千葉県銚子市の端の端、日本で一番早く日の出が見れる珍スポットがこの辺にあるというわけで、ナビに従いやってきたんだけど、え？どこ？？
こっちで大丈夫？？



かろうじて作られたワダチに導かれてたどり着いたのがここ。
こ、これ？？不穏すぎるんだけど？
傷んだ鳥居に迎えられ、おそるおそる進んでみると




鬱蒼とした森。
うわ～これがよく言われる“ジブリみたい！”な光景か！
実際に見るとなにか起こりそうで薄気味悪いな。




えいやっ！と森を抜けると広場になっていて、
わ～！！！すごい！！！
鳥居が魚になってる～！！！



神社のいわれによると
今から350年前に銚子へ来た長久郎という漁師が、魚が大量に獲れる銚子沖の海にほれ込んで、この大漁がこの先もずっと続いてほしいと思い、大漁を願ってお稲荷さんを建立。
地元の人はこのお稲荷さんを「長久郎稲荷」と呼び、いつしかそれがなまって「ちょぼくり稲荷」となったそうな。
月日が経ってボロボロになったため、2002年ごろに社殿を新築。
しかし2011年の東日本大震災で壊滅的な被害を受け、全壊してしまったため再建。



そこで、ついでに町おこしもしよーってことでこの魚の鳥居が完成。
これは今までありそうでなかったアイデア！！
めちゃくちゃインパクトあるし、かわいいし、最高じゃん！



鳥居になってる魚は銚子港でよく獲れるサンマとイワシ。
細身のフォルムが鳥居にぴったり。
しかし鳥居の傷みは激しく、魚たちもかなり色が剥げてしまっている様子。
さすが太平洋に面した海風は強烈なんだな。



魚を鳥居にしたことで一躍有名になった！ということで、銚子だけに調子に乗ってタイも追加。
めでたい叶えたい授かりたいとの願いも掛けてあるんでしょうか？
こっちは高さがあるからか、強風に耐えるべくロープでぎちぎちに縛り付けてあります。



鳥居の足元にはうなぎかな？あなごかな？
それにウロコまで描かれ、大漁祈願の神社らしくてすごくイイ！




海風が直接当たらない裏側を見てみると、こっちはまだ色が残ってる！
完成当初はこの状態だったんだ～



そしてこの小屋が社殿。
誰もいませんが、正月くらいは開かれるんでしょうか。



正面にはなぜかバスケットゴール。
その下には「心の大当たり」
なに？？どういうこと？？



壁につけられたどう見ても郵便受けが賽銭箱とのこと。
心もとなさすぎない？




社殿が崩れてしまったときにまとめられた神様たち。



さらに先端の方にも鳥居が。



ここからが日本一早く日の出が見えるスポット。
丘の上にあるため太平洋が一望できて眺め最高！！



ちなみにこの鳥居、金の鳥居らしいんだけど、これもまた海風で塗装が剥げ、言われなきゃわからないほどに。
こりゃ定期的に塗りなおさないと、すぐボロボロになっちゃうな。



ちょぼくり神社の再建はまだまだ途中らしく、今後も施設が追加されていく予定とのこと。
これは今後が楽しみ！！


ちょぼくり稲荷神社

住所：　千葉県銚子市長崎町10744




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