい側には、こちらもまたいい雰囲気の果物屋さん。
「激安で買える!!」「よい品を安く奉仕する」など、言い切っちゃう文言にたまらずキュン。
このあたりはあけぼの商店街という名前のようで、レトロを地で行く、わたしたちが求めている光景でしょう。
こっちにはアーケードはないものの、細い路地に飲食店や飲み屋が営業中。
このあたりにはほかにも、アーケードの横から魅力的な路地がのびていて興奮。
路地の先が駐車場やマンションになってる場所も多いけど、昔はこんな路地の周りに小さな店が無数にあったのかなと思うと、想像するだけでワクワクしちゃう。
奥の方へ進むにつれ、飲食店よりも食料品や衣料品など、生活に密着した店が多い様子。
というのも現在の久留米シティプラザという場所には2009年まで久留米井筒屋があったようで、買い物客も主婦層が、今も昔も多かったんでしょう。
商店街には東映劇場の看板も現存。やったー!
その隣には「ハイテクランド ラッキー」と書かれた居抜き物件が。
現在は生産者直売会会場になってますが、ハイテクランドとはどんな店だったんでしょう。
六ツ門商店街を抜けたところにも立派なデパートのような建物が。
こちらは2005年までダイエーだったもので、現在は改装してくるめりあ六ツ門という商業施設に。
閉店してもそのまま建物を活用してくれてるって、当時の面影が見れて嬉しいね。
さて、それではここで再び六ツ門商店街、夜の光景も見ていきましょう。
えええ・・・!?どえらい暗いんだけど歩いて大丈夫??
吊り看板と営業中の店の照明しか光っておらず、めちゃくちゃ暗い。
アーケードの下って夜になっても明るいから安心感があるんだけど、これでは猫が歩いていることにも気づかないくらい暗くて怖い。
あ!もともとなんの店だったかわからなかったハイテクランドだ!
シャッターには「想像を超えた未来空間。」って書かれてるんだけど、結局なに屋だったのか。
※調べてみるとゲームセンターだったもよう。
続きまして、前回も来ました文化街商店街です。
相変わらずのステキな佇まいで、思わず足を止め見とれてしまいますね。
アーケードは十字にのびていて、昼は食料品店が営業し、夜は飲食店や飲み屋が開く。
このあたりが一番の歓楽街で、夜にはホステスやホストがまちにあふれる。
前回もあった立ちんぼ禁止看板も現存を確認!
看板の前に配管が設置され、より頑丈に守られる形になりました。
そしてこちらが夜の文化街商店街。
かなり明るい照明が点き、安全性を確保。
これなら夜遅くまで飲み歩いてても安心して帰れますね。
そして最後は、かつての市場を活用した日吉村。
ここもまた木造アーケードのいい雰囲気がそのまま残されていて素晴らしい!
さすが久留米さま、わかってらっしゃいます。
レトロ“風”ではない、本物のレトロを活かした駄菓子屋さん。
いくつかのアーケードが寄り添い複雑な形をしている日吉村。
広い入り口には万国旗もぶら下がり、お祭りのような高揚感を後押し。
入ってる店の多くは居酒屋系だけど、中には昼から営業してる店もあって、普段使いしてるお客さんも訪れるいい場所。
それではお待たせしました、日吉村、夜の光景です。
夜は夜で賑わっている店もあり、照明も明るく入りやすい雰囲気。
昼は昼、夜は夜の良さがあるので、両方歩いてみよう。
日吉村
住所: 福岡県久留米市日吉町26
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