福島県にある高原のてっぺんに、イギリスがあるってご存知?
謳い文句も「パスポートのいらない英国」ってんだから、ずいぶん大層なこと言うじゃない?
でもね、先に結論からいうと、これが想像以上にイギリスだった!!
でもね、先に結論からいうと、これが想像以上にイギリスだった!!
1時間に1本しか止まらない東北新幹線新白河駅から車で40分。
いくつかの山を越え、ヘアピンカーブと急斜面の坂道を登ると、ついに到着しました。
こちらがブリティッシュヒルズです!
入口から、なにがなんでもイギリス度を高める、ユニオンジャックの並木道。
ここは正真正銘、見ての通りのイギリスです。
ここは正真正銘、見ての通りのイギリスです。
ブリティッシュヒルズでやること
とにかく写真を撮ろう!
ブリティッシュヒルズには、レセプションや食堂、おみやげショップがあるマナーハウスというメインの建物と、9つの宿泊棟と、カフェとレストランがあって、ひとつの村のようになっている。
宿泊しなくてもカフェやレストランで食事をしたり、マナーハウスの中に入ったり、街並みを散策することもできるので、お近くの人はぜひ…と言いたいところだけど、どこから向かってもここへたどり着くにはかなり時間がかかるので、絶対宿泊するのがおすすめ!!

まずは街並みを散策してみよう!
メインストリートの両側には大きな建物がいくつか建っていて、これらは宿泊棟になっている。
じっくり歩いてよーく建物をなめ回しながら見ていると、イギリスの建物を再現しているわりにはよくできてるし、本物っぽいな〜ということが、素人目で見ても建材の質感や、日本とは違う家の造りからわかる。
それもそのはず、これらの建物はイギリスから運んできた建材を使い、イギリスの建築様式をイギリスの職人とともに再現したものだそう。
メインストリートの両側には大きな建物がいくつか建っていて、これらは宿泊棟になっている。
じっくり歩いてよーく建物をなめ回しながら見ていると、イギリスの建物を再現しているわりにはよくできてるし、本物っぽいな〜ということが、素人目で見ても建材の質感や、日本とは違う家の造りからわかる。
それもそのはず、これらの建物はイギリスから運んできた建材を使い、イギリスの建築様式をイギリスの職人とともに再現したものだそう。

さらに宿泊棟は12~18世紀にかけて建てられた英国の民家を時代考証に基づいて再現。
建物から家具、調度品やインテリアまで、その時代様式のアンティークを採用し、カーテン、ベッドカバーの柄など、細部にまでこだわっているという徹底ぶり!これはすごい!!

国内には、ハウステンボスやポルトヨーロッパ、志摩地中海村や湯布院フローラルビレッジなど、外国の街並みを再現したテーマパークはいくつかあるけど、ここまですべての建物を「現地の建材・家具・職人まで含めて再現」という場所はさすがになくて、できても外観のみはそれっぽいけど、建物の中に入っちゃうと使いやすさ優先で見た目は普通というのが当たり前。

国内ではほかに、ここまで完全に現地の家屋を徹底的に再現しているのは、野外民族博物館リトルワールドだけ!ということはつまり、ブリティッシュヒルズは博物館級というわけ。
リトルワールドは実際に現地で建っていた家屋を分解して移築したり、現地の家屋をモデルにして、現地から建材を輸入し、大工を招いて復元。
さらに生活道具・調度品も現地で収集した本物。
やはり「本物は違う!」ということを実感できるので、本物に触れるって大事なんだな〜
さらに生活道具・調度品も現地で収集した本物。
やはり「本物は違う!」ということを実感できるので、本物に触れるって大事なんだな〜

9つの宿泊棟にはそれぞれその時代に活躍した人物の名前がついているんですね。

たとえばこちらの宿泊棟は「レン」
17世紀のロンドン大火後、町の復興に尽力したオックスフォードの建築学者サー・クリストファー・レンから名付けたもので、現在ロンドンの名所の一つである聖ポール大寺院の改築も、彼の設計に基くもの……ほう。

