
2021年11月、コロナの影響と老朽化などでいつの間にか休業中だったホテルニューアカオは、休業中のまま突然、営業終了のお知らせを発表。
それを知ったレトロ好きは、その後開催された熱海のアートイベントの会場として使われることになったニューアカオへ。
最後のお披露目会だと思い、長蛇の列を作って、アート作品じゃなくてホテルそのものを撮りに行ったのは記憶に新しい出来事。
経営者が変わり、ACAO SPA & RESORTと社名を変更し、これからは中国人の富裕層向けになりますよとか、あのレトロなホテルはもう泊まれませんよとか、このあたり一帯を開発しますよとか、実際にロゴが変わってしまったニュースを見ては、悲しみに暮れていました。
あ~あ、レトロな雰囲気が好きだったのに、その良さも価値もわかんないような人に使われちゃうのか~

ところが2022年11月、ACAO SPA & RESORTは、ホテル事業を売却。(今後はホテルのそばにあるアカオ・フォレストを中心とするリゾート事業運営に集中。)
ホテル事業は、ビジネスホテルなどでおなじみのマイステイズ・ホテル・マネジメントが引き継ぐことになり、なんと2023年7月、あの騒動からわずか2年もしないうちに営業再開!!
え!?そんなこと本当にあるの!?信じられない!

本当にありました!
こちらが復活したホテルニューアカオです!
レトロな建物も、あのロゴも、ちゃんとしっかり残ってるじゃん!!
マイステイズホテルさま、ありがとうございます!!これからも利用させていただきます!
とはいえ、再開に伴い、内装の一部はリニューアルしたとのこと。
一体どこまで残っているのか、見ていきましょう。

まずはさらっと歴史を紹介。
戦後まもなく熱海駅前に創業した土産物店「赤尾百貨店」から、新たな事業として昭和29年に「赤尾旅館」を開業。

その後昭和48年、景勝地である錦ヶ浦の自然の中、断崖絶壁に20階建て・250室のホテルニューアカオが完成。
現在はオーシャンウイングという名前になっていて、ここに昭和レトロな空間が詰まっている。

平成6年には崖の上に、ロイヤルウイングという新館を開業。
比較的新しい建物だけど、ゴージャス感は見逃せない。
現在はホライゾンウイングという名前で、館内でオーシャンウイングと繋がっているので、合わせて見学していこう。

レトロ好きにおすすめのオーシャンウイングに泊まるとすると、ロビーはいきなり17階からスタート。
その下の階にあたる15階と、メインダイニングがある2階、それと1階が今回の見どころ。

早速、ロビーのある17階からこれ!
すごい!!豪奢なシャンデリア!!
しかも余すことなく全部の電球が光ってる!!


くぅ~!!どっからどう見てもステキすぎる!!
断崖絶壁に建ってるから、窓の外は遮るものなくオーシャンビュー。
これは誰でもテンションあがっちゃう!!


奥はちょっと広くなっているラウンジ。
天井から床までレトロなデザインにしびれちゃう。

螺旋階段を下りて15階へ。
その踊り場にある鏡もステキ。

こちらは15階にあるサロンド錦鱗(きんりん)。
時々ダンスパーティーやイベントに使われるようだけど、現在ここは「フリースペース」。
こんな豪華なフリースペースあるかいっ!


眺めも最高で、まるで海に浮かんでいるかのよう。
本当にここを残してくれて、復活してくれて、ありがとうございます!!


ステージに立ってカラオケでもしたら気持ちいいでしょうな。


ところ変わってこちらは2階にある、メインダイニング錦へと繋がる通路。
赤い絨毯にレンガ調のトンネルは、より一層クラシック度を高めます。

そして突き当りが、お食事会場であるメインダイニング錦。

中に入ると、わあーーー!!!すごい!!!
壮観すぎて見とれちゃう!


