県内最大規模の飼育数を誇る、池田動物園へやってきました。
ここはなんでも、岡山藩主の孫と昭和天皇の四女夫妻によって開園されたとか。
なんとも由緒正しそうですね。
入場して早速出迎えてくれるのがこちら。
うひょ~!!めちゃくちゃいい!!!
擬人化された動物たちの足元には“中国三大珍獣展記念”の文字が。
どうやら昭和63年、瀬戸大橋開通記念で開催されたようで、そのときあのみんな大好きジャイアントパンダと、孫悟空のモデルと噂のキンシコウが3か月限定で展示されたとのこと。
右のレッサーパンダは昭和61年に西安動物園からやってきていて、今でも飼育されている人気者。
珍しい動物たちは後ろ足で立ち上がった上、アメカジや礼服を着こなすとはまさに珍獣!
園内をぶらりしてみると、いたるところでレトロを体感。
時代を感じるいい熟成ぶりにうれしくなっちゃう。
ここは山を利用した動物園で、園内の大半は山の斜面に作られているため、歩きやすいスニーカー推奨。
地図を見るといくつか白く消されている箇所が…気になります。
最初は動物園の花形といえる大型動物、キリンだ~
背筋ピーンとして木の葉をモシャモシャしてるよ~
低い位置に置かれた固形飼料を食べるために、穴の中に舌を入れ、ベロベロと動かしてなんとか食べている様子。
これはエサを食べる時間を長くして、退屈な時間を減らすための工夫なんだとか。
わたしだったら食べにくくてイライラしちゃうけどな。
ここの動物園は株式会社が運営しているため、常に資金難の状態。
そのためいろんな企業さまからの支援によってなりたっています。
だから一般的な市営の動物園より入園料が割高なんだけど、みんなも応援しよ?ね?
これらは家柄のいい経営者夫婦のご趣味なんでしょうか。
しれっとたたずむ彫刻作品が、園内の雰囲気を優雅に演出しています。
こちらはおなじみ、瞳孔の開いた目バキバキアニマル。
空いたスペースには、動物園オリジナルプリントシール機を設置して、空間を有効活用。
誰もいないのに永遠に流れる機械のBGMが、あたりをより悲壮感に包む。
さて、ここチンパンジーのいる檻で必ずやってほしいのがこれ。
チンパンジーなかよしToyッチャー
これは見ての通り、UFOキャッチャーでエサをすくって、チンパンジーにエサをあげようってシステム。
なにこれ!楽しそう!!
いっちょやってみよーっと。
エサの上にアームを止めればほぼ100発100中エサをすくうことができる、めちゃくちゃ簡単なゲーム。
よし!!エサすくえたぞ~!!
アームがスロープへエサを落とすと、隣でチンパンジーがスタンバイ。
すると、写真では見えにくいんだけど、チンパンジーが穴に木の枝を差し込んでエサを動かし、穴へ入れることでエサをキャッチする!
しかし1回それを人間に見せたらすぐ休憩しちゃうチンパンジー。
もう1度見たい!とお金を入れて機械を動かすと、再び音に反応してチンパンジーがスタンバイ。
そして1回だけやってみせるとまたすぐ休憩という、“音がしたらエサを取る”という労働を見せてくれるチンパンジー。
わたしたちもこんな風に、与えられた仕事だけこなせばそれでいいんじゃないでしょうか。
そのほかにも群れをなすフラミンゴや
この牛乳使った製品なんでもうまいでおなじみジャージー牛
動物園から逃げ出して野生化し大繁殖。
今じゃ田畑を荒らすことで知名度を上げた、伊豆大島や房総半島の嫌われ者、キョン
ダムで沈む予定だった民家も園内に移築して展示
動物園のウケ狙い。ヒトが入って写真を撮る檻。
最近来園した注目株、アメリカバク
タヌキってだけで珍しいのに、さらに珍しい真っ白なホンドタヌキ
小屋から外を眺める、控え目なラマ
園内の端っこには開園65周年に作られたゾウのオブジェも大切に保存。
紹介した動物はほんの一部なんだけど、ほかにも山の斜面にめちゃくちゃたくさん動物がいて見ごたえ充分。
市内中心部からバスでも行けるのでぜひ。
池田動物園
住所: 岡山県岡山市北区京山2丁目5-1
TEL: 086-252-2131
開園時間: 9:30~17:00
定休日: 水曜日
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