「ベントレイ」
17世紀を通じて英国での古典学を確立した、ケンブリッジ大学のベントレイ教授の名前から……ほうほう。

「ターナー」
18世紀後半から19世紀にかけての英国の大画家サー・ジョゼフ・ターナーの名前は、明治の日本にもいち早く知られ、夏目漱石の“坊ちゃん”にも登場している程……ほうほうほう。

私が泊まったのはこの「ドレイク」という名前の宿泊棟。
ドレイクとは、16世紀の後半にスペインの無敵艦隊を撃破し、海軍王国イングランドの基礎を築いたサー・フランシス・ドレイク提督からつけられたもの……ちょっとマニアックすぎて、なに言ってるのかわかんないですね……

イギリス気分をあげる、英語で書かれた案内表示。

イギリス気分をあげる、ロンドンバスを思わせる赤いトラック。
ドレイクとは、16世紀の後半にスペインの無敵艦隊を撃破し、海軍王国イングランドの基礎を築いたサー・フランシス・ドレイク提督からつけられたもの……ちょっとマニアックすぎて、なに言ってるのかわかんないですね……

イギリス気分をあげる、英語で書かれた案内表示。

イギリス気分をあげる、ロンドンバスを思わせる赤いトラック。

そしてこちらが、ブリティッシュヒルズの中心となる、マナーハウスと呼ばれる建物。
英国貴族は、王から与えられた領地に荘園(領主が農民を使って経営した自給自足の私有地)を営み、その中の屋敷に住んでいたんですって。
その領主の屋敷がマナーハウス(manor house)。
その領主の屋敷がマナーハウス(manor house)。
この建物は12~13世紀に作られた古いお城をベースとして、内装は19世紀の建築様式を取り入れたマナーハウス、という想定で作られたもの。
こちらも当然、建材は現地から運び、当時の建築様式を現地の職人と再現。

正面玄関を入ってすぐのところにある、ブリティッシュヒルズの玄関ともいえるこのレセプションが一番こだわっていて、一番お金がかかっているとのこと。
そりゃそうだよな〜!

正面玄関を入ってすぐのところにある、ブリティッシュヒルズの玄関ともいえるこのレセプションが一番こだわっていて、一番お金がかかっているとのこと。
そりゃそうだよな〜!

あとでわかったんだけど、天井のこの漆喰彫刻はなんと、英国王室御用達、イギリスの最高級洋食器ブランド、ウェッジウッドの職人が手掛けたんですって!!
ええ!ようやく知ってる名前出てきた!!
ええ!ようやく知ってる名前出てきた!!

まずはチェックインしよう!
15時からチェックインができるので、まずはチェックインしてみよう。
ブリティッシュヒルズは1994年に、東京にある神田外語グループが、語学研修・英国文化体験のために、本物の異文化空間を作ろうとして始めた施設なんですね。(ちなみにブリティッシュヒルズを造る際、イギリスの北部にあるハイランド地方のまちとまったく同じ気候であるこの土地が選ばれたという、土地から再現度がすごかった!)
というわけで、ブリティッシュヒルズ内でスタッフが話しかけてくるときは、基本すべて英語。
とはいえイギリス人のほかに日本人のスタッフもいるし、ジャパニーズプリーズとか、ポカンとしてたら、察して日本語で話してくれるのでまったく問題なし!
というわけで私も早速、得意の中学英語と愛想笑いでチェックイン。
カウンターには見るからに彫りの深いジェントルマンがいらっしゃったので
「アイ ハブ ア リザベーション……」
「(英語で)説明は英語と日本語どっちがいい?」
「ジャパニーズプリーズ」
途端に日本人スタッフに変わって説明を聞くことに。
あ〜日本語ってわかりやすいなあ!!


