阪急淡路駅前にやってきました。
こちら、駅の再開発に伴いバージョンアップされた東口の駅前には、真新しいアーケード商店街がお目見え。
どうやら商店街丸ごと位置をずらして、建物もアーケードもイチから造り変えたようですね。
東淡路商店街です。
駅前の広場を挟んで１番街２番街と名前が付いてるそうですが、アーケードの見た目はまったく一緒。
2014年にアーケードが新しくなったようなので、ちょうど10周年ですね。
商店街ごと新しくなっても、ちゃんとアーケードをつけてくれるってすごくないですか？
ほかの街だったら商店街は解散して、個々の店がそれぞれ移転するか、商店街が残ったとしても維持だけでも巨額の費用がかかるアーケードまでつけてくれるでしょうか。
新しいアーケードには丸い照明がつけられ、白いアーケードってこともあってまるで宮殿のよう。
これがあと30年くらいしていい感じに経年劣化したら、レトロでいい雰囲気が出るんでしょう。
反対側のファサードもまったく一緒。
同じものを同時に発注した方が安くなったんでしょうか。
阪急淡路駅の西口に行くとこちらは、淡路本町商店街です。
西口東口、両方にそれぞれ商店街があるなんて贅沢ですな～
こちらは距離がある分、店もひと通りも多くにぎやか。
マクドナルドやすき家などのチェーン店から、歴史のありそうな個人商店まで幅広いラインナップ。
それにしても、350mほどの商店街の中に、３軒もパチ屋があるってなかなか見ないのでは。
商店街のにぎやかしの一端を担っていますね。
商店街の中では宝来市場が営業中。
商店街にくっついてる市場もどんどんなくなってるから、貴重な存在よね。
とはいえ、ここもかつてはもっと広かったようだけど、面積が大幅に減少。
それでも変わらず営業している光景が見られるのはありがたいですね。
市場の横には淡路東宝という映画館があった様子。
映画館そのものは2017年に閉館してしまってるんだけど、建物は現存。
右側に見えるシャッターが閉まってるところや、建物の壁には映画のポスターや予告が架かってたんでしょう。
閉まってても建物があるってだけで想像が膨らみますな。
映画館の建物の横にある路地には、トーホーという喫茶店が営業中。
ここも映画館が経営していたんでしょう。
映画上映までの時間つぶしにカフェでのんびり読書タイムなんて、余裕のある人生を送りたかったな。
アーケードから少し脇道に入ると、激渋市場跡を発見。
公認地蔵市場だって。
地蔵市場の横には実際にお地蔵さまが鎮座。
ストリートビューを見る限り、2016年までは地蔵市場と商店街が繋がっていて、商店街側には宝来市場のような広い入り口があった様子。
ストリートビューで確認してください！
現役時代の看板が現存。
当時のものを見つけるたび、もはや遺跡を発掘しているような気分に。
続きまして、淡路駅の次、上新庄駅へ。
ここにあるのが、みんな大好き稲荷商店街。
どうですかこの貫禄！かっこいいですね！
アーケードは開閉式のテント素材なだけに、劣化が激しくビンテージな風合い抜群。
この素材じゃなきゃ出せない雰囲気に、多くのレトロファンの目をくぎ付けにしております。
さて、じゃあ奥の方まで歩いてみましょうと思ったら、あれ？？途中でアーケードがぶち切れてる！
え！どういうことですか？？
なんと、反対側の入り口からアーケードの撤去真っ最中！！
たしかにあの状態では積み重なったアーケードの歴史が落下してきて危ないけど。
アーケードがなくなってしまうのは仕方がないことでも、やはり悲しいですね。
稲荷商店街のすぐそばには、開放的な小松商店街もあるとは。
入り口にアーチだけあるけど、もしかしてこれ、かつてはアーケードのファサードだったんじゃない？
しかもこれ、よく見ても見なくても、風が吹くとピロピロなびくスパンコール！
スパンコール看板てエモくないですか？？
光が当たるとキラキラ光ってキレイだし、デジタルじゃない不規則な動きをするアナログ感になつかしさがあるんだよね。
道幅は広く、車がぎゃんぎゃん通る商店街には個人商店が肩を並べていて、いかにも下町といった風情。
残したい日本の風景100選に選定！
稲荷商店街
住所： 大阪府大阪市東淀川区小松１丁目4-17
★★★お知らせ★★★
商店街好きの私が今まで巡りに巡ってきた300カ所以上の商店街から、選りすぐりの50をまとめた本「商店街さんぽ ビンテージなまち並み50」（学芸出版社）が発売中です！
商店街とその周りの見どころや、楽しみ方を紹介しています。
路地好き、レトロ好きに大好評！！
詳しくはこちらから↓
★ブログのFacebookページができました！更新情報をお届けします！↓
BQ B-spot explorer
