お城の城下町として栄えた八代市の中心地。
キャバレーニュー白馬のすぐ近くにも、巨大なアーケード商店街があるのでいっちょ行ってみましょう。
それがこちら。
全国の商店街に使われる名前トップ3に入るのでは?と思ってる、本町商店街です。
HONMACHIの上には蕪と蝶のモニュメントが。
これは一体なんでしょう??
アーケードの中にもあった。
こうしてみるとサボテンかヤシの木に見えなくもないですが、蕪ですねこれは。
なんで蕪なの??
その疑問はクイズ番組のごとく、すぐ解決されました。
柱につるされた旗には八代の祭りに使われる山車が描かれていて、そこに蕪と蝶が載ってるじゃん!
こういう知らない地元の祭りや、その象徴が商店街に飾られているのを時々見かけるけど、旅情を感じられて非常にいいですね。
ここは本町1丁目。
アーケードのある本町商店街は1丁目から3丁目まであって、やはり丁ごとにアーケードの形や吊り看板など、デザインや装飾が違ってて個性を出しがち。
これは商店街あるあるなので覚えておいてください。
ここからは2丁目。
1丁目とアーケードのデザインや、アーケードからぶら下がる吊り看板の有無など、違いを探してみよう。
またここにだけ七夕のくす玉や、笹飾りが並んでることから、2丁目が企画したものということもわかりますね。
アーケードの中は衣料品や薬局、食料品や喫茶店など生活に密着した店が並ぶ一方、アーケードの周りにはカラオケやキャバクラ、スナックに居酒屋といった飲み屋街が広がっていて、昼も夜も賑わう街並み。
こういう生活と娯楽が一緒になってるまちは歩くのが楽しいんだよな~
キャバレーニュー白馬の近くにあった白馬ビル。
キャバレーと関係あるのかな?
見てよこの看板の数!
ビンゴカードみたいにプチプチへし折りたくならない?
ニュー白馬以外にもいくつかキャバレーと名のつく店があって、非常に楽しそうで景気のいい雰囲気。
こういうまちなみ、大好きです!
飲んだ後の〆として使われるお茶漬け・みそ汁の店も。
酒飲めないんで、ふぐ汁・だご汁で酔うたろかな~
夜来てみたらめちゃくちゃ雰囲気のある店に進化。
新しく作ろうにも、この風情は出せないっしょ。
地縛霊のごとく文字がうっすら読める看板には、歌って!踊って!八代パラダイス
夜来てみたら、1階は花屋さんでした。
商店街は昼も夜も訪れてみて、違いを見つけるのが楽しいですね。
フルーツを擬人化したシャッターアート
“男を創る”紳士服のマルクラ
最近こういうキャッチコピーって見かけないよね。
シャッターが開いたらめちゃくちゃ奥行きのある大型店なことが判明。
これならあなた好みの男が創れる!
商店街ならではの、ここでしか出会えない老舗も多く、これぞイオンでは見られない特別な光景。
店構えに歴史とプライドを感じるよね。
鶏肉を焼きながらピースをする陽気なニワトリ。
そろそろこういう自虐的な看板にまで、どこかから正式にケチがついたりするんでしょうか。
時間が早朝すぎて誰も歩いていない商店街でも、こうして装飾がごちゃごちゃあることで、人通りのない寂しさを紛らわす効果があるんですね。
熊本といえばどこにでもいるのがくまもん。
ほかのキャラが霞むくらい存在感が強いので、街を歩いていてもくまもんしか目に入らない。
2丁目アーケードのファサードはこんな感じ。
出雲殿のような教会風の雰囲気で、上品な作り。
続きまして、ここからは本町3丁目。
ファサードにはステンドグラス調の美しい装飾が目立ちますね。
本町3の左隣にはカッパをイメージしたイラストも。
このあたり、カッパが多く生息しているのでしょう。
ちなみに商店街から川の方へ歩いて行くと、うわぁ!!巨大なカッパがいる!!
実はやっぱり八代市にはカッパ伝説があるらしく、昔々「九千坊(きゅうせんぼう)」というカッパが9000匹ものカッパを引き連れて中国からやってきたのだそう。
さらに川の近くまで歩いて行くと、うわぁ!!ここにもいる!!
まちに溶け込みすぎて、誰も気にも留めていないけど、めちゃくちゃ大きなカッパいますよ!
カッパのヒザにはネコちゃんがちょこん。
絶好のフォトスポットですね。
商店街に戻って3丁目のアーケード。
写真ではわかりにくいけど、両サイドにだけアーケードが架かってて、真ん中の明るい部分にはアーケードがないタイプ。
1丁目2丁目とは大きく違いを見せてきてますね。
スクリューカット師範講師の店。
信頼と実績で安心感があるな~
3丁目は特に老舗率が高くて、レトロ好きが好む雰囲気。
シャッターが閉まってても2階部分の装飾が美しいから、つい立ち止まって見とれちゃう。
文字が独特のデザインで目を引くしょうの。
整然と並ぶ制服に見とれちゃうことしばしば。
中央の小学校の制服、帽子との色の組み合わせがめちゃおしゃれでかっこいいな。
本町商店街を突き抜けると、こっちのファサードはまた違ったデザイン。
本町1丁目から3丁目までの距離は730mと結構長く、歩くのが楽しい商店街。
キャバレーニュー白馬でお楽しみの前に散策してみては。
本町商店街
住所: 熊本県八代市本町1丁目
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