案内された宿泊棟のドレイクへ向かい、部屋へと入ってみると…
おおお〜!!すご〜い!!ロッジ風で素敵!!
私は今回、せっかくなのでもっともラグジュアリーなスイートルームに宿泊。
ひとりでね!!
私は今回、せっかくなのでもっともラグジュアリーなスイートルームに宿泊。
ひとりでね!!
アンティーク家具のことはよくわからないんですが、お高そうということはデザインや質感でなんとなくわかります。
古い建物を再現!とはいえ、冷暖房や水回りは現代風でまったく問題なし。
ただし冷蔵庫はないので注意。
ただし冷蔵庫はないので注意。

テレビをつけるとなんと!イギリスのBBCニュースが流れてる!!
なんで!!ここまで徹底するとは…!!
なんで!!ここまで徹底するとは…!!

部屋は2つあって、隣はベッドルーム。


いくつかある扉を開けるとクローゼットになっていて、中には自由に着用できるブリティッシュヒルズオリジナルマントが入っている。

そしてその奥には、英国伝統様式のバスルーム(クラシックな猫脚のバス)が!
すごい!こんなお風呂初めて見た!!


いくつかある扉を開けるとクローゼットになっていて、中には自由に着用できるブリティッシュヒルズオリジナルマントが入っている。

そしてその奥には、英国伝統様式のバスルーム(クラシックな猫脚のバス)が!
すごい!こんなお風呂初めて見た!!
隣にはシャワールームがついてるので、シャワーで体を洗ったあと、猫脚のバスであったまるのがおすすめ。

電話の受話器のようなかわいいシャワー。
こんなお風呂に入ってみたかったよね~

こちらはアンティーク調レトロデザインのバスルーム・トイレ用陶器を製造している、B.C. Sanitanというメーカーのもの。
めちゃかわいい~

各宿泊棟には、宿泊客のみが使える休憩室があって、ここにも時代に合ったアンティークの家具や調度品が置かれている。
窓やシャンデリア、暖炉など、一般の日本家屋にはない造りのものばかりで、あちこち見回すのが忙しい。

階段は吹き抜けになっていて、大きな窓からたっぷりの光が入って美しい~!!
窓のサイズにあった長いカーテンもエレガントでステキでしょ?

マナーハウスを見学しよう!
宿泊者は無料で、宿泊しなくても有料で見学できるマナーハウスの2階は絶対に見ておこう!
朝7時〜夜22時まで見学できるので、だれもいなさそうな時間を狙って訪れるのが吉。
朝7時〜夜22時まで見学できるので、だれもいなさそうな時間を狙って訪れるのが吉。
マナーハウスは実際にあった荘園領主の城を再現というわけではなく、12~13世紀に作られた古いお城をベースとして、内装は19世紀の建築様式を取り入れたもの。
この時代の領主の城ってこんな感じだよねというイメージで造られたんでしょうか。

この時代の領主の城ってこんな感じだよねというイメージで造られたんでしょうか。

2階はアッパーホールという、マナーハウスのなかでも特に重要な客をお迎えするスペースから始まり、

領主夫人の居室であり寝室でもあるクイーンズルーム

領主の居室兼寝室のキングズルーム

形式ばらない居間として設置されたライブラリーがある。

これらに置かれている家具や調度品もすべてイギリスのアンティークで、壁や天井の彫刻はここで現地の職人が施したもの。
中には、領主の権力や財力を見せつけるために、フランスやインドなど海外の調度品もあったりなんかして、そんな、いかにもお高そうで貴重な品々をなんと、「本物に触れてほしい」ということから、実際に触ったり座ったりできるんだよ!!
すごい!!えー!!いいんですか!?

並ぶいろんな家具や調度品の数々、どれもこれも変わったデザインのものばかりで緊張が走る。
普段ほとんど見学者がいないので、誰もいないうちにぜひ写真撮ったり、ソファに座ったりして堪能しておこう。
普段ほとんど見学者がいないので、誰もいないうちにぜひ写真撮ったり、ソファに座ったりして堪能しておこう。
その②に続く↓
ブリティッシュヒルズ
住所: 福島県岩瀬郡天栄村田良尾芝草1-8
TEL: 0248-85-1313
公式サイト: ブリティッシュヒルズ
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