2000平米もあるという優雅な作りはまるで宮殿のよう。
大きな窓際では、ピアニストによる生演奏も始まり、めちゃくちゃ贅沢な時間。
ありがとうございます、しあわせです。



そろそろ舞踏会でも始まりそうな雰囲気。
みなさんスリッパにパジャマ姿だけど大丈夫?

食事を終えたらついでに夜の風景も。
シャンデリアは夜になるとさらに輝きを増し、より美しく。

熱海の夜景と、ガラスに映るシャンデリア。
ロマンチックすぎてツライ。

アーティスティックな時計と、ここにも壁に反射するシャンデリア。


フロントの壁や照明もよく見ると、デザインが凝っててステキ。
リニューアルされたとはいえ、大部分のレトロは残っててよかった~


ベランダに出て夜風にあたりながら、夜景を眺めることも可能。
頼むから誰か、後ろから抱きしめてくれませんか?



再び夜のサロンド錦鱗。
漆黒の海に浮かぶシャンデリアが美しすぎる。

ついでに15階から繋がっている、崖の上に建つホライゾンウイングも見ておきましょう。

壁にはなにやらおしゃれなクジラのアート作品が。
かっこええやん。

絨毯が砂浜みたいになってる~!
おしゃれでいいな~

ここの2階にも、海が見渡せる絶景のラウンジが。

隣にはおみやげショップも開いていて、あのロゴのTシャツも。
やっぱりロゴはこれじゃなくっちゃ。
わかってますね。

朝のメインダイニング錦。
朝見ても美しい~!!

巨大な窓からはすぐ目の前に錦ヶ浦の絶景が見え、水しぶきを感じるくらい海面がそばまで迫っている。
2018年には高潮でこのガラスが割れてしまう事故があったけど、しっかり修復されてて、どこが割れたのかもわからないな。

レトロな壁が残る、1階へと続く階段。
この階段と1階の床が、リニューアル前は赤い絨毯だったのに貼り替えられてしまった。
絨毯は劣化するから仕方ないよね。


1階にあるゲームコーナー周辺。
ここも、壁紙や床が貼り替えられ、さらに矢印の部分に映る装飾は以前シャンデリアだった。
このあたりも老朽化が激しかったんでしょうか?


部屋の扉はオートロックではない、古いタイプの鍵開け式のままだけど、絨毯や壁紙など、老朽化が目立ち、貼り替えやすい場所は改装されてしまっている様子。
それは見た目をよくするためにも仕方がないし、ホテルニューアカオのメインであるロビーやサロンド錦鱗、メインダイニング錦がレトロなままなのは非常にありがたい。

だけど、最初の方にも紹介した、ホテルの地図が貼られたコレ。
ここには以前お土産コーナーがあって、この地図の壁には「記念旅行」と書かれていた。
記念旅行の下には
1年 紙婚式
2年 藁婚式
3年 巣婚式
5年 木婚式
7年 花婚式…
と、結婚してからの経過年数でつけられた結婚記念日の名称と、
60歳 還暦祝
70歳 古稀祝
77歳 喜寿祝…
と、長寿祝いの年齢と名称が並んでる、レトロでステキなものだったのに。
おそらくこの地図をはがしたらそれが出てくるのでは?
地図なんて、チェックインで手渡されるパンフレットにも、館内のいたるところでも見ることができるのに、なぜわざわざなくしてしまったの??
レトロ好きがなにを好むのか、わかってると思ったのに非常に残念。

とはいえ、その“記念旅行って書いてある壁ってどこですか?”と尋ねると、何人ものスタッフで探してくださったり、アートイベントの写真を見せ、“この部屋はどこですか?”と聞くと丁寧に教えてくれたりと、ホスピタリティは最高でした!!ありがとうございます!!
レトロ好きはテンションあがること間違いなし。
次の連休は熱海へ、今すぐ予約しちゃおう。

ホテルニューアカオ
住所: 静岡県熱海市熱海1993-250
TEL: 0557ー83-6161
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